439.3 槍ケ岳遠征 ★霧の中の槍★
ぼやき混じりの速報:再び上高地へ 、439.槍ケ岳遠征 ★槍沢へ★ 、★25年ぶりの槍★ のつづき
四半世紀ぶりの槍との再会だというのに無情な天気です。
写真も大したものがないので少し趣向を変えてみました。
この日はソロ登山でしたが”幻の息子”を登場させます。
登りルートは前の記事の写真でよくわかりますが、登りにはあまり鎖がかけられていませんでした。
少し戸惑いましたが岩に手と足の感覚を頼りにひたすら登ります。
下りは鉄梯子の前が鎖ですが、登りルートは鉄梯子のあとは間隔の開いた鉄杭、足をかけたくなりますが鉄杭は手をかけるものだったかも・・・・・
11:45 登頂 槍ケ岳標高3,180m
槍の三角点の石柱を股に挟んでいる不届きな男は・・・・・
恥ずかしながら25年前のかたくり。
この石柱はもうずいぶんと風化してました。
当時、槍の神様が怒ったのか、な~んも景色を見せてもらえませんでした。
あの時のこと結構根に持っているのか今回も山頂は”まばゆい”ばかりの・・・・
ガス!*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆
山頂の祠の中には『祈り』と書かれた白い玉が奉納されていました。
時折、”わぁ~!”という大歓声が下から響いてきました。
深い霧が晴れて山荘から槍ケ岳が見えた感激の声です。
いつもなら渋滞で記念写真の順番待ちの山頂も人気が少なくゆっくりとできました。
私の次に登ってきたのは小学2年生を連れた親子で、別に新穂高温泉から登ってきた青年は4時から登り始めて日帰りで戻るのですと!
どちらも凄い!!!
やはり彼らは別の世界の人種だと思いましょう。
12:00 山頂に別れを告げて下り始めました。
12:08 先に下っているのは新穂高温泉へ日帰りする健脚の青年
下りは鉄梯子に手と足をかけるまでが緊張の一瞬。
高所の恐怖心は禁じえないけれども鉄梯子は堅牢に備えられていて安全。
鎖をたぐって降りるのは楽だった。
写真は過去の私と当時の同僚。
3人パーティーでした。
霧の晴れ間から槍ケ岳が見えるのを期待したけれども、霧が深くなり見ることはできませんでした。
天気が回復して翌日ご来光が見られるようなら山荘にとどまるつもりでしたが、”西の風曇りか霧時々晴れ”で一泊するのは時間がもったいないと思った。
結局山荘でうどんを食べて下山 13:13。
<=テント場付近
まだこの時間設営されたテントはみかけなかった。
15:08 槍沢 左の山は赤沢山 |
15:59 槍沢のはずれ、赤沢山の麓にテント場が見えました。 |
槍沢テント場着16:30
テント場にデポしておいたテントは無事でした。
テントサイトは既に8割ほど設営されており何割かは私と同じ下山のグループでした。
槍ケ岳を登りながら一度も雄姿とまみえることのない槍ケ岳登山はこうして幕を閉じた。
2日目行程8/11:槍沢出発5:30→天狗原分岐7:30→播隆窟8:49→槍ケ岳山荘10:40~11:15→槍ケ岳山頂11:45~12:00→槍ケ岳山荘12:25~13:13 →播隆窟14:21→槍沢テント場16:30(泊)
Aug. 20 2011 <<エピローグに続く>>