昨日はシドニーとベイリーの誕生日だったから、どこにも行かず彼らと一緒に1日を過ごしたかった。だから、数週間前旦那の同僚からパーティーに招待されたけど、“私は行かない!”って、前もって旦那にはっきり断っていたのです。


でも、やっぱ私には分からない男の付き合いがあるみたいで、午後になってから、“今晩はパーティーに行くよ”って言われ、私もわがままが言えなくなって、2匹には可哀想だったけど留守番してもらい同行することになりました。


このパーティーってのがポットラックスタイル。ポットラックとは、パーティーに招待された人全員が、料理を1品作って持ち寄るパーティー。ポットとは鍋の意。ラックは幸運。鍋の蓋を開けたら、美味しいものが登場するかそうでないか、運次第って意味なんだろうね。(笑)


行くつもりしてなかったどころか、パーティーに招待されたことすらすっかり忘れていた私。2時ごろまで枯葉と格闘した後に急に行くことになり、買いものに行く時間の余裕はないし、有り合わせで何が作れるか、かなり頭をひねりました。


で、なんとか私が準備したポットラックのお料理がこれらです!1品でよかったのだけど、作り始めアイデアが生まれると、ついつい2品3品と作っちゃうのが私。(笑)

和・美・Savvy Cooking

このパーティーの主催者はインド出身の男性。招待メールの宛先を見ると、インド人らしきゲストも数人居る。ってことは、豚肉と牛肉を使うものは絶対にタブー。


チキンかラムで作れるものと言っても、ここ数週間冷凍庫の保存肉を殆ど食いきった我家には、適当なお肉がない!ティラピアはまだあと600gくらい残っていたので、レンジで速攻解凍し料理することも出来たけど、考えてみるとインド人にはベジタリアンも多い。


そこで旦那に招待メールをもう一度読み返してもらうと、“ヘルシーな料理”ってのが条件でした。それならいっそ無難に肉も魚も使わず、野菜を主とした料理を作って持っていくのがベスト。


方向さえ決まれば、有り合せの食材だけでも、料理のアイデアってのは結構浮かんでくるもの。足りないもの2、3品だけを旦那に買って来てもらって、一気に4品作っちゃいました。(笑)


まず今回のポットラックディッシュのメインは、ピッツァマルゲリータ。 マルメターノ を作ってやろうかと思ったけど(笑)、時間に余裕がなくて、使い捨てのアルミフォイルのクッキーシートを利用し、四角いピザに形成。

和・美・Savvy Cooking

生地の出来上がるのを外出の30分前くらいにホームベーカリーをセットし、形成すると即持って出れるようにしました。招待してくださった方の家に着いたら、皆が揃うまで冷蔵庫で冷やしてもらっておいて、焼いたピザの上に刻んだバジルをガーニッシュしました。


2つ目のお料理はタブーレ。この手の料理は中東の人だけじゃなくインド人も結構喜んで食べてくれます。ミントがさわやかだし、同じサラダでも穀物入りだからボリュームもある。

和・美・Savvy Cooking

3つはフムス。ヒヨコマメは全部プロセスしてしまわず、数個そのままの形で残しておいて、出来上がったらフムの上にシューマック(梅干の味に似た中東独特のスパイス)と共にトッピングしてデコレート。

和・美・Savvy Cooking

本当は冷凍庫にあったピタパンで、ピタパンチップスを作って一緒にもって行きたかったのだけど、時間がなくて、行きがけにスーパーでトルティーヤを買って一緒に持ち込みました。


最後の料理は市販のパック入りグリーンサラダ。でもこれにかけて食べるドレッシングは、いつか商品化して売るのが私の夢である、特製フランボワーズドレッシングです。

和・美・Savvy Cooking

他の招待客の料理も無難に野菜がメインでした。そういうこと言っちゃぁ本当はよくないんだけど、食べ比べてみて、“勝ったね!”って自負しちゃったワン!(爆)


フムスは15分くらいで完食!ピザも私が食べようと思って取りに行くと、一切れしか残っていなかった。タブーレも評判が良かったけど、何よりも、ドレッシングが旨いと皆から褒めてもらったよ。


昔はこう言う機会には、ブログのネタ欲しさにカメラを必ず持参したもんだけど、最近ではそう言う自分に嫌気がさし、自粛しておる為パーティー料理の写真はありませんが、自分の料理ばっか自画自賛してますが(汗)、他の方の料理にも美味しいものは何品かありました。


まずは主催者がオーブンで焼いてくれたサーモン。特に味付けってしてないようだったけど、それがまたシンプルで美味しくて、2切れも食べちゃった。


あとね、招待されたゲストの1人にインド人の男性が居たんだけど、奥さんのレシピで作って来たという、インド風のダンプリングと、それにかけるカレー風なソースが、最高に美味しくて、メルアド交換しレシピ送って欲しいと頼んじゃった。(笑)


ポットラックパーティーは私にとって初めての経験でした。せっかくの誕生日にお留守番させちゃったシドニーとベイリーには申し訳なかったけれど、嫌々行った割には結構エンジョイしました。


料理のレパートリーも大してない人に食事に招待され、スーパーで買って来て温めただけの惣菜を食べさせられるより、手作りのものの持ち寄りだから、味云々より安心して食べられるのがポットラックの利点ね。