圏央道埼玉全通3カ月
2015年10月末に
埼玉区間が全線開通して3カ月。
業務用車両は移動効率が改善し、
観光施設は圏央道を使う観光客が
増加傾向だ。
※日本経済新聞首都圏経済版より
▼3時間が2時間に
栃木県のある会社のインタビューでは
大口取引先の山梨へ
3時間要していたのが
「最短で2時間で行けるようになった」
と答えていた。
往復で4時間台と、
“日帰り圏内”になったことから
燃料費だけにとどまらず
経費削減や業務効率化に
つながっているという。
▼国内最大規模の物流施設
大手ハウスメーカーや
外資系の物流企業が
千葉県流山市で数百億規模の
大型物流施設を着工する、
とのこと。
とは言っても、同市は
圏央道のルートから
30キロほど離れた場所に
位置している。
それでも特集記事内では
圏央道の整備による
間接的な時短効果が影響、
としている。
▼同じ高速ルートで
何がすごいかって、
去年の埼玉全通以前は
東北道から東名道まで
所要時間が130分だったのに
開通した圏央道経由だと
これがなんと75分に。
同じ高速道路ルートなのに
(厳密には両者とも
“自動車専用道路”だが)
なんと1時間近くも
時間短縮できてしまうのだ。
まさにタイムトラベル気分…
▼今後
神奈川の茅ヶ崎を起点として
海老名JCT(東名道)
八王子JCT(中央道)
鶴ヶ島JCT(関越道)
久喜白岡JCT(東北道)
そして今年開通予定の
茨城の境古河ICから
つくば中央ICを経て
つくばJCT(常磐道)
大栄JCT(東関道)
と、6つの首都圏の高速道路が
2016年、つながる。
1996年の初回の部分開通から
丁度、20年。
厳密には千葉県の一部の区間が
開通未定となっているが、
今年、関東広域の車の流れが
大きく変わる、節目の年に
なるかもしれない。