以前に文字盤のカスタムをしたキャンドゥのアナログウォッチモノトーンと言う腕時計、ベルトの脱着をしたせいなのかケースの一部が割れたので修理してみました。
文字盤のカスタムについては以下のリンクを参照願います。
参考リンク:「CanDoのアナログウォッチで遊ぶ」
腕時計
透明のベゼルケースで涼しげな感じなのがオシャレなこの時計、ベゼルケースの素材がアクリル(メタクリル樹脂)では無いようです。では何ってなる訳ですが、パッケージの説明にあるのは「ポリスチレン」の様子。
また、ベルトの造りを見ると脱着は想定していないのではと思われる作りです。上記写真を見ても判るように、バネ棒を外すための余裕が設けられていません。なので、無理に外すとベルト取り付け部にクラックが発生してしまうようです。
例えば、スウォッチの場合はバネ棒でなく「金属のピン」を押し込んである作りなので、側面に開いている穴からピンを押し出しての脱着と言う方法になっています。
バネ棒を使っていないスウォッチの場合、ベゼルケースもポリスチレンでなく「アクリル製」であるのでクラックが入りにくいと言うのも特徴です。
また、私が持っているCITIZENの「MyCreation」の時計もケースはアクリル製なのでバネ棒の脱着で割れるということはありません。
今回、割れてしまったのは以下の写真の部分です。
手前側が欠けているのが判ると思いますが、反対側もクラックが入ってしまっています。こうなると、ベルトの取り付けが出来ません。
当初、レジンか透明の2剤混合接着剤で補修しようかと思ったのですが、それだと成形がけっこう大変です。そこで、同じポリスチレン素材の何かを切り出して接着、ヤスリで成形と言う方法を取ることにしましました。
透明のポリスチレンは100均製品でDIYしていると思いの外手元にあります。今回は、ソーラー充電器を作った際に余ったガーデンライトのグローブを使いました。
ニッパーで小片を切り取り、瞬間接着剤で貼り付けた後で余計な部分をカット、ヤスリで整形しました。
上記写真で判るように、よく見れば微妙に色が違いますし継ぎ目も残っています。ですが、強度的には問題ないレベルで固着しました。使った接着剤も100均で売っている「ツリロン」の2本入りです。
この修理をする際、欠けていない方にもクラックが見られたので接着剤を流して補強しています。これをしておくだけでも強度が保てるようです。
反対側も同じように割れたので修理しています。ついでと言ってはなんですが、ベルトの方もバネ棒を外すための余裕を作るために一部カットしました。と言うか、普通はこうなっているんです。ただ、100均の腕時計でベルトを交換してまで使うというのは想定してないでしょうから仕方ありません。
もし、このアナログ腕時計をカスタムしたい場合、ベルトを替えるのであれば瞬間接着剤をバネ棒の穴回りに流して補強しておくことをオススメします。
カラフルの方は廃盤になったようですが、モノトーンの方はまだ再入荷するようです。最近になって白も黒も入荷していたのでまとめ買いしておきました。文字盤カスタムして遊ぶのに最適ですから...。