先日ローストした4キロ強あったターキー、見事に完食いたしました!


と言っても、シーちゃんとベイ坊にもかなり助けていただきましたが、彼らはハッピー!ハッピー!(笑)


さて今日ご紹介のお料理は、そのローストターキーの締めとも呼べるお料理です。せっかくたくさんお金を払って買ったターキーです。骨までしっかり利用しなければもったいない。


コーンチャウダー

和・美・Savvy Cooking

一昨日旦那の誕生日にたくさんお金を使っちゃったじゃない。(汗)だから昨日は、ターキーの残骸と保存職を利用し、食費をぐっと抑える献立を考えたのです。


ローストターキーの骨はしっかり身をこそげ取った後、ジップロックに入れて冷蔵保存して置きました。チキン、ターキーに限らずどの鳥でも、一度焼いた骨は芳ばしいので、生のガラで取るストックよりずっと美味しいのです。

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ちなみに生の鶏ガラでストックを取る場合、
一度フライパンで15分くらい蓋をして蒸し焼きしてからボイルすると、
生のままボイルしたストックよりずっと美味しいものが取れます。


カッチカチに凍っている骨を大きな鍋に入れ、たっぷりの水を張って火にかけます。煮立ったら火を弱めて蓋をし、小一時間ことことボイルしてストックを取ります。


骨は処分し、ストックはペーパーで漉し、冷めたら冷蔵庫で冷やします。そして料理に使う前にもう一度、冷蔵庫から出したての冷たいストックをペーパーで漉して、徹底的に余分な脂肪や汚れを取ってしまいます。


このストックで作ることにしたスープはコーンチャウダー。チャウダーとシチューとポタージュって、、一体違いは何?っていつも思うんだけど、私と同じ疑問を抱く人はいるようで、 こんな回答 を検索結果から見つけました。


チャウダーはじゃがいもを使い、牛乳かミルクを加えたもの。魚介類や野菜も含み、スープより濃度が濃い。それに対しシチューは硬い肉などを野菜といっしょに煮込み、肉汁や野菜から出る水分を含む煮汁(グレービー)といっしょに食べるものだそうです。


ポタージュは濃厚なスープ。そしてスープはチャウダーやシチューより水分の多いものってのが、この3つの分類のようです。


ポタージュに関しては他の2つとの違いは分かる。しかし、チャウダーとシチューの違いがどうもハッキリしないのは、私が日本人だからなんですよ!


我々日本人って、子供の時からシチューと言うとクリームシチュー食べているでしょう。あれってさぁ、この分類を読む限り、じゃがいもや野菜が入っているし、時にはシーフードで作ったりもする。なら、紛れもないチャウダーなんじゃない?


ちなみに私が日本風なクリームシチューを作ると、元彼もそうだったし、旦那も、これをシチューと呼ぶのか...?風に、不思議な顔をしま。


確かにチキンパイのフィリングなどには、クリームシチューによく似たものを作って詰めるけれど、フィリングだけをクリームシチューと呼んでサーブする料理は、そう言や海外では、私は見たことも食べたこともない。


クリームシチューは日本の洋食なんですね!


まぁ深く追求するのはこの辺までにし、節約が主目的の今回は、ガレージに保存してあるスイートコーンの缶を空け、たまねぎやじゃがいもと共に、とろ~~りとしたコーンチャウダーを、ターキーのストックを利用して作ってみることにしました。’


<材料 4人分>

オリーブオイル...適宜
たまねぎ、細かく刻む...1個
にんにく、スライス...1~2かけ
じゃがいも、皮を剥いて1.5cm角程度の角切りし流水で綺麗に洗う...大2個
ローレル...1葉
ストック、ローストターキーやチキンの骨を利用し上記の要領で取る...約1.2リットル
缶入りスイートコーン、缶汁を切る...1缶(約430g)
洋風チキンスープの素...小さじ1~2
塩ブラックペッパー...適宜
小麦粉...大さじ1~2(濃度に応じて調整)
ハーフ&ハーフ(牛乳と生クリームを半々にあわせたもの)...150ml
パセリの葉の刻んだもの...適宜
ローストターキーの残りを手で裂いたもの...適宜(お好みで)

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<作り方>

1.鍋にオリーブオイルを熱したまねぎを炒める。7~8分炒めてしんなり透明色になったら、にんにくを加えて更に1分程度炒める。

2.1にじゃがいもとローレルを加え、2~3分炒める。

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3.2に2度漉したターキーストックを加え、煮立ったらスイートコーンを加え、チキンスープの素、塩、ブラックペッパーで軽く味を調え、火を弱めて蓋をし20~30分程度煮る。

4.3を一旦火から下ろし2、3分粗熱を取る。ハンドブレンダーでほんの数秒、じゃがいもの塊がなくなる程度に攪拌する。(この過程はオプショナルです。うちは旦那のリクエストで、じゃがいもの塊を潰し、コーンも半分くらい潰れた状態にしました。)

5.小麦粉にハーフ&ハーフの内大さじ2ほどを加え、よく掻き混ぜてだまがないように溶かす。残りのハーフ&ハーフに加え、掻き混ぜながら火にかけとろみをつける。

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6.攪拌したチャウダーを火に戻し、5を加えて木べらで混ぜながら“日本の洋食”クリームシチュー風のとろみをつける。調味料で味を調え、皿に盛ってパセリを散らし、残っていればターキーをお好みでトッピングする。


昨日はチャウダーといっしょに食べるパンを買うのも節約し、スーパーには全く出向かず1円(1セント)も食費を使いませんでした!ダメ主婦の私にしたら頑張った日!(←主婦なら出来る普通のことを、自慢すんなっ、自分!滝汗)


その為パンは自分でテーブルロールを焼いたのね。この前作った バームケーキ風テーブルロール の生地のショートニングをバターに替え、牛乳の代わりにハーフ&ハーフを使い、砂糖は大さじ1に増量し、バターロール風にしてみました。

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それにしても、私って何べんトライしても、なぜか絶対にバターロールだけは上手に形成できない!どんなに工夫しても、焼きあがるとクロワッサン風なんだわ。(苦笑)


まぁね、昨日は形成は綺麗に出来たんだけど、焼く寸前にベイ坊が2回も吐くと言うアクシデントがあり、2次発酵を1時間半くらい放置したままになってたので、綺麗に焼けなくても仕方ないかなと諦めはしたんだけど...(言い分け!汗)


でもね、パンの中はこの生地の特長通り、ビロ~~ンとしていて、みかけと同じでクロワッサンみたいな食感だったわよん。

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メインのチャウダーのお味は最高!


これまでイギリスではフレッシュターキーばかり焼いていたけれど、今回アメリカで冷凍のものを焼き、柔らかくジューシーに焼けるか心配しておりましたが、フレッシュ以上にジューシーで、実に美味しいターキーでした。


正直、ターキーをこんなに美味しいと思って食べたことが、これまでにない!それくらい美味しかった。


そして最後の最後の締めは、その大きな残骸で取った芳ばしいストックを利用したチャウダー。コーンの甘味にストックの風味が絶妙にマッチし、寒い冬の夜、体の芯から温まりました。


皆様もクリスマスにチキンを焼いたら(日本のオーブンにはホールターキーは大きすぎる!)、その残った骨で、是非是非コーンチャウダーを作ってみてくださいませ。ベーコンを加えたり、鱈などを加えても美味しくいただけますです。