流潮庭 | コジコロコジコロ

コジコロコジコロ

おきらくごきらくおおなみこなみどんぶらこ

先日、ちょっと時間が出来たので一年前に作庭したところへ写真を撮りに行って来ました。


この庭は、離れを解体して出来たスペースに主庭を造ってほしいという依頼でした。


既存の松がとても立派なのに他の木が邪魔していました。


必要な木のみを残し、思い切って他の木を撤去しました。


平面図

庭のゾーニングをするのにお客様の要望をいかに聞き取れるかが重要になってきます。


設計者はヒヤリング力です。


『純和風すぎない庭』 『家族が集まってBBQが出来る庭』 『ホテルのような庭』 『四季が感じられる庭』etc


あとは形にしていきます。


イメージ図

蹲踞の位置を決めます。私は和室の上座からよく見えるようにします。


蹲踞と山燈篭

飛石で構成せず、鉄平張りのテラスで建物とつなぎます。


水の流れが感じられるように、庭が広く見えるようにラインを決めます。


流れのテラス

単調にならないように直線の切り石も入れて曲線を強調します。


このテラスの上でBBQが出来ます。


イロハモミジと景石

計画では手前は芝庭にするはずだったのですが、管理の大変さから砂利に変更。


一度芝でがんばって欲しかったのですが、、、、残念。


見晴らしのよい庭

自分でいうのもなんですが、いい庭が出来ました。


これを超える庭を創れるように、日々精進です。


飛石

追記


小走り作庭者

写真は一緒にいった若手設計者が撮りました。


普段、現場を見れてないので連れて行ってみました。


なにか得れるものがあったらいいのですが、、、。