日本のスーパーでは肉のバーゲンというと、大概は“○割り引き”になるか、“3つまとめて1000円”風の割引きの仕方。それに対し海外のスーパーでよくある肉のバーゲンは、1つ買えばもう1つがタダになる割引きの仕方です。


先日ビアーシチュー を作った時に買ったフランクステーキも、1つ買えばもう1つがタダになる割引き肉で、タダでもらって来たフランクステーキの1パックは昨日まで冷凍庫で眠っていました。


昨日は久しぶりにパスタを晩御飯の献立にしようと思いたち、そこで、そのフランクステーキを解凍しソースを煮込んだんです。


ビーフラグー

クッキングリッシュの会

raguと綴ればイタリア料理で日本で言うミートソースのこと。そしてragoutと綴ればフランス料理でシチューのこと。


我が家はraguのラグーはいつも旦那の担当で、牛ミンチをトマトと共に2、3日かけてじっくり煮込みミートソースを作ります。(旦那のミートソースはこちら から...)


そしてragoutのラグーは私の担当で、夕べの様に牛やポークの角切り肉を使って作ります。


うちはパスタが晩御飯の献立になることは案外少ない。旦那が日本人のようにケチャップで作るナポリタンを食べてくれないし、私が同じイタリアンでもリゾットと違いパスタソースの種類をあまり知らないから。


このラグはー私の作れる数少ないパスタソースの1つです。


<材料 4~5人分>

シチュー用牛肉...700~800g
オリーブオイル...適宜
たまねぎ、粗みじん切り...1個
にんにく、細かく刻む...2かけ
ベーコン、細かく刻む...100g程度
人参、細かく刻む...1本
セロリ、細かく刻む...大1本
赤ワイン...180ml
牛乳...120ml
トマト缶...2缶
トマトピューレ...大さじ2
ブラックペッパー...適宜
ローレル...1葉
ドライオレガノ...小さじ1/2
ドライタイム...小さじ1/2
塩...適宜
味の素...適宜

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<作り方>

1.牛肉の余分な脂肪を切り取り、オリーブオイルを熱したフライパンで全体に焼き目をつける。一旦皿に取り上げる。この時フライパンの底にたまった水分を完全に取り除く。

2.深めの鍋にオリーブオイルを熱し、たまねぎを2~3分しんなりするまで炒める。にんにく、ベーコンを加え、ベーコンに完全に火が通り脂がたっぷりにじみ出るまで更に2~3分炒める。

3.2に人参とセロリ、1の牛肉を戻し1~2分炒める。

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4.3にワイン、牛乳、トマト缶、トマトピューレを加え、煮立ってきたらブラックペッパーをたっぷり加えて、ハーブ類も投入し火を弱めて蓋をし時々かき混ぜながら1時間半煮る。

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5.塩、味の素で調味し、火を少し強め蓋を取って約30分煮込み、水分を多少蒸発させとろみのあるソースに仕上げる。好みのパスタを皿に盛りにラグーソースをたっぷりかける。

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昨日は家から車で15分ほどのところにある、シャトーサンミッシェルというワイナリーに行きました。別に目的があったわけではなかったけれど、久々に良い天気の土曜日だったので、近場で夫婦でおデートとなったわけです。

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日本から旦那の出張にくっついて来ていた頃は、このワイナリーでも観光客して沢山ワインを購入しましたが、ここに住みだすと計算高くなって、スーパーで買ったほうが同じワインでも安かろうと、ワイナリーでは1本も買いませんでした。


その後スーパーに行くと、確かに同じシャトーサンミッシェルのワインが2ドル程度安くで売っていて、それを買って、ラグーソースをたっぷりかけたパスタと共にいただきました。

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時間のある時は前日に作り、当日更に1時間位火を入れて食べると肉がますますほろほろになり、同じソースでも倍の美味しさになります。

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