私、コストコショッピングが大好きですが、あそこでは絶対に買いたくないものもあるんです!それは、野菜や卵、ハム、ソーセージなど、つまり賞味期限の短いものです。


基本、冷凍ものが大嫌いな私。食品は新鮮な内に消費したいのに、二人家族でコストコサイズのこの手のものを、賞味期限までに消費するには無理があるんです!なのにこの前パストラミを買ってしまい、ただいま我が家は"パストラミ地獄”で苦しんでおりまっする!(滝汗)


夕べはその"コストコ地獄からやって来たパストラミ”を使い、晩御飯の献立にサンドイッチを作りました。サンドイッチが晩御飯の献立?お粗末!と思われるかもしれませんが、いやいや、それが、とんでもございませんのよ!


ルーベンサンドイッチ・第二弾

和・美・Savvy Cooking

以前にもブログで紹介したことのあるルーベンサンドイッチ。2回目のこの記事には2011を付けて分類しようかと思いましたが、このサンドイッチまじ旨すぎるので、今年中に絶対まだ数回ブログに登場しそうな気がするから、第二弾と呼ぶことにしました。(笑)


Mのマークのバーガーショップが来日し、今日の日本のファーストフードの先駆者として発展してゆく姿を、私は暖かく見守り、売り上げにバンバン協力した世代です。だから、私にとってサンドイッチの王様は永遠にハンバーガーです!


じゃぁ、クイーン・オブ・サンドイッチは...と問われると、迷わず、ルーベンサンドイッチと答えます!


その起源はネブラスカ生まれか、ニューヨーク生まれかでいくつか説があるようですが、いずれにせよアメリカ生まれのこのサンドイッチは、クイーンと言えど、雨人女性の体格同様に、王様のMr. ハンバーガーを上回るボリュームがあります。(爆)


パストラミ、もしくはコーンビーフが、チーズ、ザワークラウト(キャベツのピクルス)と共に、サウザンアイランドドレッシングをたっぷり塗ったライ麦パンに挟まれベイクされたのがルーベンサンドイッチ。


アメリカンなレストランに行くと必ずと言って良いほど目にする一品ですが、注文すると、パンは大概ライ麦のスワール(渦巻き)ブレッドです。私がこのサンドイッチが好きな理由は味もだけど、そのスワールブレッドの模様を見て楽しむのが好きなんです。


ところが、その渦巻きライ麦パンを売っている店がない!おしゃれな高級スーパーに行けば売っているのかも知れないけれど、とりあえず、うちの近所の田舎の、私みたいな普通のおばはんが買い物に行くスーパーにはない!


普通のライ麦パンを買ってきてサンドイッチを作れば良いんでしょうが、生まれて初めて食べたルーベンサンドイッチのパンが渦巻きパンだったため、やっぱそれじゃないとルーベンサンドイッチを食べた気がしないんですよ。


こだわりだしたらとことんまでこだわらないと気のすまない私。たかがサンドイッチ作りに昨日は半日かけ、パンを焼くところから始めてしまいました。


イーストとの相性がとにかく悪い私は、ホームベーカリーを使わないと手捏ねでパンは絶対作れない。だから、この写真の一斤を焼くのに2回ホームベーカリーを動かし、白と黒の2色の生地を準備したんです。美しい焼き上がりでしょう!

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おっととぉ...やっぱり今回も前回同様、美しい姿の反対側は、この通り、私の口みたいにぽかぁ~~んと、大きく開いたアホ面に焼きあがってしまいました。(滝汗)

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私の持っている型より粉の量が随分多いことに昨日焼いてから気づきました。(汗)


その上、ココアを入れる黒い生地は出来上がった生地が白生地より大きくなるのに、面積の広い一番外側に白生地を巻き、4枚の生地をずらしもせずきっちり重ね無理やり伸ばして巻くからこうなるのだと思います。


でもでも、焼きあがったパンの見かけは醜くても、中はこの通りくるくる白黒の生地が渦を巻いていて、見ているだけでもとっても楽しい!キャラウェイとココアの香りがぷ~~んとして、食欲をそそるパンです。

