こんにちは
心理カウンセラーの吉田亮介です。
以前、ビリーフ(無意識の思い込み)が幼少期に
出来るというお話をしました。
それぞれのビリーフについて、実は
2種類の『決断』の仕方があります。
『決断』というのは、主に幼少期に
自分はこういう生き方をする!
あるいは、こういう生き方はしないぞ!
と(無意識に)心に決めたことです。
具体例でお話しします。
例えば、ビリーフの中で
【重要な存在であってはいけない】
というものがあります。
これは、何かができる自分には価値があるけど、
ありのままの自分には価値がないという
無意識の思い込みです。
どういうことかと言うと、仕事が出来る自分には
価値がある、話が面白い自分には価値がある
勉強ができる自分には価値がある
ルックスがいい自分には価値がある
と感じられます。
ところが、それらが出来ないとなると
とたんに自信喪失してしまうのです。
このようなビリーフがない場合は、
出来ても出来なくても自分の価値が
変わるわけではないと思えるわけです。
もちろん、いちいち価値がどうこうと
考えるのではなく、そもそもそれほど
深刻に気にしないということですね。
気にするとしても、仕事ならもっと
いい仕事が出来るように頑張ろう
というように健全に思えるわけです。
一方で、【重要な存在であってはいけない】
と思い込んでいれば仕事が出来ない
自分には価値がない、居場所がないと
過剰に不安になったり、イライラして
不健全に頑張るのです。
ビリーフの決断の仕方の話に戻ります。
例えばこの【重要な存在であってはいけない】
が出来る(決断する)背景のひとつとして、
典型的なものとして厳しすぎる親というのが
あります。
何か、賞を取るとか成績上位に入らないと
認めてもらえない、怒られるという環境で育つと、
何かが出来ない自分は認めてもらえない=価値がない
と思ってしまいますよね。
意識して決断したわけではないのですが、
無意識に心に決めているわけです。
この場合の決断は、
「何かが出来ない自分は、(両親に)認めてもらえない。
価値がない・・・。だから、認めてもらえるように
必死に頑張ろう」
という感じでしょうか。
ビリーフ的な観点からいえば、
「何かが出来ない自分は、価値がないんだ。」
と無意識の内に心に刻んだわけです。
これを『決断』と言っています。
そして、その『決断』の仕方について
2種類あるということなんです。
そして、その『決断』の仕方によって
症状の現れ方まで変わって来てしまうのです。
続きはまた次回お話します。
ビリーフ(メンタルブロック)を解消する
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