430.白馬へ | かたくりのつれづれのままに

430.白馬へ

関連:425.2 ★森の妖精たち★


今回の山行きのタイトルは迷いました。

サブタイトルをつけるならば★迷走の山行き★かなぁ・・・


・・・・今日の本来の目的は去年 392.2 唐松岳 ★高嶺の花々★ で見逃したタカネバラを八方尾根で見ることでした。

早朝張り切って家を出て白馬へ向かい黒菱林道をルンルン気分で車で登っていくと・・・・泣

道にトラロープ張られ土砂崩落のため通行止めですとチーン


当初の予定では、黒菱第3リフト代500円の予算でしたが、ゴンドラ経由だと2,100円。

この間、内儀さんにナイショでアイゼンを買った身としては無駄使いはできません。


で、地図は用意してなかったのですが、1ヶ月前に痛めた足の回復状態を確かめたかったので隣の岩岳に登ることにしました。

黒菱第3リフトからみた岩岳(手前) <392.唐松岳より>
かたくりのつれづれのままに-2553岩岳

どんぐり村から荒れた林道を歩き始めると、あちこちでキラキラと”森の妖精”たちが光の輪を作っていました。

時計を見ると8時半、この時間帯はまだゼフィルスの活動時間帯のようです。

425.2 ★森の妖精たち★ の雪辱戦とカメラを構えましたが、今回持ってきたのはニコン1眼は18~70mmの標準レンズでした。

よほど近寄らないと写真にならない。

以下はそんな涙涙の撮影です。

コンデジIXY10.0で撮影、ミズナラの木で休んでいるゼフィルス・・・これを食樹とするのはジョウザンミドリシジミとオオミドリシジミ
かたくりのつれづれのままに-5308ミズナラ

低いところで止まる時には何故翅を閉じているのでしょう?
かたくりのつれづれのままに-4152ジョウザンミドリ

なんとか斜面を遠巻きに登って木の上からこのゼフィルスを撮影しようとしても他のオスが飛んでくると直ぐ飛び立って縄張り争いをし始めます。
かたくりのつれづれのままに-4149ジョウザンミドリ

これは残念ながらピントが甘い、18~200mmズームレンズだったら・・・・・
かたくりのつれづれのままに-4151ジョウサンミドリ
後翅の尾状突起がきちんと残っているのは羽化して間もないヤングアダルト

翅の間から僅かに見えるメタリックな光沢に見せられた蒐集家は星の数ほど
かたくりのつれづれのままに-4153ジョウザンミドリ


ドックファイト!
かたくりのつれづれのままに-4155ファイト
今回は活動時間帯のピークだったようで、十数匹の塊がつむじ風のように素早く動き回っていました。


前回滝めぐりの最中に見たメスアカミドリシジミに対し今回は多分ジョウザンミドリシジミ

かたくりはパット見殆ど同じように見える虫たちを詳細に観察して種を特定するなどという緻密な作業には性格的に向いていません。

それにしても蝶や虫のコレクターというのは100人中100人が男で女性のコレクターというのは聞いたことがありません。これはどうしてなのでしょうね(笑)

宝石のような虫・・・でなく宝石そのものでないと女性の瞳は輝きません。o(__)ノ彡



林道を歩いている最中にカモシカの鳴き声が聞こえました。

経験上近くでこちらを向いて立ち止まっているはずですが、姿は確認できませんでした。


幸せの鐘をならして右手に20~30m進むと岩岳山頂です。
かたくりのつれづれのままに-4156幸せの鐘 かたくりのつれづれのままに-4157山頂

July 12 2011  <<続く>>