昨日の朝、旦那を会社に送って行っての帰り道、ちょっと遠回りし日系のスーパーに立ち寄って買い物してきました。


シチュー用肉の切れ端で、こんにゃくの入っていない牛すじこん (滝汗)を作ったら、ホットプレートが日本から届くまでは作るまいと決めていたお好み焼きがやっぱり食べたくなり、その材料を仕入れに日系スーパーまで足を伸ばしたんです。


で、夕べはフライパン2枚で焼きました、お好み焼きを!しかも3枚焼いて、夫婦二人で完食です!(汗)


大阪のおばはんの究極のお好み焼き

クッキングリッシュの会

究極と呼ぶだけあって、私、このお好み焼きには少々自信をもっています。昔足しげく通った大阪の繁華街・北新地内の、ソースをつけずに食べるたこ焼きにヒントを得て、色々工夫した結果、やっとソースなしでも食べれる様に仕上げたお好み焼きだから。


とうは言っても、まさかこれが女性誌に取り上げていただくことになるとは、想像もしたことがございませんでした。これがその週刊女性セブン(2011年1月27日発売)に掲載していただいた私のお好み焼きの記事です。

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なんと、私、お好み焼きの達人に昇格いたしました!これには実にびっくりしました。(滝汗)


エディターの方もこのお好み焼きのネーミングを、“大阪のおばはんの...”とは、さすがに本人の写真を横にして付けづらかった様で、気を使っていただき、“ソースなしでもおいしい...”などと、美しい名前で記事を書いてくださっています。深謝。


私の焼くお好み焼きはとにかく具沢山!昨日も作る前に材料を全部並べてみると、この通り、写真1枚に入りきらない程の具の量です。毎回メモ書きを持って材料を仕入れに行かないと、これだけの材料だから絶対に1つ2つ買い忘れてしまいます。

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この写真の内、粉やかつお節のパック、のり、調味料や山芋に関しては全部は使っていませんが、後のものは全て生地に投じてしまいます。どんだけ食うねん!って量の具です。(爆)


お好み焼きと言うと、みなこぞって山芋、山芋と大騒ぎし、山芋を入れたらそれでもう美味しいと安心している人も多いように思うんですが、山芋を入れたって、具はと言えばキャベツだけって言うお好み焼きは、やっぱ美味しくないですもんね。


昨日は、キャベツ、もやし、ねぎ、ちくわ、いか、桜えび、(こんにゃくの入っていない)牛すじこんをお好み焼きの具にしました。この辺は大阪の家庭なら、大概どこの家でも似たようなものを具にして焼いているはずです。


私がいつもこだわるのはこれらの具を入れるお好み焼きの生地です!


生地に使う粉はスーパーで普通に売っているお好み焼き粉ですが、その粉を水ではなく、水と同分量の“濃いうどんスープ”と卵で溶き、みりんを加えて生地を練っているんです。

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昨日も日系スーパーで隈なく探したのですが売っておらず、仕方なくこの粉末のうどんスープを買ってきて使いましたが、本当はスーパーの生麺売り場に袋に入って売っている、液体の濃縮うどんスープを薄めずに使うと美味しいんです。


お好み焼きにうどん、どっちも大阪を代表する食べ物ですが、このコラボが、お好み焼きの生地を最高に美味しくしてくれます。その生地で焼いたお好み焼きは、ソース無しでも、あるいは醤油や旭ポンズなどで食べても旨い!


昨日は粉末スープをパッケージ記載の分量より1.5倍程度濃い味にして、液体濃縮うどんスープの代わりに使いました。


山芋は細いのをせいぜい5~6cm程度擦って加えただけです。私は山芋にはそれほど注目しておらず、うどんスープにこだわるのと、あとはキャベツの刻み方に注意しています。もやしと同じ程度に細く刻んでやると、口当たり良く美味しく焼けるように思います。


生地に大量の具を投入しこねこね混ぜ合わせます。即焼かず、ワインでも飲みながらそのまま15~20分生地を休ませませう!

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日系のスーパーで、寿司によく合うという名目で売られている、その名も“寿司”などと冗談の様な名前の付いたスパニッシュワイン。日本円で500~600円の安物ですが、これが結構飲めて、確かに和食によく合うんです。

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お好み焼きの材料を買いに日系スーパーに行った際、買ってしまったんですな、しかも2本も。それが悪かった!とうとう私の休肝期間は破られてしまいました!(苦笑)


生地のお休みも完了。作り立てよりもしっとり馴染んでいるような気がするのは、ただのきのせい?(笑)まぁ難しいことは考えず、フライパン2枚出してきて焼くことにします。

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豚バラも日系スーパーで購入。日本でならもっと安物の脂がのりすぎってくらいのったバラを選んで買うけれど、こちらでは選択の余地はなし。あと、日本でならこれの倍は載せるけど、海外に住んでいると薄切り肉は貴重で、ついついケチって半分冷凍してしまう自分。(苦笑)


粉の割りにして具が多いので、ひっくり返す時かなり破れやすいのですが、それはうちの旦那が手馴れたもので、フライ返し2つで、お好み焼き屋のおばはんがする様に、器用にひっくり返してくれます。(笑)


ソースを塗らなくても食べれるって自負しながらも、自分達はお好み焼きソースが大好きだから大量に塗ります。その上にマヨネーズのみだれがけをし、青のり、かつおの順でトッピングして、アメリカに来て初の好み焼きタイム!

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かつおは本当は粉のを使いたいのだけれど、日系スーパーに売っていたのはなんと、賞味期限切れ!(←売るなよ!爆)仕方なくけずり節。


お好み焼きにはワインよりビールと思うでしょうが、この寿司はお好み焼きにも本当よく合いました。。旦那はイグアナなんて名前を聞いても辛そうなソースたっぷりつけ、ワインガブガブ、お好み焼きパクパクで必死でした。(笑)


フライパンで焼いたとは言えとっても美味しくて、この後もう1枚も本当は旦那のおやつに冷凍しておこうと思ったのに、二人で分けっこして食べちゃったくらいです。

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