焼肉を和食と呼んだら韓国の人達から叱られますよね。(笑)私の元彼って旦那と違いあまり和食が好きでなかったのですが、ガールフレンドの私が日本人だから、よく人から、好きな和食はと尋ねられ、その都度、スキヤキとコリアンBBQと答えていたんですよ。


あんさん、イギリス人やろうが!英語は母国語やろうが!コリアンBBQと英語に訳した焼肉を、ジャパニーズディッシュに加えたらあきまへんがな...(汗)


兎に角肉の好きな人だったので、日本で食べた柔らかい牛肉が忘れられなかったみたい。しかし、そんな元彼のことを笑いながら、私も今日は焼肉を和食とみなしてしまいました。もう日本の食生活に浸透した献立の1つだし、韓国の人も多めに見てくれることを期待しています。


JAPMEX焼肉ファヒータ

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これまでにもこのブログで何度がご紹介したファヒータ。その都度、ファヒータ用のマリネードを作るのが面倒なら、日本風な焼肉でやっても良いのですよと但し書きを付け加えました。今日は私自身が、その日本風な焼肉をファヒータにしてしまったというわけです。


私、50代がもう目の前に近づいていながら、実は、未だに毎年誕生日が来るのを子供の様に心待ちにしているんですよ。なもんで、それが終わると、例年、かなり脱力感に見舞われます。なんもする気が無くなってしまうんですよ。料理もそう!


また、料理スランプに入ってしまい、アイデアも浮かばないし、浮かんでもそれを実行に移す気力がなくて、結構だらけちゃって困っています。


昨日も献立のアイデアがなく、暑いしサラダにしようと考えたけど、どんだけ怠慢やねんと笑われそうですが、ドレッシングを作るのがうざく中止。誰かのブログで串カツを見て、食べたい!と思い、一瞬は作ろうと奮い立ちましたが、その意欲も5分継続しませんでした!(苦笑)


けどなんか作らないと、前日レストランで結構沢山お金を使った後だから、外食とも出来合いとも言い訳がなりたたない。そんな時旦那が、ふと、アボカドで和風なワカモレを作ったら美味しいかも知れんなぁ~って言い出しました。


その一言がヒントになり、怠慢な私もアイデアをまとめ、先日作った焼肉のたれで肉を漬け焼きし、焼肉ファヒータにするのに重い腰を上げたのです。


ファヒータとはメキシコ料理ではなく、アメリカで生まれたメキシコ風料理、つまりTEXMEX料理の1つ。


今ではチキンや豚や具は色々ですが、元々はBBQした牛のハラミを、野菜やワカモレ、サワークリームなどと共にトルティーヤに巻いて食べたものだそうです。


と言っても、うちの近所のバリバリメキシコ人が経営するレストランで、お勧め料理を尋ねると、メキシコ人のウェイターが、“そんなもん、ファヒータに決まってまんがな!”と言うから、美味しければ、国籍なんかどうでも良いってことなのかも知れません。(笑)


日本の家庭で食べる焼肉も最近は国籍不明な料理になりつつあります。それがTEXMEXと重なりJAPMEXとなると、ますます国籍不明な料理。でも、この国籍不明な料理が、TEXMEXのファヒータより旨い!旨くて、旨くて、涙もなんもちょちょぎれまくりってくらい旨い!


高価な肉を買ってこなくて良いんです。特売の日に輸入ステーキを買って来て、白く硬い脂肪部分を丁寧に取り除き、食べやすい大きさに細切りし、お好きな焼肉のたれに2~3時間漬け込みます。

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私の焼肉のたれのレシピはこちら です。
このたれ、殺人的に美味しいですよ!(爆)

肉を漬け込んでいる間に、旦那のアイデアの和風ワカモレを作りました。ちなみにワカモレ(我が家ではグワッカモーレと呼びます)とは、日本で一般的にアボカドディップと呼ばれているメキシコ料理のサルサです。


そのワカモレを和ってことで、こんな材料で作ってみることにしました。

<材料 3~4人分>

ベストフーズまたはヘルマンのリアルマヨネーズ...1/3カップ
たまねぎ、摩り下ろす...大さじ1
にんにく、摩り下ろす...1かけ
サワークリーム...大さじ1
レモン汁...大さじ1+大さじ1
わさび...小さじ1/2
醤油...小さじ1/2
味の素...適宜(必須!)
アボカド...1個
トマト、皮を向き細かく刻む...小1個


マヨネーズ、たまねぎ、にんにく、サワークリーム、レモン汁(大さじ1)、わさび、醤油、味の素をあわせてよく混ぜ合わせておきます。


アボカドの皮を剥いて種を取り除き、スプーンで実をこそげ取ります。この時一番大切なのが、皮にこびりついた濃いグリーンの実をしっかりとこそげとること。これがグリーン色の綺麗なワカモレを作るコツなのです。


アボカドの実が変色しないように即残りのレモン汁をかけ、フォークの背などでマッシュします。トマトを加え、合わせたクリームで和えれば出来上がりです。ちなみに上からかけているオレンジの粉は、ケイエンペッパーではなく、にょろちゃんにもらった一味です。

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メキシカンなワカモレのレシピはこちら  です。

ワカモレと一緒に準備したのはレタスの細切りと、トマトのサルサです。このサルサはいつも作るメキシカンなレシピのもので、材料、作り方は、上のメキシカンなワカモレのレシピと同じ記事に記録しています。


薬味が出来たので、ではそろそろ肉を焼きませう。でもその前に、まずはバターを熱してたまねぎを炒めます。

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フライパンの底が焦げ付くくらい、飴色になるまでしっかりたまねぎを炒めます。ちなみにたまねぎはフッ素加工されたフライパンではなく、写真の様なスチール製のフライパンを使うと、綺麗な飴色に仕上がります。

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同じフライパンに油を引き、数時間たれに漬けた牛肉を焼きます。輸入肉は“得体の知れない水”が湧くので、本当はそれを体に摂取したくはないのですが、別に体に害する有毒な水じゃないし、1回くらい無視してたれと共に肉に煮絡めてしまいませう。

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ウン、ウン、ウン、準備が整いました。JAPMEXな焼肉ファヒータの出来上がり!トルティーヤはフォイルに包み、オーブンで数分温めております。

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熱々のトルティーヤを1枚皿の上に広げ、その上に焼きたてジュージューな焼肉をたっぷり載せます。バターで炒めた芳ばしいたまねぎ、レタス、サルサにワカモレもたっぷり載せ、好みで焼肉のたれを少々追加がけ。

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食べ方は超簡単!フィリングをトルティーヤで包み、あとは大胆に頬張るだけです。

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横からたれやワカモレ、サルサの水分が漏れ出てきて、手はベチョベチョです。でも、そんなことを気にしていたらファヒータは食えまへん!ここはもうお上品なあなたも、下品な私も(爆)、みな我を忘れてかぶりつくのみでふ!


旨い、旨い、最高に旨ぁ~~~い!!!


レシピ見ながら、作ったこともないTEXMEXな料理に挑戦しなくても、普段の焼肉に野菜とトルティーヤを準備するだけで出来る一品。食べ盛りのお子さんにも、ビール飲み飲み焼肉が食べたいパパにも大うけの献立!


うちは引越の荷物の中にホットプレートを入れちゃってて手元に無いので、食卓で調理できない為別途作って皿に盛っていますが、ホットプレートがあれば、焼きながらトルティーヤに包んで食べても良いですよね。そうするとますますJAPMEXなファヒータが味わえますよ!

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