今年の6月、つまり半年ほど前にも別モデルを救出した「TIMEDOMAINスピーカー」を再び救出してきました。
参考リンク:TIMEDOMAIN miniのジャンクを救出
前回救出したのは「TIMEDOMAIN mini」でしたが、今回救出したのは「TIMEDOMAIN Light」の白モデルです。
![]() | TIMEDOMAIN light 18,514円 Amazon |
Amazonでは18000円前後が相場のようですね。
私が救出してきた固体は「ガリ有り」ということでジャンクコーナーに有ったものです。
実際には左側ユニットのセンターコーンが潰れていたりしますし、ボリュームを絞ると左チャンネルの音が安定しなかったりと、TIMEDOMAINスピーカーのアンプに特有らしい不具合が出ています。
いくらガリ有りとは言え、TIMEDOMAIN Lightがこの値段となればそりゃぁ救出しようというものです。いざとなればアンプレス改造を行い、ユニットも口径が40mmくらいなのでメタルコーンのフルレンジに交換してしまうと言う手もありますし...。
ホコリこそ被っていますが、大きな傷はなく外観は悪くありません。強いて言えば、左ユニットのセンターコーン潰れが気になる程度。
まぁ、元の販売価格を考えると安っぽいフルレンジユニットだなとは思うわけですけれど...。
とりあえず、テストでiPhoneに繋いで鳴らしてみたのですが、先に書いたように音量を絞ると左チャンネルの音が安定しない。アンプに問題がある感じです。これは、miniもそうだったので想定の範囲内。
実際に慣らしてみると、miniの方が上位モデルだということが解ります。構造的にはLightの方がよりTIMEDOMAIN理論に沿っていると思うのですが、音の再現性ではLightはminiに勝っているとは言えません。
ただ、音の分離感は同様にあって低音域は中央から聴こえてくる感じというのは共通しています。
ユニットがむき出しでガードが付いていないせいなのか、miniと同様にセンターコーンが潰れていました。治す方法は有るのですが、このサイズになると意外と難しいかもしれません。
TIMEDOMAIN理論ではユニットの振動をエンクロージャに伝えないと言うことが要求されるため、いたるところに制振ゲルが使われています。この制振ゲルがかなりヘタっていて、本来の役目を果たしていません。
完全に潰れてしまっていて、卵型のエンクロージャがカタカタと動くような状態。どの制振ゲルも同様の状態なので、防災用の耐震ゲルを加工して自作する予定でいます。
アンプの電源は12Vで、左チャンネルへの出力はコンポジット。これもminiと変わらずで、コネクタは基盤に直付けで支えなしなのでハンダクラックの危険性を持っています。正直な話、定価が2万円に届こうかというアクティブスピーカーでこの処理は無いだろうと思う。
コンデンサは中華メーカーの汎用品で、お世辞にもオーディオグレードとはいえないものです。アンプ自体は完全に死んでるわけでないようなので、ニチコンやエルナーのコンデンサに交換してやろうと考えています。
問題は、コンデンサのサイズが変わるのでケースを別に作らないといけないかもしれないということですね。
汚れについては「ホコリ」がほとんどだったので水洗いで除去できました。スタンド側にも制振ゲルが貼って有り、それもヘタっているのでこちらもなんとかしないといけません。
TIMEDOMAIN miniの方はアンプレス改造してしまいましたが、Lightの方はできるだけアンプを活かそうと思っています。なので、必要なパーツが揃うまでは組み上げないかもしれないですね。
あと、ユニットを交換するかも思案のしどころです。