むごい死に方。地獄の現場 | ココニャン一家の縁結び~収容犬猫の命をつなげ

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飼い主の居ない動物達の家族を探すブログです

60匹現場に25日お散歩に来て下さった皆様、

ありがとうございました。





たくさんの方が来て下さり、

犬より人間の方が多かった。





いやいや、そんなはずは無い。

もっと犬がいるはずなのに、

だいぶ少ない。。。。





そう思っておじいちゃんに話を聞いた。





行方不明になっている犬が、

気が付いただけでも数匹いたので、

少し前から薄々気が付いていたけれど、

この数ヶ月だけで、

たくさんの犬が現場で命を落としていました。






おじいちゃんと、そのことについて

話をしましたが、犬達の死に方が、

あまりにもむごい死に方すぎて、

とてもブログでは書けませんし、

ずっと現場に入ってくれている

仲間のボランティアにも、

現実を数名にしか言えませんでした。







ここの現場、知れば知るほど地獄だ。。。






ゆっくりはしていられない。







ここの現場から一刻でも早く犬達を出さないと、

通常では考えられないような酷い死に方で、

次々と命を落としてしまう子達がいる。

もう絶対に誰にも死んで欲しくない。






飼い主のおじいちゃんにも全く慣れておらず、

もちろん、おじいちゃんにも

捕まえられない犬が数匹いますが、

25日は、この犬達を捕獲しました。






きっとこの犬達は、フィラリア投薬の時に、

おじいちゃんから逃げる為に噛んだりして、


それに怒ったおじいちゃんに

虐待されている子達だと思う。







捕獲の時に暴れて、口や手足から出血したり、

暴れすぎて長い時間、倒れてしまった子もいました。





それを見たら「なんて可哀想な事をするんだ」

「なんて酷いヒトなんだ」

と思った人も居たと思う。






でも、私はそれを見て、

もちろん犬はすごく心配でしたが、

捕まえてくれた人に対して、

「捕まえてくれて本当にありがとう」

「辛い思いさせてごめんね」

と思っていました。







犬が好きで、助けたいと思って

現場に来てくれているのだから、

怖がって嫌がる犬を無理に捕まえて、

心が痛まない訳がありません。

辛い思いをしているのは、

捕まえてる人間なんです。







私も今までに何回か捕獲してますからね・・・

「こんな事やりたくないのに!!!」

って思いながらの捕獲作業。

本当に辛いんです(TT)








何でそこまでレスキューを急ぐ必要があるのか、

どうして、無理してまでも捕まえないとならないのか、

それを参加して下さっている全員に

1から10まで細かく説明出来れば

まだ良いのかもしれません。






でも、なかなかそういう訳にもいきませんしね。

だから余計に白い目で見られてしまう。







でも、この現場の最もビビリの子達は、

毎日をどんな気持ちで生きているか考えて欲しい。






ゆっくり眠った事も、

ゆっくりご飯を食べた事もないでしょう。







この現場にいる限り、

毎日が死と隣り合わせで、

リラックスできる時間はありません。








それがどれだけ辛い事か、

考えてあげてください。






この日、倒れた犬は病院に入れました。

病院では大人しく過ごし、

ご飯もペロリと完食したそうです。






翌日は休診日だった為、

27日の午前中に退院させました。






現場では大暴れしていたあの犬が、

クレートから出す時に、

少し抵抗していましたが、

出した後はびっくりする位、

スタスタと歩きました。






あんなに無理やり捕獲するならば、

安楽死を考えるべき・・・・と、

私に伝えてきた方がいましたが、

正直な所、私にはこの犬の安楽死はありえません。





確かに現場では、かなりぐったりしてしまい、

すごく心配な状態でした。






でも、この犬のビビリが改善する可能性や、

新しい飼い主さんが見つかる可能性が

ゼロパーセントではない限り、

そんな簡単には諦めたくありませんし、





現場の犬達も、もちろんセンターの犬猫も、

誰の命もあきらめたくありません。

もう、誰かが死んでしまうのは嫌なのです。



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