この記事は、２０１０年３月１３日更新の、東北・関東大震災の震災特別番組で見た、メディアやフジテレビの報道のあり方、ＮＨＫの頼もしさ の関連記事で、海外や日本の芸能人、有名人からの義援金に関する内容となります。
ハァ～ッ…、いままで災害に関する記事なんて書いたことがないため、次の更新までやや時間がかかりましたが、海外や日本の芸能人、有名人からの義援金に関する記事にまいりましょう。
東北・関東大震災が発生して以降、支援と救済のために、海外の芸能人や有名人、日本の芸能人や有名人からも義援金が、日本赤十字社などの支援団体に続々と寄せられています！
すでに芸能ニュースでも数多く発表されてはいますが、海外や日本を含め、これまでにどんな芸能人や有名人が東北・関東大震災のために義援金を寄付したのか知りたい方のために、芸能人や有名人からの義援金の寄付に関する話題をまとめた便利なサイトがありました。
まずは下の参考リンクをクリックしてご覧になってみてくださいね。
参考リンク
東日本大震災義援金（寄付金）をした有名人（芸能人）まとめ - NAVERまとめ
◆韓国の芸能人の義援金が多く寄せられていたことで、韓流スターのおっかけをしている中年女性のおばちゃんたちは見る目があるなと少し見直しました
なんといっても、韓国ドラマ「冬のソナタ」で大人気となり、中年女性のおばちゃんの間では“ヨン様”の愛称で親しまれている、韓国の俳優のペ・ヨンジュンさんが内閣府を通じて寄付をしたという１０億ウォン。
日本円にしてなんと７２００万円の義援金は、韓国の芸能人の中でもダントツ！
そして、同じく「冬のソナタ」でヨン様と共演した、女優のチェ・ジウさんも、日本円にして１２００万円を寄付してくださったそうです！
日本のお隣の国である韓国ではあるけれども、ヨン様とチェ・ジウさんによる冬のソナタの名コンビをはじめ、こうして韓流スターのみなさんたちが日本に義援金を寄せてくださっていることに、とてもうれしく感じましたね。
ほかにも、ソ・スンホンさん、チャン・ドンゴンさんが２億ウォン（日本円で約１４５０万円）を。
以前までＴＢＳで放送されていたドラマ「アイリス」に出演していたキム・デビさんは、日本赤十字社に１億ウォン（日本円で７００万円）を。
イ・ビョンホンさんも、大韓赤十字社を通じて７億ウォン（日本円で５０００万円）を寄付されたということでした。
いままでは、テレビのワイドショーの特集で時々見かける、韓流のおっかけをしている日本の中年のおばちゃんたちを、「いい歳をして、何を韓国スターなんかに夢中になっているのか」と思ったことがありました。
けれど、こうして多くの韓国の芸能人たちが義援金を寄せてくださっていたのを知ると、あぁ、中年のおばさんたちも見る目はあるんだなと、韓国の芸能人とともに少し見直したのでした。
あと海外のアーティストでは、歌手のレディー・ガガさんが１億円を寄付されたというのが、私がユーザーのａｕのスマートフォンのＣＭに出演していたこともあって、個人的にうれしく感じました。
◆日本の芸能人では、安室奈美恵さんの５０００万円がいちばん価値ある義援金と思いました
もちろん日本でも、多くの芸能人が義援金として寄付をされていましたが、その中で、歌手の安室奈美恵さんが、日本赤十字社を通じて５０００万円を寄付していたことが、地震発生から２日後の１３日にこれほどまでの大金を寄付されていたことから、いちばん価値ある義援金と思いました。
本人は、個人的に極秘で寄付をされていたみたいなんですけどね。
安室さんはこれまでも、２００１年のアメリカ同時多発テロで１２００万円、２００５年のスマトラ沖地震で１０００
万円。
さらに、１９９５年の阪神・淡路大震災でも３０００万円の義援金を送られるなど、いずれも極秘で行なっていたそうです。
東北・関東大震災のために５０００万円を寄付したことを知った、元々安室さんのファンだった方は「ファンでよかった！」と喜んだことでしょうね。
また、そんなに安室さんのファンではなかった人でも、この話題を知ってファンになった方が多くおられたようです。
ロックバンドの「ＧＬＡＹ」も２０００万円を寄付されたそうなので、こちらも、「ＧＬＡＹのファンでよかった！」と思われた方は多いかもしれません。
浜崎あゆみさんも、合計で３５００万円を日本赤十字社に寄付されたとのこと。
地震発生の翌日の１２日から、３回に分けて５００万円も送られていたそうですから、義援金としての寄付は浜崎さんがいち早く行なったことになるでしょうね。
安室さんと浜崎さんが義援金を送ったとなると、次なるユーザーさんの矛先は、かつてエロカッコイイと言われていて、この前、「私は歌うことしかできない」と被災者に向けてメッセージを送っていたあの女性アーティストに向けられることになりそうですね。
それから、AKB48の５億円もスゴイと思います！
