テストは社会で生き抜く力をはかるものではないという記事でご紹介した「情報収集力」について。
これは、20世紀人である私たちと、21世紀人であるこどもたちでは、少し意味が違ってくると思うんです。
20世紀人の私たちは、「覚えること」が情報収集力だと思っている節があります。
例えば、本能寺の変は、1582年。
明智光秀が京都にある本能寺で信長に反旗を翻し、葬ります。
…でもね、今のこどもたちにとっては、こんなことわざわざ覚えなくても、Googleを使えば、1秒もかからないうちに584,000件もヒットするわけです。
っていうことは、『記憶することにそんなに意味はない時代になった』っていうことかもしれないですよね。
有名な経営コンサルタントの大前研一氏は、”義務教育で教える「答え」そのものだけなら、今では500円のメモリーチップにすべて入ってしまう”と話しています。
となると、こども達にとっての「大切な情報」ってなんでしょう?
私は、体で感じたことや、心で感じたこと、自分で体験したことや経験したことこそが、こども達にとっての大切な情報になると思っています。
だからこそ、こどもたちの五感力を伸ばして、目の前の出来事からたくさんの情報をつかんでもらいたい。
私たちピカソプロジェクトが『五感力』にこだわるのは、こんな想いも込めています。