例えば、誰かを励ましたい時
何をどう伝えればいいのだろう。
自分の思っていることを、一生懸命伝えれば、伝わるのだろうか。
自分の思いを惜しみなく伝えきることが大事なのだろうか。
自分の言葉で、思いで、それらの重みで、
相手に伝わっているものが 熱意ではなく
いまいち励ましにならなかったり、逆につらくなってしまったり
そんな事はないだろうか。
相手の望む言葉を一生懸命汲み取って、
それを伝えてあげればいいのだろうか。
自分の思いと情熱と熱意が上乗せされて、
伝えたいことがそれらにジャマされて
本質の何パーセントかしか、伝わらないんじゃないだろうか。
自分のありったけの全てを伝えたいことが、
相手が望んでいることではなくて
そして全然伝わっていなくて
もっと短くても、
もっと質素でも
簡潔に伝える術があればいいのに。
そんな言葉があればいいのに。
自分の思いを伝えるのに
長くなって、
自分の思いだけが先走って
そんだけ色々考えているのはわかるんだけど、
他に言い方ないの?と
自分でも思う。自分に思う。
でも、私はそれしか持ってない。
ねぇ、それがともだとしても
それじゃあダメなんだってことに
今日気付いた。
私に言葉を下さい。
私が思っている事、
情熱、熱意、好意、希望、期待
どうかそれらを
無駄なく完璧なまでに伝えきることが出来る
その時にふさわしい言葉を選べる能力を下さい。
論語から付けられた朋の名前なのに
論語を勉強してきたのに
論語の卒論も書いたのに
剛毅木訥近仁
剛毅木訥、仁に近し
意志が強く、飾り気
巧言令色鮮矣仁
巧言令色鮮なし仁
言葉を飾り立て、自
ペラペラと話すことをせず、ちゃんとじっくり言葉を選ぶ。不必要な事は言わない。
巧言令色をしているつもりはない。
ただ、自分の思いを伝えたいがために
多くを語りすぎ
結果、
それが
どうなっているのか
という事である。