その気になる５億円の義援金は、AKB48グループ（AKB48、SKE48、NMB48、SDN48、株式会社AKS、株式会社秋元康事務所）で送るほかに、ファンからの義援金を受け付けることができる口座も開設されています。
◆有名人では、ユニクロの社長と楽天の社長が１０億円の義援金！
一方有名人では、
ユニクロの柳井正社長 １０億円
楽天の三木谷浩史社長 １０億円
が、個人での義援金としては最高額となります！
私も、ユニクロはそうでもないけれど、楽天の楽天市場は会員になっていて、よくネットショッピングも利用してます。
ですから、先ほどの安室奈美恵さんのように、こういう話題を聞くと楽天市場の会員になってよかったなぁと思いましたね。
ほかにも、キャスターとしておなじみの久米宏さんも、なんと２億円を寄付！
しかも、寄付についてのコメントは一切なかったそうです（なんとなくカッコイイ）。
野球選手も、まず北海道日本ハムファイターズのダルビッシュ有選手が５０００万円。
シアトル・マリナーズのイチロー選手が１億円で、ボストン・アスレチックスに移籍した松井秀喜選手も、義援金を呼びかける球団公式ホームページに英語でメッセージを寄せるほか、自らも義援金として５０００万円を送ったと発表されました。
◆イメージが悪い大物芸能人は、ここでいち早く身銭を切り、寄付したことを発表すれば好感度アップのチャンスのはずなんですが…
これについては、数多くの大物芸能人がおられる中で、特に島田紳助さん（以下、紳助さん）と和田アキ子さん（以下、アッコさん）といった、東北・関東大震災が発生したときには、芸能人として真っ先に先頭に立って支援をしてもいいお２人が、なかなか動きが見られませんでした。
特に紳助さんは、大物芸能人であるのはもちろん、大物司会者でもあり、紳助さんのテレビ番組で何気なく発した一言が、番組の企画や芸能界にまで大きな影響を及ぼす方でもあることから、
「島田紳助、寄付しろや！」
といった怒りのコメントが、ネットの掲示板で多く見られました。
そんな中、宮城県の気仙沼市で巨大地震と大津波で被災されたことがあった、漫才コンビのサンドウィッチマンのお２人が「東北魂」と名付けた募金活動を開始されたそうです。
義援金口座の開設と、来月４月９日にチャリティーライブを開催することを発表。
「（故郷を救うため）できることはないかと考えたとき、今は募金しかない。
ネタを見てもらい、義援金を頂いて、それを届けたい」
と訴えたそうです。
また、自らも１０００万円を寄付されたそうです！
実はこの募金活動とチャリティーライブには、島田紳助さん、間寛平さん、笑福亭鶴瓶さんが「先頭に立ってアクションを起こせ」と励まされたとのこと。
中でも、紳助さんの「お前らが動かなければダメ」の言葉で決めたそうで、この募金活動とチャリティーライブには紳助さんとアッコさんも協力するということでした。
これについては、大物芸能人たちが先頭に立つよりも、後輩に席を譲る形のほうがサンドウィッチマンもやりやすくなりますので、とてもいいことだと思ってます。
アッコさんというと、所属している大手芸能プロダクション「ホリプロ」が３月１７日に、義援金５０００万円の送付と、ファンからの寄付金を募る特別口座「あの鐘を鳴らすのはあなた基金」の設立を発表しました。
所属タレント約２７０人のうち、アッコさんをはじめ、榊原郁恵さん、妻夫木聡さん、松山ケンイチさん、藤原竜也さんらが賛同し、被災地への援助を呼びかけるそうです。
けれども、紳助さんとアッコさんといえば、私はそうでもないけれど、ネットのユーザーさんの間ではイメージが悪い大物芸能人として、何かにつけて批判されているみたいです。
そんなイメージが悪い大物芸能人である紳助さんとアッコさんが、もしも今回の東北・関東大震災のために個人的に義援金を送ったと発表したら、義援金の額は極秘にしてもいいので、義援金を送ったという事実さえわかれば、私も少しは見直しますし、ユーザーのみなさんの紳助さんとアッコさんの好感度も少しはアップするかもしれません。
まさにいまがそのチャンスではないかと思うんですけどね…。
◆チャリティーやコンサートで募金を呼びかける芸能人は、まず自ら身銭を切ってから行なってほしい！
ところで、東北・関東大震災が発生してから、日本でも数多くの芸能人が、チャリティーやコンサートを通じて、一般の方やファンに募金を呼びかける運動を始めています。
ただ、そういった形で募金を呼びかける芸能人は、できれば、まず自らが身銭を切ってから行なってほしいと思っています。
たとえば、ハイレグの衣装でテレビ番組に出演していることでもおなじみの、タレントの岡本夏生さんは、「NEVERまとめ」でも紹介されていたように、自らのブログで１００万円を寄付したことを報告。
さらには、大阪市内で、ハイレグではなくスーツ姿で東日本大震災復興支援としての募金活動を行なったそうです。
