骨格診断 40代、50代コーディネート ナチュラル(ウェーブミックス) | 骨格診断・パーソナルカラーから学ぶ、40代、50代からの大人ファッションレッス ン

骨格診断・パーソナルカラーから学ぶ、40代、50代からの大人ファッションレッス ン

COLOR&STYLE1116  Yamasaki Mariko
骨格診断士plus、パーソナルカラーplus診断士をしております
何を着て良いか分からない
私達世代の悩みを解決します

昨年最後の診断を
させて戴いたUさま(50代前半)です



      
before                         posing                        



「どのタイプ 」
に括らずとも
「何が似合う」
が分かれば
それで良いのではないかしら

と、つい思ってしまうほど
タイプ分け
ちょっと悩ませて戴きました





骨格診断

骨格がAであれば
質感がAになり
似合う形はA仕様で
似合う素材もA仕様

という公式が軸になって
いるわけですが

骨格がAでも
質感がBなら
質感Bを優先します

骨格は質感を探る為の
手立ての一つと
なっているワケですが

さて、Uさま
お身体の前後は薄い
が、骨に薄さほどの華奢さはない
お顔の質感柔らかい
特に目が優しい
ただ、少し、お顔の一部に骨感


 


一方
腕・腿・腰に
筋肉のハリが感じられ

骨格はSWNが混じられます

肩幅狭く、お顔とても小さく
上記2点の華奢さも手伝い
腰、横に広さを感じられます

全体的に細身
ラインの癖は直線ながら
その線は細い

通例のスト-ルで比較
シフォンスカ-フ・ブランドスカ-フ・ザックリスト-ル

馴染まれたのはシフォン
つまり、素材感はW
(ただ、スト-ルの場合はお顔との相性が主
上半身の質感=Wとなる)

けれど、試着して戴くと
ヒラヒラ薄手エプロンは×
形はNがしっくり

骨格SWN 
質感W N
素材感W 形N 作る雰囲気N
となられました

更に様々に試着して戴きました


 
before        after1         after2       after3

before スタンダードなストレートスタイル、ナチュラルも可 ○
after1 ざっくりスト-ルを加えナチュラル感プラス     ○ 
after2 シワ感、ロックテイストのナチュラル仕様トレンチ ○
after3 ショートダウンのウェーブスタイル  △

after1のストレートは○でらっしゃいましたが
別にお召し戴いた、ジャケット他のスタイル=きちんときれいな素材感が
余りお得意でなかったので、ストレートは外させて戴きました

after3 腰のハリ感が感じられ
ボリュームアップに繋がるので、ショ-ト丈は×



after4       after5       after6

ショ-トは外し、全てロング丈で検証

after4 ボックスシルエット、ナチュラル仕様のロングコ-ト ◎
after5 素材は薄手のウェ-ブ、形はナチュラル  
     薄手感がちょっと寂しい ×     
after6 形も素材もウェ-ブ  素材・形が体型カバー的に×

薄手が苦手、で更に試着


after7         after8          after9

after7 光沢感のあるダウンコート 素材感が強い ×
after8 ハリ感の強い中綿コート  ハリ感が強い ×
after9 シワ感あり、柔らかくもなくハリもない、モッズコート○

強いハリ感、素材感は苦手
薄く柔らかいのも余りお得意でなく
やはり腰を覆う丈がスタイルアップに繋がられます


軽い素材、ざっくり素材と
一番お似合いだったロングコ-トで再比較



after10        after11      after12

after10 腰回りを隠しつつ、軽めショートダウン △
after11 柔らかめざっくりニットロングコート 
     写真では中々素敵ですが、実はお顔が埋もれるくらい小さく感じられ
     バランスがよくなられませんでした ×
after12 ロングコ-トをヒールで合わせて ◎
     全部お見せできないのが悔しいほど、カッコよく着こなして下さいました

     「ウェ-ブ」を引っ張っていたのは 実は優しく柔らかい目でらしたのでは
     と思い、12のスタイル、サングラスをお召し戴いたのですが
     目に強さが加われば、全体で一気に統一感がとられ
     まさに粋な大人スタイルが出来上がりました


 


Uさま 検証結果 総合

デコルテより上=ウェ-ブの質感と形
小顔、目の柔らかい印象

  柔らかい質感のもの ○
  小さい丸襟 ○
  尖った襟、大きな襟 ×
 =大へちまカラーのアウター ×

  デコルテを大きく開ける △

腰回り=ストレ-トの質感と形
高い腰の位置、丸みを帯びたハリ感は骨より筋肉
小顔との対比でよりボリューミーに感じられる

  ショ-ト丈のもの ×
  ウエストマ-クのもの×
  タック、ギャザ-等の入った、ボリュ-ム作るボトムス ×
  
馴染まれる質感は ナチュラルでもソフト系
(特に最初に馴染まれたシフォンのスカ-フは
お顔の質感、特に目の柔らかさからかと思います)

  ざっくりニット △
  革ジャン  ×
  大き目で着るハリ感ありのダウン ×
    
サイズ感は 小さめ、
きちんと肩で合わせて戴いた方が
スタイルアップされます
(大き目サイズ感で着崩す は、
初歩段階では避けて戴いた方が無難かと)







「自分のスタイルを持つ 
ということは、
なかなか難しい事なのだと、
気づきました。

 

それでも、いろいろと試して、
鏡に映る姿を確認して、
先生の診断結果に後押しされて、
どう考えれば良いか、
どう見せれば良いか、
おぼろげながらですが、
方向性が見えてきました。」


(Uさまより戴いたメールより)





Uさま、ありがとうございました

上記少々長くなりましたが
2012年最後に、
Uさまからは課題を戴いたのかなと
思っております

写真にはありませんが
お試しいただいた
ウェーブアイテム
ビジュー付きニットカーディガン
質感はお似合いでした

柔らかいニットで
形はナチュラルがお似合い
じゃぁ、どんなイメージをつくればいいのか

ウェ-ブなら、可愛い、優しい、エレガント
でも、多分、それとはちょっと違う
素材はウェーブだけど、雰囲気はナチュラル

 


こういった過程から
「どのタイプ」 でなく、「何が似合う」
 だけで良いのではないか、などと思った
りしたのですが

 

3つのタイプに絞る
ぴったり嵌るかたもあれば、
中々そうでもない方もあり
 

 

ですので、「ナチュラル(ウェーブミックス)」という答えは
私が良く書く ウェ-ブはこんなタイプ、
というステレオタイプ的な繋げ方は忘れて戴いて
単に 便宜上のタイプ分けと捉えて戴ければと思いました

そして
「ウェーブ」と言う診断を受けられたとしても
その診断は×ではないかと思います
あくまでも 便宜上のタイプ分け

ヒラヒラ、フリルのイメ-ジの強いウェ-ブタイプですが
それだけのイメージで捉えると
難しくなってしまいます

素材で捉え、形は年齢、イメ-ジを加味し、作っていかなければ
何となくしっくりこない となられるかと思います

Uさまからのご質問を交え
もう少しのご回答
次に続かせて戴ければと思います



 


(お写真・メール共に
ご本人さまの了解を得て掲載させて戴いております)