昨日アメリカ大使館の領事部でビザを申請し、無事取得出来ることが確認出来ました。来週の今頃には私らの手元に、ビザスタンプが押されたパスポートが返却されるはずです。


殆どの書類は旦那の会社が準備してくれましたが、それを大使館に持参するに当たっては、旦那は1つのミスもない様にカリカリ神経質になりながら、その他準備する必要書類を揃えました。


今日はその旦那にお疲れさんの意と、ビザ取得の御祝いを込めてケーキを焼いてあげました。


ストロベリーショートケーキ

クッキングリッシュの会

昔私には1つ分からんことがありました。スポンジケーキに生クリームをたっぷり塗って苺を挟んだケーキを、なんでショートケーキと呼ぶのか、その理由が分からなかったのです。


英語のショートと言うと日本語にすると短いという意味。このケーキのどこが短くてショートケーキと呼ぶのか、毎回食べる度に考えたものです。


きっと丸いデコレーションケーキを何分の一かに切り分けているから、直径の長さが短くなったからショートケーキと呼ぶんだろうと勝手に解釈していたら、ある時には切り分けていない苺のデコレーションケーキにまで、ショートケーキと言う名がついていました。


英語のショート(short)には、短いと言う意味の他に、“さくさくした”“壊れやすい”と言う意味があります。ショートブレッドとか、ショートニングなんかのショートもそれです。


アメリカではKFCのビスケット(イギリスではスコーン)のようなさくさくしたケーキに、クリームやフルーツを挟んだものをショートケーキと呼びます。


ウィキペディア によると、誰がスポンジケーキを代わりに使うことを発案したかは明らかではないものの、大正時代に不二家が、ふわふわのスポンジに生クリームを塗り苺を挟んだケーキをショートケーキとして売り出したのが、日本に広まるきっかけとなっただそうです。


ところで、この前 私はカルピスと牛乳を混ぜてバターミルクもどきを作りマフィンを焼きましたが、実は今日のショートケーキも、またまた別のバターミルクもどきで作ってみました。牛乳+クリームオブタータです。


バターミルクもどきを使うと、ふんわりしたビスケットやスコーン、マフィンが焼けます。是非お試しを!


<材料 5.5cmの型5個分>

牛乳...70ml
クリームオブタータ...小さじ1/2
小麦粉...200g
ベーキングパウダー...小さじ1
ベーキングソーダ...小さじ1/2
塩...ひとつまみ
グラニュー糖...大さじ1.5
無塩バター...40g

(フィリング)
生クリーム(甘さ控えめにする)...適宜
苺、へたを取って縦半分にする...約8個
粉砂糖...適宜


<作り方>

1.牛乳にクリームオブタータを加えて混ぜ合わせバターミルクもどきを作る。

2.小麦粉、ベーキングパウダー、ベーキングソーダ、塩、グラニュー糖をボウルに入れスプーンでよくかき混ぜる。

3.2にバターを加え指で粉に完全に擦り込む。

クッキングリッシュの会
ちなみに私はいつもペイストリーブレンダーと言う上の写真の器具を使いますが、
これは優れもので、手が汚れないだけじゃなく、しっかりバターを粉になじませます。

4.3に1のバターミルクもどきを加える。生地をまとめるのに必要な水分は粉によってまちまちなので、一気に全部加えずまず8割り程度加え、残りは必要に応じて加えるのがベター。足りないときは牛乳を足す。

5.4の生地が大方まとまったら軽く粉を打った台の上に取り出し、手のひらもしくは麺棒で2cmの厚みに延ばし丸形で型抜きする。

クッキングリッシュの会
生地を練りすぎると絶対に膨らまないので、この程度にまとまれば十分オーケー。
私は洗うのも面倒なので麺棒は使いません。手のひらで軽く押して延ばします。


6.ベーキングペーパーを敷いたオーブン皿に並べ、220度で予熱を済ませたオーブンで15分焼く。

クッキングリッシュの会

焼き上がったショートケーキは完全に冷ましてから横2つに分け、たっぷり生クリームを塗って苺を挟み、お好みで上面に粉砂糖をまぶします。


牛乳+クリームオブタータのバターミルクは、水で溶く輸入物の高価なバターミルクパウダーよりも膨張効果があり、膨らむ、膨らむ、面白いほどに膨らみました。(笑)

クッキングリッシュの会

苺の美味しい時季に果物の持つ甘みを生かす為に、甘さをかなり押さえた生地にし、生クリームにもほんのりとしか甘みはつけませんでした。それがよかったのか、とても上品な味のショートケーキが出来上がりました。


旦那に全部食べられてしまわない前に、先ほどミルクティーと共に私も1つ食べましたが、自分で作って言うのはなんですが、本当、めちゃ旨でした!


これから引越の準備で忙しくなりますが、まずはビザが取得できて一安心。旦那が一生懸命申請書類の準備をしたおかげです。お疲れさん!

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