ここのところレシピコンテストに応募する度、“応援おねがいしま~す!”と厚かましいお願いをしております。(汗)その都度、たくさんの方が貴重なお時間を割き、リンク先にアクセスして応援ボタンを押して下さっています。有難うございます!


中でも、昨日ご紹介したアボカド・クレーム・ブリュレは、驚くほどたくさんの方が応援して下さって、今朝数字を見て、もう、本当、嬉しくて、嬉しくて、なんとお礼を申して良いのか言葉が見つかりません。心より感謝申し上げます。


さて、今日もまたまた、同じレシピコンテストに応募しようと思い創作したお料理です。


学生時代から何度もインドに渡り精通し、私の前にはインド系エゲレス人女性と同棲し、インド人よりインドに詳しい、自他共に認めるインド博士の旦那が、大絶賛したお料理です。(爆)


インディアンスタイル“おにぎり”
~ライスサモサ~

和・美・Savvy Cooking

このライスサモサは、映画・『スタンリーのお弁当箱』にちなんで作ったお料理です。コンテストの募集テーマはお弁当、映画の中で印象に残る料理はインドカレー。


お弁当、インドカレーと聞いて即思いついたのが、カレー風味のおにぎり。 ピラウライス を炊いて、カレーをフィリングにしておにぎりを作ろうかとも考えたけれど、それじゃあまりにストレートすぎるじゃない。そこでない知恵を絞りました。


じゃぁ、反対に、おにぎりと聞いたらどんなインド料理を連想するか...?答えは簡単、サモサです。(笑)そう、カレー風味のおにぎりとサモサが合体して出来上がったのが、このインディアンスタイルおにぎりなのです。


私はこの映画を観たことがないから、スタンリー少年が学校にお弁当を持って来ない理由はわからない。けど、映画のあらすじを読んで思い出したのが、以前聞いた旦那の元カノのお父さんの話。


インド系エゲレス人の旦那の元カノのお父さんは、エゲレスに行けば職にありつけ良い暮らしができると聞いて、インドでの貧しい生活を捨て、期待に胸を膨らませてやって来た移民でした。でも、エゲレスに来てみると、実際は期待とは大きくかけ離れていたんだって。


ロンドン名物の2階建てバスの車掌(現在は殆どがドライバだけのワンマンカーだけど)として働き出した元カノのお父さん。ホワイトブリティッシュから有色ブリティッシュの移民達はめっさ嫌われ、彼らと同じ社員食堂では食事をさせてもらえなかったらしい。


食堂に入れてもらえないなら外に食事に出れるかってぇと、外食するお金なんか持っていない。多分賃金も、ホワイトブリティッシュより安かったんだと思うよ。


そこで、元カノのお父さんは毎朝早起きし、パラータというパンをお弁当に焼いて勤めに出、ホワイトブリティッシュ達が昼食を食べる食堂とは別の場所で、パラータを食べて空腹を凌いだんだって。


パラータ とはチャパティの生地に細かく刻んだ野菜などを詰め、薄く延ばして焼いたパン。結構ボリュームがあり、1枚食べたら数時間は全然腹が減らないって言うボリュームらしい。元カノのお父さんはそれを1日に5枚焼いて、朝、昼、晩と食べていたんだって。


今回この映画にちなんだ料理を作りながら、古のエゲレスの移民達の苦労や、家が破産して夜逃げし、日の丸弁当が食べられる日は超ラッキーで、大概昼になると運動場で時間を潰していたという、父の子供の頃の悲しい話を思い出しちゃったよぉ。(涙)


インディアンスタイルおにぎりに仕上げたライスサモサは、日本のおにぎり同様に冷たくなってもとっても美味しいです。食後2時間くらい経ち、小腹が空いて残りを1個食べた旦那に言わせると、熱々よりもご飯に加えたスパイスの味が強調され冷たい方が美味しいとか。


ご飯に加えたお肉はサンデーローストの残りのラム。そして、そのまま食べてもとても美味しいライスサモサですが、きゅうりとヨーグルトで作るライタをサモサのソースにしてみました。


<材料 おにぎりサイズ8個分>

(生地)
薄力粉...200g+打粉用
塩...小さじ1/2
サラダ油...大さじ3
水...適宜(80ml前後)

