「ガラスの仮面」—カブサを食べる時に読む本 | COCOのおいしい話

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中東とは全く関係のない本なのでちょっと憚られるのですが…。カブサを食べる時には、私はこの本が読みたくなるんです。


ガラスの仮面 第7巻 美内すずえ 白泉社文庫
炎のエチュード①



マヤと亜弓がヘレンケラーを競演する巻です。オーディション中(第6巻)からやたらと食べる場面が多くて、ココは大喜び。「エビフライを食べる時」や「「カレーを食べる時」、そして「大福・鯛焼きを食べる時」も大変お世話になっている本なのです。

「どこでカブサが?」といいますと、舞台本番、姫川歌子演じるサリバン先生が、マヤと亜弓演じるヘレンに、食事のマナーを教える激闘シーンです。

お肉(ステーキ?)にソーセージにエビフライ、それに野菜サラダらしき物と一緒にお皿に乗っているのは、これ、どう見てもゴハン、ですよね? アメリカの朝食のはずなんですが…。日本の食事だとしても、かなりユニークというか、…楽しい組み合わせですよね(お子様ランチ風?)。

カブサを食べていてこの本を思い出したのは、ヘレンが、特に亜弓さんが手づかみでご飯を食べるシーンが強烈だったからでしょう。いえ、イエメンの方達が手で召し上がるのを見た事がありますが、彼らはもちろん、もっと器用に、きれいに手を使います。私はまだ試した事はありませんが、きれいに食べるのって難しいんでしょうね。

「ガラスの仮面」ではエビフライを始め(美内先生、お好きだったのかしら?)、「ご飯とお味噌汁」的な献立が、かつてはよく登場したものでしたが、最近ではマヤが桜小路くんとイタリアンを作ったり、地中海料理のレストランでデートしたり、速水さんと豪華クルーズでディナーを食べたり、と随分華やかになりました。

他にも、マヤのおやつと言えば昔はおせんにキャラメル、チョコレート、という感じだったのに、最近では速水のおじさまとアイスクリームとソフトクリームがどっさりのパフェを食べたり、巨峰やマンゴーのソフトクリームが出て来たり(食べたい:0…)。日本人の食卓も、連載当初と比べると、大分多彩になったんだろうなあ…なんていう見方が出来るのも、時代を超えた、超・長連載の作品ならではですね。

「未完の大作」となるかと思われたところに、去年は立て続けに2冊も単行本が発行され、いよいよ完結に向かって加速して来たかに見える「ガラ仮面」。展開には賛否両論あるようですが、「もうとにかく(どうでもいいから)終わってほしい」というのが大方の意見のようです。私としては、ここまで引っ張ったんだから、是非是非、マヤと速水さんのハッピーエンドで終わってほしい…ような気もしますが、贅沢は言いません、やっぱり「どうでもいいから終わってほしい。」(笑)。





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