今回の日韓合意が、日本近現代史上のいかなる条約に比肩し得るか考えてみた。
かつて日本は外国に治外法権を認めさせられ、関税自主権を放棄させられるといった不平等条約に辛酸を舐め、この撤廃を国是とし、臥薪嘗胆・富国強兵に全力を挙げた時代があった。昨日結ばれた日韓合意は、こうした不平等条約にも劣る。
したがって、これまで日本が数多蓄積してきた外交交渉の末の平成のこの時代に、安倍晋三は、外交に関し基本的な知識とセンスに著しく欠けた、桁外れの、あるいは常識を乗り越えたデタラメの所業によって、政治全般において無能、無資格であることを露呈したことになる。このことに国民は気がつかなければならない。
もちろん、政治家など最初から無理であったし、すぐにでもやめさせなければならない。でなければ今後日本がどこまで解体されてしまうかわからない。
その上でさらに日本は、未来を見据えこの安倍晋三という想定外の存在をどのように適正に処罰するかという難題を新たに突きつけられたのである。くれぐれも評価を誤ることがないようにしたい。