このように、まず自らが身銭を切って義援金を送り、なおかつ募金活動も行なっているのでしたらぜひ協力したいと思いますよね。
特にサンドウィッチマンは、宮城県の気仙沼市のロケで実際に巨大地震と大津波を経験し、被災もされていますので、「東北魂」として集められた募金は、必ず自らの手で被災地に届けてくれることが期待できます。
◆芸能人や有名人が出す義援金の善意は金銭で換算できるものではない
と、ここまで書いてきましたが、私個人としては、芸能人や有名人が出す義援金の大小は関係ないと考えています。
義援金は、自分の気持ちや思いを形にするものですし、善意というのは金銭で換算できるものではないからです。
もちろん私も、ネットで公表された芸能人で義援金の額がたとえ少なかったとしても、それにより優劣を付けたり、今後、テレビ番組やＣＭ等でその人の見方が変わるといったことは一切ありません。
それに、数多くのユーザーさんが義援金を寄附しろと叫んでいる大物芸能人や大物司会者も、もしかしたら匿名で寄付をしていて、それがマスコミでは公表されていないだけかもしれませんからね。
ちなみに、「NEVERまとめ」のサイトにもありましたように、こちらも大物芸能人で、大物司会者でもある北野武（ビートたけし）さんと所ジョージさんは、お２人で１０００万円の義援金を寄付されていました。
◆義援金ではない、違った形での支援もある ジャニーズ事務所がコンサートで使用のトラックを物質輸送用として提供 ジャニーズの全タレントも長期的に支援を表明
それから、義援金ではなかったけれども、こういった違った形での支援もあるんだなと感じた話題もありました。
それは、こちらも義援金を寄付しないのかとユーザーさんが指摘されていたジャニーズ事務所が、３月１９日に、ジャニーズに所属している全タレントによる東北・関東大震災の被災者救援プロジェクトを立ち上げたことを発表。
すでに、コンサートで使用されている電源車２台と、タンクローリー１台、１１トントラック５台を各自治体に提供していますが、今後は最年長の近藤真彦さんから、少年隊、ＳＭＡＰ、嵐、ＴＯＫＩＯら、ジャニーズの全タレントが一致団結して、長期的に支援していくことを表明。
担当者は「今回の物資輸送を第１弾として、今後、継続的にジャニーズでしかできないような形で支援した
い」と話したそうです。
そのジャニーズ事務所は、１９９５年に「阪神・淡路大震災」が起きたときにも、ＴＯＫＩＯ、KinKi Kids、Ｖ６のメンバーで「J-FRIENDS」を作り、救援物資の仕分け作業や街頭募金活動などを行なったことがありました。
以後、震災当時小学１年生だった子供たちが義務教育を終える２００３年まで、継続して支援活動をされていたそうです。
今回の東北・関東大震災では、支援をするにしても阪神・淡路大震災以上にかなりの長期化が予想されますが、ぜひ被災地が復興するまでがんばってほしいですね。
◆未曽有の災害には未曽有の対策を！ 政治家も義援金を送ることができる法律の改正が必要
あと、芸能人の義援金の寄付の話題に寄せられていたユーザーさんからのコメントの中に、「政治家は義援金を寄付しないのか？」という投稿もかなりありました。
そういえば、私もこれについては疑問に思っていました。
そこで調べてみたところ、どうやら公職選挙法という法律があり、その中の第１４章 選挙運動に関する収人及び支出並びに寄附 （第１７９条～第２０１条）のうち第１９９条の２にある「公職の候補者等の寄附の禁止」の項目に違反するということで、政治家は義援金を送ることができないのだそうです。
参考リンク
公職選挙法 第14章 選挙運動に関する収人及び支出並びに寄附（表示されたページの第１９９条の２を参照）
これについては、ある議員さんのブログで、事務所に一口３０００円の赤い羽根募金の寄付の依頼が来たけれども、公職選挙法に違反するからできないということで、「あー、議員ってやっかいだ…」と、記事でボヤいておられました。
もしやるとしたら、誰にもわからないように、マスクとサングラスをした議員が、スーパーやコンビニなどに設置されている募金箱にこっそりと募金をするといった形になるのかも？
けれども、東北・関東大震災という１０００年に一度といわれる未曽有の大災害が発生したんですから、政府としても、いまだかつてない未曽有の対策が必要なのではないでしょうか？
たとえば、今回の東北・関東大震災のような大災害が発生したという非常事態には、政治家も、個人だと選挙の問題があるので、議員同士で義援金を出し合うことで、被災地に届けることができるような公職選挙法の改正か、あるいは新たな法律を作るべきではないかと考えられます。
あと、ボランティアなら法律には触れないみたいなので、せひ多くの議員さんが積極的に被災地のボランティアに参加して、復興のお手伝いをしてほしいですね。
次の記事では、私を含めた個人での寄付について書いてみたいと思います。