昨日の夕方義妹の夫が無事イギリスからシアトル・タコマ空港に到着!


彼らはヨークシャーに住んでいます。そう、あのヨークシャープディングやヨークシャーティーのヨークシャーです。そこからロンドンまではかなり距離があるので、経由便でも最寄の空港を利用できる便を選び、アイスランド経由で12時間かけてやって来ました。


見るからにクタクタに疲れ切っていました!


同じ長距離フライトでも、同行者が居るのと居ないのでは疲れかたも違うんですよね。一人旅ってのはめちゃ疲れる!私も長距離フライトをしょっちゅう一人でこなしている人間なので、彼の疲れがどれほどのものかよく理解できました。


うちの旦那はゲストがやってくるとテンションが一気に高くなる人。義弟は疲れているところに旦那のエネルギッシュな会話攻めにされ気の毒でした。(笑)


長旅の後、日本人なら、あっさりと麺類などで時差でアップセットした胃袋を労わってやりたいところですが、外人さんにはそうはいかんからね。


私が外人さん向け献立で一番困るのが、彼らが体調を壊した時と、長旅で到着した夜の食事。


外人さんにとってのお粥、うどんやそばの代わりって一体何なんやねん?結婚してずいぶん経つけど、未だに亭主が体調を壊すと、何を作って上げたらよいかがわからずマゴマゴする嫁です、私は!(笑)


冬なら熱いスープを作ってあげるけど、昨日は30度近くまで気温が上がった暑い日だったから、そんな日に熱々のスープを吹き吹き食ってもらうって訳にもいかんでしょう。(笑)


そこで考えたのがこの献立。


キッシュロレーヌ&サラダ3種

和・美・Savvy Cooking

亡くなった義母が、自分のお腹を痛めて産んだ子なのに、義妹のことをよく、“あの子は本当、料理が全く出来ない!”って、私にボロカス陰口を叩いていましたが(笑)、確かに秀才のキャリアウーマンだけど、料理は出来ない、しないのが義妹。


遊びに行くと、毎回必ずテーブルの上にはスーパーで買って来たキッシュかベイクトポテト、それにアボカドの入ったグリーンサラダが登場します。(笑)


そこで私は、義弟がふだん家で毎日のように食べているだろうと思われる、家庭の味を到着日の献立に選んだってわけです。人間疲れた時は、やっぱ食べなれたもんが一番いいものね。


キッシュはオーソドックスなロレーヌ。これに使ったベーコンは、この前私が手作りしたパンチェッタでした。

和・美・Savvy Cooking

炒めると結構塩分が強かったので、塩を一切使わないアパレイユをこさえました。


旦那同様に芋大国の芋王子である義弟。(笑)サラダの1つ目は英国風ポテトサラダ 。そして彼らの大好きなアヴォカドを使っては、ダブルアヴォカドメキシカンサラダ を準備しました。


グリーンサラダは我が家の定番フランボワーズドレッシングで和えて出すと、このドレッシングの風味は何なのか?めっさ旨い!とかなり気に入ってた様子でした。


彼が我が家に到着したのは夜の7時半ごろでしたが、カンカン照りだった昨日はその時間になっても蒸し暑く、そこで食事は冷たいワインを飲みながら庭で食べることにしました。


本当はその写真も撮りたかったけど、ゲストに食事を振舞う時や、レストランでの食事の際の撮影は、ゲストや他のお客さんに失礼だと反省し、最近私は自粛しているので、カメラを持たずに庭にでました。


手作りのキッシュなんてたぶん彼は初めて食べたのだと思う。長旅の後、食欲がなくて食べてもらえず、たくさん残ったらどうしよう...って心配してたのですが、どれもみなおかわりしてました。


それどころか、今朝、小さい切れが2枚残ってキッチンの台の上に置いてあったら、私が買い物に行って留守中、しっかりその内の1枚を食っていて、おまけにランチに作ってあげたサンドイッチにプラスして、残りのキッシュも完食してくれましたわ。(笑)


さてあと2回、長旅の後の献立を考えないといけんのですが、しかもその内1回は子なしの私が子供食まで考えなあかんばい。何をつくりますかいなぁ...?(汗)