この前スーパーのレジで並んでいた時、店員さんと他所のおっさんの会話を聞いていたら、今、全米で一番暑い州が、私の住んでいるワシントン州なんだとか...。


連日好天で、気温も30度近くまで上がります。その炎天下、わたいは毎日午後、タオルと帽子を頭にかぶり、長袖+ジーンズ姿で庭の草むしりをしとります。(滝汗)今日もつい先ほどまで4時間頑張りました。


昨日は庭仕事の後、暑さでヘトヘトに参った!こう暑いと、絶対に食べたいのがギリシャ・中近東のコールドミール。昨日は旦那が午後体調悪くて早退までしたので、旦那にも私にもさっぱ口当たりの良い、地中海なおつまみ料理を作りましたわよん!


この夏初のメッツェ

和・美・Savvy Cooking

メッツェ、英語で綴るとMezze。ウィキペディアを見ると、日本語ではメゼとかメッゼと訳されているみたいですが、うちでは昔からメッツェと呼んでいるので、メッツェでご紹介いたします。


アメリカはエゲレスと同じく移民の国だけど、エゲレスの移民料理と違い、美味しいお国料理になかなか出会えない。アメリカで生まれ育った2世3世の人達は、舌までアメリカナイズされ、お国の料理が美味しく作れなくなっちゃったのではないかと思う。(笑)


私はポッシュなレストランで、自信過剰なセレブシェフもどきのコックが作る、フレンチなのかイタリアンなのか国籍のはっきりしないエクレクティック(折衷)料理には、全然関心がない。アメリカでではそういう料理は、大概ド最低に不味いので。(笑)


海外で食べる和食にも大きな期待はしていないし、外食すると言うと、やっぱ各国料理が食べたいんだよね。でも、美味しいレストランがなかなか見つからなくて、結局、移民料理の中でも、どこで食べてそこそこ食べれるメキシカンばかり行ってしまう。


メッツェも、これまで何軒かのレストランで食べたけれど、2回とリピートした店はない。(笑)でも、1つだけ、大きなショッピングモールの中のフードアーケードにある、粗末なギリシャ料理のカウンターのが美味しくて、そこだけは何度も行きました。


ここのところずっと、そのフードアーケードで旦那とランチタイムに落ち合い、一緒にメッツェを食べようと言い続けながら、朝から化粧して準備してたら、旦那にドタキャンされたりで(苦笑)、まだそのランチタイムデートは実現していません。(笑)


だから昨日、外は真夏並みだし、食べたくて我慢できなくなって、自分で作ってしまいました。(笑)


以前、私のメッツェを食べた友達が、“シアトル一旨い地中海レストラン”と言って褒めてくれたけれど、まんざらお世辞じゃないと、自分でも思う!(←すげぇ自信!驚)


特に昨日のは、美味しいメッツェが食べたいと思う気持ちがそうさせたのか、いつもに勝って美味しい料理ばかりが出来ました。


ただ1つだけ、ピタは失敗しました!ホームベーカリーがやたら重そうに、ウーウーって音ばかり立てていたと思ったら、粉の量を80gも多く入れてしまっていました。(滝汗)


しかも昨日はイーストの量を小さじ1/3から1/4に減らしてみたのね。なもんで、出来上がった生地は全然もっこりしていなくて、この前作ったうどんの生地みたいだった。(爆)もったいないし、とりあえずこれで頑張って焼いてみることにはしたのだけど...(汗)

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茄子とタヒニで作るババガヌーシュ。生前の義母が大好きなメッツェの一品で、一度作って上げたら、ババガヌーシュばかり食べていました。昨日の茄子は一番小さいのを選んで買って来たのだけど、それでもかなりの巨体!高温オーブンで40分も焼きました。

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最近の私の大のお気に入りのキッチンアイテムは、このコストコで24ドルで買ったクイジナートのミニフードプロセッサー。そのミニフープロでヒヨコマメとタヒニで作るフムスの準備開始。

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このミニフープロ、本当、便利!私はアンチフープロの人で、うちにもキッチンエイドのフルサイズのがあるのだけれど、使うのはパン粉を作る時のみ。普段は使いたくない。理由は、いくつかのアタッチメントを外して洗うのが、超面倒だから。


でもこのミニフープロは、軽いし、洗うのも簡単だし、ドレッシングも美味しく出来るし、最高に気に入っています。


ブルガー小麦入りのタブーレに加えるパセリやミント、たまねぎやにんにくのみじん切りも、このミニフープロで簡単に出来ちゃいました。

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そうこうしていたら焼けた茄子も適温に冷めたので、ババガヌーシュ作り。これもやっぱりこのミニフープロを使って、ガーガーと短時間に作ってしまいました。

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昨日みたいに3つの料理に使う時、いちいち洗うのが面倒だから、今度コストコに行ったら、高いものじゃないし、もう1つ買おうと思っているくらい、私はこのミニフープロの大ファン。(笑)


料理の締めくくりは、朝から水切りしておいたヨーグルトときゅうりで作るサラダ・ジャジキ。昨日はきゅうりの半分は皮を付けたままおろし金で擦り、残りの半分は皮を剥いて細かく切って入れました。ミントもたっぷり入っています。

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出来上がった料理をテーブルに並べ、各自の皿に好きな料理を好きなだけ取り分け、ピタに挟んで食べます。ではでは、料理1つずつをズーム写真でご紹介いたしますぅ。(笑)

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フムス。ガーニッシュしている赤っぽい色の粉は、シューマックと呼ぶ中東独特なスパイス。味はゆかりのふりかけから塩を抜いたような、すっぱい味のするスパイスです。私は大好きなんだけど、旦那はあまり好きじゃないみたい。(笑)

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フムスのレシピはこちら から...
日本製の練りゴマを使う場合は、量を少なめに。
日本製のゴマは皮つきのまま練っているので、
タヒニより苦味が強いので要注意。

タブーレはチェリートマトがなかったので、大きなトマトの皮を剥き、種を抜いて、細かく刻んで混ぜ込みました。ブルガー小麦で結構お腹一杯になるサラダです。押麦やキヌアなどを日本で入手が難しいブルガー小麦の代用にすると良いです。

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タブーレのレシピはこちら から...
最近私はドレッシングに塩とブラックペッパーも加えています。

ババア(=私)が作ったババガヌーシュ!(爆)旦那も私も昨日まで、なぜ義母がババガヌーシュが大好きだったのか理解できなかったけれど、昨日、質の良い茄子を用いたら、ババガヌーシュが驚くほど美味しくて、義母の好みを理解しました。

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ババガヌーシュのレシピはこちら から...

ジャジキも全ての材料のバランスがバッチリで、これまた最高に旨し!

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ジャジキのレシピはこちら から...

そして、そして、大失敗と思っていたピタが、綺麗にポケットも付き、今まで焼いたピタのどれよりも美味しいと、旦那からえらく褒めてもらえました。怪我の功名ってやつ?(笑)

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ピタのレシピはこちら から...

違う角度から、友達曰く、“シアトル一旨い地中海レストラン”のメッツェ料理の数々を、ズバリ、見ていただくわよぉ!(爆)

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久々に作ったってのと、ここ数週間食べたくて仕方なかったからってのもあるだろうけれど、実に美味しいメッツェ料理の数々でした。種を明かせば、グリークサラダも作るつもりをしていたのに、フェタチーズを買い忘れていたのね。(汗)


近いうちにフェタを買い、今度はグリークサラダも加えて、またまたメッツェを楽しみたいと思います。


さぁ、今日は庭仕事で疲れたので、これからソーセージの簡単な晩飯作り。(笑)