不登校増加 | ワクワク人生研究所所長 小未来のブログ

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ワクワク人生研究所所長・兼実験室室長、小未来のブログ

不登校増加

20160131



新たに不登校となる

小中学生が増えている。


1993年度の約3万3千人に対し、

2014年度は約6万5千人だった。


※朝日新聞1面より



▼在学者数は4分の3に

1993年時点での小中学生の数は

約1362万人。


対して2014年では

約1010万人。


つまり生徒児童数は

4分の3に減ったにも関わらず、


不登校者数は増加。


割合にしたら

2.6倍以上の増加となる。



▼中学校で急増

また、小学生の場合は

0.1%-0.4%だが

中学生になると

1.2%-1.6%に急増。


中核市の1小学校あたりの

平均児童数は402人とあるから

(平成24年度中核都市教育要覧より)

小学生の場合は

およそ1学校に1人以上、


最も多い学年の6年生で

0.4%を超えるとあるから、


高学年になると

1学年に1人いても

おかしくない状況だ。


そして中学生となれば

2クラスに1人は存在する計算だ。



▼学校に行きたくない

僕は学校が嫌いだったが、

不登校になることはなかった。


なぜなら

心のよりどころがあったらだ。


それは本と音楽。


学校にいけば

あの顔を合わせたくないやつらが

必ずいるし、


顔を合わせれば、

目を合わせずとも何かしらの

からかいや罵声を浴びせに来る。


けど、ひとたび学校を離れ

家に帰れば、そこには

大好きな物語と音楽の世界が。


そこで僕は

気の済むまで自己投影を行うのだ。


すると、日常のヤツらの仕業なんて

どうでもよくなる。


とはいってもさすがにに

集団でボールの類を自分目がけて

連発で投げつけられる瞬間は

滅入ることもあるが。。



▼理解者

不登校の子が求めているのは、

これだ。


勿論その役割を果たすべきは

家庭の保護者であり、

学校の先生だ。


しかし、

学校の先生だって

すべての生徒児童を見るには

限界があるし、


家庭の保護者だって、

その家庭ごとに様々な事情がある。


僕みたいに

本や音楽の世界が

ある種の理解者となる例も

全員に当てはまるわけではなかろう。


だからこそ一人ひとりが

“手の届く範囲で”

心の拠り所と成り得る

相談先が必要だと思う。


現在、複数のNPO法人や

各市区町村の教育委員会

さらには各関係省庁が

『相談ダイヤル』を

開設しているが、


これらを本当に

必要としている子ども達に

“あまねく行き渡らせる”

施策こそがまず大事だ。