(フィリング)
バター...10g程度
玉ねぎ、みじん切り...1/4個
にんにく、みじん切り...1かけ
温かいご飯、バズマティやロングライスの炊いたものがあれば尚良し...1/2合
調理済みのラムもしくはチキン、細かく刻む...70~80g
パセリのみじん切り...大さじ1
カレー粉、辛口がベター...大さじ1/2
クミン...小さじ1/8(最も小さい小さじ1/4軽量スプーンの半分)
コリアンダーパウダー...小さじ1/8
シナモンパウダー...小さじ1/8
塩ブラックペッパー...適宜
ガラムマサラもしくは味の素...小さじ1/8

(ライタ)
きゅうり、種を抜きおろし金で摩り下ろす...1/3本(日本のものなら1本)
ナチュラルヨーグルト...200ml
ミントの葉...大さじ1(細かく刻んだ後の量)
レモン汁...小さじ1~2
クミン...小さじ1/4
味の素...適宜

(その他)
サラダ油、揚げ焼き用...適宜

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<作り方>

1.生地を作る。薄力粉に塩と油を加え、ペイストリーブレンダーがスプーンでよく混ぜ合わせる。水を徐々に加えてひとまとめにする。打ち粉をした台の上に取り出し、滑らかになるまで5分程度捏ねる。サラダ油を塗ったラップを被せ、室温で1時間休ませる。

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2.フィリングを作る。フライパンにバターを熱したまねぎとにんにくをしんなりするまで炒める。

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3.ご飯に2と肉、パセリ、スパイス類を加えてよく混ぜ合わせる。塩、ブラックペッパーで味を調える。

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4.ガラムマサラ、なければ味の素を加えご飯に旨味を付ける。(ガラムマサラは入れ過ぎない様に注意です。あくまでも、味の素のインド版という考えで、旨味付けに隠し味程度の量を加えて下さいまし。)

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5.打粉をした台の上で1の生地を4つに分けそれぞれ丸める。丸めた生地を麺棒で直径20cm程度の円形に延ばし、スケッパーなどで2等分する。

6.2等分した生地の両端を中央で合わせ、フラワーブーケ状の三角筒にする。この時合わせ目に薄く水を塗り、合わせ目からフィリング外に出ないように指でしっかりと合わせる。

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7.6を手に持ち、筒の中に8等分したご飯を詰めて、まず、6の合わせ目のある面の端を折り込みご飯を被う。

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8.もう一方の面の内側に薄く水を塗り、7の上に重なるように折り込んでしっかりと合わせ目を閉じる。残りの生地も同様にしてご飯を詰める。

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9.合わせ目を固定させるために、ラップを被せ冷蔵庫で20~30分休ませる。

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10.ライタを作る。ライタの材料を合わせよく混ぜ合わせる。(きゅうりとヨーグルトの水分が多すぎるようであれば、混ぜ合わせる前に少し水きりすると良いです。濃度のある美味しいソースに出来上がります。)

11.フライパンに油を厚めに熱し、サモサを4個ずつ揚げ焼きする。両面がこんがりと揚がったら、ペーパーの上に取り出し余分な油を切る。

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旦那に、“ナンも準備した方が良い?”って聞いたら、そりゃあもちろん!と言う答えが帰ってきたので、以前に焼いて冷凍してあったものを2枚、レンジで温めました。付け合せの野菜は、いつもはサモサのフィリングにしているじゃがいものポリヤル です。

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お弁当、インドカレーと聞き、カレー風味のおにぎりを連想しました。そして次に、そのおにぎりから連想したインド料理がサモサだった。この写真をみると、その理由が分かるでしょう!(笑)

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中を割るとこんな感じ。できるだけご飯はべちゃっとさせず、パラパラ気味に作るのがインドっぽい。私はライタをたっぷりつけて食べたけれど、旦那はご飯の味が大層気に入り、ライタはポリヤルと共に食べ、サモサはそのまま食べていました。

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ちなみに中に入れるお肉は、やはりインドってことでラムがチキンとレシピには書きましたが、牛や豚のミンチ肉をパラパラに炒めたものでも良いし、ハムやベーコンなどの食肉加工品、もしくはツナや鮭缶、瓶詰め鮭フレークなどでも美味しくできるはずです。


私はブログを早6年以上やっていますが、ランキングで1位になった経験は数えるほどしかしていません。でもね、例えばブログ村のランキングを例にとるなら、私のアウトポイントは常に1位だよ!


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皆様、いつも応援して下さって本当、ありがとうね。また本日の料理もレシピコンテストに応募しますので、こちら にアクセスして応援していただければ嬉しいです。


読者さんがいなくては絶対に成り立たないブログだし、コンテストにも受賞できない。たくさんの方に読んでいただき、応援していただいていることを、心より感謝申し上げます。