企業を持続する為に未来への対応を怠らないようにするにはローマの様な柔軟な体制の変化を受け入れることが重要と言える。ローマは、過去その文明の拡大と繁栄の為に王制、共和制、帝政そしてキリスト教の国教化と柔軟に時勢に合わせて変化してきたのだ。
すなわち、ローマの様な繁栄の持続の為には、パラダイムシフトに対する迅速な対応力が必要なのである。
ただ、株式会社となると経営者が変化するだけでは上手く対応できない場合がある。
人間は、理性を持ち、考え、決断する事ができる。
この決断の軸となるのは、何らかの価値(利益)の対比ないし選択であろう。
そうであるならば、軸となる価値(利益)に変化を生じさせれば、自ずと大衆の判断にも変化が生じ、現在の社会構造も新しい体制となると思われる。
今社会は、CSRから収益と慈善事業がmixしているソーシャルビジネスへ価値が転換しようとしている。株式会社がこれに柔軟に対応できるかどうかは、経営者が株主の意識改革を出来るかどうかにかかっていると言えるだろう。
つづく