私は中華が嫌い。てか、正確には、日本の中華大衆食堂の中華は大好きですが、香港や海外の中華街の中華ってのは絶対にダメです!八角アレルギーってくらい八角が嫌いで、本場のレストランに行くと敏感にその香りを嗅ぎつけ、それだけで何も食べれなくなるんです。


ところが、私は超身勝手でわがままな人だから、日本の中華大衆食堂だろうが、本場のレストランだろうが、北京ダックだけは辺りに漂う八角の香り全然気にせず、パクパク食えてしまうのです。(爆)


北京ダック風シュンピン包み2011

クッキングリッシュの会

2011と付けたのは、これも以前にブログで記事にしたことがあるからです。今その記事を振り返って読んでみると、その時も今回同様に100均の食器に肉や野菜を盛っているのを発見。うちには100均食器しかないんかい!(滝汗)


ダックはチキンより高価だけど、初日はローストダックで洋風に、そして翌日は焼いた肉の残りで中華が楽しめます。しかも残りの肉と言ったって初日を上回るご馳走。私なんか当日より翌日の残り肉で食べる北京ダックを楽しみに料理しているくらい。


北京ダックの日はお昼の内に、ダックを包んで食べるクレープのようなもちもちした皮、シュンピンを手作りします。香港駐在経験のある元上司の奥さんのレシピです。今回はアメリカのオールパーポスフラワー(中力粉)100%で作りました。

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生地と生地の間に油を塗って2つ重ねて延ばしフライパンで焼くと、油を塗った面はピラァ~~~っと綺麗にはがれてくれます。毎回、店のと比べて分厚すぎると旦那に注意されるので、今回は頑張ってこれでもかで、かなり薄く延ばしたつもりです。

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私、本場の中華レストランで食べる中華は嫌いとは言うものの、世界にここの中華レストランだけは違和感なく入れるという店が数軒あります。


その違和感なく行ける中華のレストランに、昨年イギリスに帰省した時、もう一軒加わりました。昔住んでいた田舎町の、なんでもないごくごく普通の中華屋です。


イギリスに帰省した時、北京ダックが食べたくて入ったんですが、旦那は何度も入ったことがあるけど、私は食わず嫌いで入ったことがありませんでした。でも、そのレストランも八角を全然気にせず食べられたし、味も大阪人好みで美味しかった。


その店で北京ダックを食べながら、「やっぱプロの作るシュンピンは違うよね。薄いしもちもちで、どうやって作ってんやろう...?」ってつぶやいた私に、旦那が...


そんなもん、この店のシェフでも作り方知るかいな!既製のものを買うて来てんに決まってるやん!


でも、私はその旦那の言葉に反論しました。私が世界で違和感なく行ける数軒に加わった店のシュンピンが、手作りじゃなく既製のものだなんて、そんなの信じたくなかった!で、ウェイターが通ったので、呼び止めて聞いたんです。したら...


そんなもん、店で作るわけがありませんやん。買うて来てるに決まってますやん!


家庭の“何にもせん!”業主婦の私でも手作りしているというのに、それがレストランの言うことかい!なんちゅうやっちゃねん、お前らわぁ!と言う余談でした。


さて、またまた今日も余計な話でブログの記事の行数を増やしている間に、前夜の残り物のダックも、この通り、北京ダック用に綺麗に細切りされ皿に並びました。

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皿の真ん中に載っているのはダックの皮です!1万カロリーは軽くあろうかと思われる皮ですが(爆)、北京ダックの時はやっぱ皮を食べないと話になりません!


ダックと一緒に巻いて食べる野菜は細切りしたきゅうりとクレソン。

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昼間に作ったシュンピンはレンジでチンして温め、冷めないように布巾か鍋の蓋をかぶせておきます。

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前夜、ダックにエキサイトした大食い夫婦。予想以上に肉を食べてしまい、旦那が、これでは北京ダックには足りないとそればかり心配するので、彼のリクエストで、捨てずに残しておいたダックの骨を炊き出しストックをとって、そのスープでラーメン風煮麺も作りました。

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アメリカのスーパーで売っている日本のメーカーの素麺を買ったら、こんなところまでアメリカ!とびっくり。1束が日本の束の2倍は軽くある!それを私は1束全部使ったもんで、椀の中には汁の入る余地がない!(滝汗)


少し素麺を食べては汁を注ぎだすを繰り返しながら食べました。塩ラーメン風の味付けにしているんですが、ローストチキンやダックの残りの骨で作るラーメンは、家庭の味を通り越した最高に旨い夜鳴きそばの味です。


温かいシュンピン1枚を皿の上に広げ、その上に海鮮醤をベースに作った甘いソースを塗ります。ダック、野菜、そしてダックの皮と重ね、クルクルクルクルっとシュンピンで巻き、あとはかぶりつくだけ!旨いぃ...!!!

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ちょっとお高いですが鴨のロース肉を焼いて、シュンピン作って巻いて食べてもいいですし、チキン代用しても、普段と違う豪華さがあって美味しいし楽しいしですね。


シュンピンの作り方はこちらの記事 に記録しています。またソースはこちらの記事 です。

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