こんにちは
心理カウンセラーの吉田亮介です。
今 回も、《人間関係》に関するリミッティング・ビリーフ（メンタルブロック）< /b>のひとつである【人を信用してはいけない】について詳しく説明したいと想います。
※ビリーフとは「心の抵抗」のことを言います。
詳しくはこちらの記事をご覧ください↓
【症状】と【刷り込みの場面】については、コチラの記事をご覧ください↓
人が信用できない。【ビリーフ】人を信用してはいけない(１)& lt;/h4>
今回は、少し事例を交えて
お話したいと思います。
実際にセッションをした例なのですが、
小さいころ、お母さんが浮気をして
家を出て行ってしまったという方が
いました。
３歳足らずで急にお母さんが
いなくなってしまったのです。
その「恐怖」「悲しみ」「怒り」
は想像を絶するものがありますよね。
そして、お父さんがすぐに再婚して
やってきた継母がいましたが、
この継母にはさんざんイジメられたそうです。
これでは「人を信用してはいけない」
と思い込むのも仕方ないですね。
ですがそのクライアントさんは、
実の恋人ですら信用しきれない
のは悲しいし虚しいということで
セッションを受けられました。
先ず、突然いなくなったことへの恐怖
そして激しい怒り、さらにはその奥に
あった深い悲しみを感じてもらいました。
初回はそれで終わりました。
そして2回目のセッションで、改めて
感情を吐き出してもらった後に、
いよいよビリーフ（メンタルブロック）
を解除する時になりました。
「人を信用しない」ということをその
クライアントさんは小さい時に無意識に
かもしれませんが心に決めたのです。
ですから、ビリーフを解除するためには
新しい決断をしてもらう必要があります。
つまり、世の中には信用出来る人もいれば
出来ない人もいる。
だから
「私は信用したい人を信用します」
ということです。
ところが、さすがに過酷な環境の中で
育って来たせいか、これがなかなか
決意できません。
その裏にはまた裏切れたらどうしよう
という不安があるのです。
最初から信用しなければ傷つかなくて
済むからです。
「ほら、やっぱり！」と言えれば、
ダメージが小さくて済みます。
でも、同時にそれはそのクライアントさんに
とっては、大切な恋人、結婚を考えている
ような人であっても本当の意味では
信用しないということなのです。
なぜといって、この世で一番愛してくれるはずの
愛していたはずのお母さんに捨てられて
いるのですから。
その想像を絶する苦しみを再度味わいたくない
と思うのは当然ですよね。
でも、何十年も経ったとき、今度は人を心から
信用できない虚しさも感じるのです。
だから葛藤します。
「信用したい」
だけど
「信用できない」
と。
このようにビリーフ（メンタルブロック）を
解除する時には葛藤するのです。
そして、この葛藤を乗り越えた時に、
新しい生き方、人生を決意した時に
本当に信念が書き換わります。
いわゆるメンタルブロックが解除されます。
そして、新しい人生を生きて行くことが
できるのです！
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