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前回キャラウェイシードを表面にまぶして焼いたら、パンをスライスする度キャラウェイがパラパラそこじゅうに散ってむかついたので(笑)、今回は白、黒、両方の生地ともに、小さじ1杯ずつ生地の中に混ぜ込んで焼きました。


渦巻きライ麦パンを4枚準備。それぞれ外側になる面にバターを塗ります。バターを塗った面を下にし2枚をオーブン皿に並べ、まずはたっぷり手作りのサウザンアイランドドレッシングを塗ります。

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市販のサウザンアイランドドレッシングって、めちゃめちゃ甘く美味しくないことが多いですが、自宅で作ったものはそのままぺろぺろ舐めちゃいたいくらい、実に旨い!


ドレッシングの次は1つのサンドイッチにつき2枚挟むチーズの1枚を載せます。そして問題の"コストコ地獄からやって来た巨大パックのパストラミ”を2枚ずつ載せます。結構美味しいパストラミなんだけど、50枚は優に入っているというパックには閉口してしまう!

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ザワークラウト、もう1枚のチーズを載せ、残ったパンのバターを塗っていない面に、またまたサウザンアイランドドレッシングをたっぷり塗ってサンドイッチします。これをオーブンに入れ両面焼いたら出来上がり。


海外ではパンよりも、どちらかと言うと芋が主食ですとこの前ブログに書きましたが、夕べの我が家の食卓がその良い見本です。ルーベンサンドイッチにはソテードポテトを準備しました。


皮を剥き、3mm幅ほどにスライスしたじゃがいもを、流水ででんぷん質を綺麗に洗い流し鍋に入れ水をはって沸騰させます。ぐつぐつ沸騰しだしたら即火からおろしざるにあけて、しっかり水切りをした後に油を熱したフライパンで両面こんがり焼きました。


塩だけ、または塩こしょうをかけて食べると、カルビーポテトチップスの贅沢版って感じでの味で美味しいです。(笑)


グリーンな野菜は前日の残りのガイランをローストしました。これ、思いつきで作ったローストですが、めちゃめちゃ旨くてかなり気に入った一品です。ブロッコリーニやブロッコリーでもお試しください。

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前日にさっと茹でておいたガイランの水気をキッチンペーパーで拭き、パイレックスの皿に並べます。スライスしたにんにく(2かけ)をちらし、チェリートマトを並べ、オリーブオイルをかけ、塩こしょう、それにちぎったタイムの葉(2本分位)を全体に散らしました。


200度のオーブンで30分くらい焼いたら出来上がり。本当、美味しかったです!


サンドイッチも、ポテトも、そしてロースト野菜も準備できました。ホワイトワインな気分になり、冷たく冷えたカリフォーニアンのピノグリのコルクを抜きました。半日かけて作った特別なサンドイッチをやっと食べれる時が来ました。

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ワインは結構値段がした割に、私の嫌いなシャルドネの味がし美味しくなかったけど、いつ食っても、ルーベン、お前は私を裏切らんのぉ!むかつくほど旨いやないか!(爆)エリザベスも真っ青の、やっぱあんたはサンドイッチの女王様やぁ!


味がブログでお伝えできるのであれば、出し惜しみせず味わっていただくのですが、残念ながら現在の技術ではそれは不可能。食ってみたい!と思われる方は、やっぱ作っていただくしかおまへんなぁ。(爆)


ちなみにパンは普通のライ麦パンでオーケーです。ドレッシングも面倒なら市販のを使って下さい。ザワークラウトは日本でも売っていますが、手に入らなければ、キャベツの千切りを塩もみし、塩分を軽く洗い流し固く絞って挟めばよいと思います。


とりあえず、ライ麦スワールブレッドのレシピへのリンクをここに貼っておきます。(こちら です!)リンク先には私自慢の絶品のサウザンアイランドドレッシングのレシピも記載しています。

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