こんにちは カラーコーディネーターの武田珠佳です
毎年、毎年、ファッションに関する「キーワード」が出回りますが、先日行きつけのショップを覗いた時に、スタッフに質問されました。
シャーベットトーンって、パステルカラーやマカロンカラーとどう違うの?
次に私が来たら聞こうと思って待ってたらしい頼むから社長にセミナー交渉してくれー!(笑)
今年は「シャーベットカラー」という言葉が独り歩きしてますが、もともと、シャーベットトーンという言葉は既に存在しており、1960年代に流行した色の調子(トーン)を指し、本来の色のイメージは「ひんやりした涼しい明るい淡い色」の事です。
今年のトレンドカラーと言われる「シャーベットカラー」は、上記のシャーベットトーンからは少し意味合いが広がって、傾向としてはパステルカラーや淡い色を指すように思います。
パステルカラーは濁りのないクリアな色ですが、シャーベットカラーよりは色味があります。
ざっくりですが、上のパステルカラーに「K:黒」が混ざると濁色の淡い色に
また、マカロンカラーはもっとポップで元気な色
トーン表であえて言うなら、こんな感じでしょうか?
厳密に言えば、それぞれの言葉によって、指す色は違いますが、ファッションに於いては、ざっくりですが、「明るい色・優しい色・淡い色」がトレンドという解釈でいいのではないかと思います。
実際に、そのお店でも、パステルカラーやライトグレイッシュカラーのアイテムは多かったですが、シャーベットカラーの洋服は1枚しかありませんでした。
人によって、似合う色や、似合うトーンはまた別の話です。本当に似合う色は、色そのものよりトーンの方が重要だったりします。
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