うちの近所の田舎のスーパーで、いつも売っているポットロースト(少量の水分と共にオーブンで蒸し焼き)用のビーフ。脂肪やすじが半端じゃなくついた、ホルモンをバンバン打ち込まれたような安い肉!(爆)


今日はそんな安い肉でも、丁寧に脂肪やすじを取り除いてワインで煮たら、殆ど味付け不要なのに、立派なおもてなし料理として活躍する一品をご紹介です。って、我家の定番なので、もう読みとうないわい!ってお叱りを受けるくらい、何度もブログのネタにしていますが...(滝汗)


来週のクリスマスまたはクリスマスイブのディナーに、とっても簡単なのに豪華で美味しいので、是非是非献立の参考にしてみて下さいませ。


ブフブルギニョン


夕べは近所に住むエゲレス人一家のお宅に、クリスマスドリンクに招待されて行って来ました。


このエゲレス人一家、たまたまご主人と奥さんが、アメリカンラブとイングリッシュラブのミックスラブを連れて我家の前の道を散歩中、旦那と立ち話をしたのがきっかけで知り合ったファミリーです。


お互いエゲレス人で、おまけに、偶然とは不思議なもので、ご主人と旦那は同じ会社に勤務していました。


それ以降、イースターのホットクロスバンズ、クリスマスのミンスパイなど、本国を懐かしむものを作る度、おすそ分けをして上げています。


今回は先方から招待されたクリスマスドリンクだったので、一昨日焼いた84個のミンスパイのおすそわけと、昨日新たに作ったクリスマスカラーのバッテンバーグケーキをお土産に準備しました。


12歳の娘さんと10歳の息子さんにと思って作ったバッテンバーグケーキ。ところが誰よりも喜んだのはご主人でした。ちょうど去年の今頃、エゲレスに住むお母さんを乳がんで亡くされていて、そのお母さんが生前よく作っていたのだそうです。


喜んでもらえてよかった。作った甲斐があったというものです。


この手作りのお菓子の他に、シングルモルト1本と、もう1つ、海外に住むエゲレス人なら、皆、見たら必ず泣いて喜ぶという、イングリッシュベーコンをお土産にしました。


この前ハムを作るのに塩漬け用の塩を探していたじゃない。あの時、最終的に売っていたお肉屋さんに旦那が買いに行くと、そこにイングリッシュベーコンやソーセージが売っていたのです。


イングリッシュソーセージは当地のスーパーやブッチャーででもよく見かけますが、3年半アメリカに住み、初めて目にしたイングリッシュベーコンでした。旦那はそのエゲレス人家族の分も含め、大量にソーセージとベーコンを買ってきました。


これがそのベーコンです。今朝はエゲレス時代の週末の朝ごはんを思い出し、旦那がキッチンに立って焼いてくれましたよん。エゲレスでは週末の朝、旦那さんが奥さんや子供の為に朝ごはんを作る家庭が多いのです。


本場エゲレスのベーコンより、ちょっと脂肪がつきすぎですが、贅沢は申しません!これをアメリカで売っている店を、探しまくったこともあるくらいの貴重な品物。やっと手に入ったんだからね。


ソーセージもその店で買って来たイングリッシュソーセージ。イングリッシュブレックファストのお供・ブラウンソースも、もちテーブルに登場。トーストはトーストラックに並べようと思ったら、なんでもデカサイズのアメリカのパンは、分厚すぎてスロットに入らなかった!(爆)


ベーコンの味は私的には95点。イングリッシュベーコンの名で売られていても、本国で作ったものじゃないので、100%の満足感を最初から期待していなかったから、こんなものかなでほぼ満足しました。


でも、旦那は買って来た時から大きな期待をしていただけに、ちょっと不満そうでした。80点くらいしか点数を付けないでしょう。(笑)


ソーセージは、う~~ん、2、3日前にブッチャーで買ったアイリッシュソーセージの方が、本国の味により近いかなぁ...タイムを使いすぎているんだよね。それがちょっとみそをつけているって感じの味。


あっ、でも、シアトル周辺にお住まいの方で、イングリッシュベーコンやソーセージをお探しの方は、こちらのお店 で売っていますので、覗いて見てくださいませ。多分予約注文しないとダメだと思います。


ところで、トーストの横に並んでいるバターなんですが、これは先日私がポーランド人経営(?)のお店 で見つけてきたもの。エゲレス時代私が愛用していたバターなのですが、アメリカで初めて目にし、嬉しくて買いました。


ちょっと高いですが、見かけたら贅沢して一度買ってみてくださいませ。多分日本ででは輸入食料品を売った店で買えたはずです。無塩バターだけれど、兎に角旨い!


ちなみに値段のラベルが邪魔しRESIDENTに見せますが、PRESIDENTなので、お間違いのないように。(笑)


さて、今日のお料理ですが、これはもう何度も私のブログに登場した、フレンチの家庭料理です。筋のある硬い牛肉をホロホロに柔らかくなるまで赤ワインでじっくり煮込んだシチューです。


下の写真のお肉、筋や脂肪も殆どない綺麗なお肉でしょう。元々はこんなんじゃなかったのです。筋だら、脂肪だらけの牛肉でした。その筋と脂肪を惜しむことなく取り除いた結果が、これです。


筋や脂肪は捨てません!それはそれで別途処理して脂抜きをしっかりし、牛すじとして別のお料理に使います。この晩は自分達用ではなく、同様にしてしっかり脂肪抜きした牛すじとそのストックを、シーちゃんとベイ坊に上げました。大喜び!


私のブフブルギニョンのレシピは こちらの記事 に保存しています。但し、ワインやストックの量は、スープの多いものにしたかったら増やし、少ないものが良ければ減らすなど、ルールなしに適当に作っちゃってください。どうやって作っても美味しくできます!


昨日はマッシュポテトではなくローストしたポテトを添えました。旦那が外はフレンチフライのようにカリカリで、中はほっこりなローストポテトが食べたいとリクエストしたので。これはこれでマッシュとはまた全然違う美味しさがありますですぅ。


いつもよりスープを多くして作りました。これも旦那が汁気の多いのを好むので。


煮込みをお好み通りに作り、付け合せも旦那の好みに合わせたので、大満足な夕飯だったみたいです。(笑)


クリスマスまたはクリスマスイブに肉を焼くのも良いけれど、煮込み料理も悪くないですよ。準備して鍋を火にかければ、後は出来上がるまでなんもする必要がないので、その分他の家事や、食後のデザート作りに専念できます。


私はだから、ゲストを迎える時は大概煮込み料理を献立に選択します。ゲストに散らかったキッチンを見せなくても良いし、アツアツがサーブできるので。


さて、明日はプレクリスマスのローストチキンを焼こうかと思っています。どんな風に焼くかまだ決めていませんが、クリスマスまたはイブにローストチキンを焼こうとご計画の方、24日のブログ記事にしますので、参考にしていただけたら嬉しいです。

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