CanDoのアナログウォッチで遊ぶ | Photograph to Life ~生活に写真を~

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先日、普段は行かない100均のCanDoで「アナログウォッチモノトーン」なる製品を見つけました。100均でも腕時計は販売していますが、基本的にデジタルウォッチで機能も時間と日付の切り替え位のものが大半です。

ところが、今回見つけたのはしっかりとしたアナログ式クオーツです。

 

・アナログウォッチモノトーン

 

最初に見つけた時は黒ベルトも有ったのですが、入手出来たのは白ベルトの物を2本です。

100均 腕時計 アナログ」で検索してみると1年位前から販売していたようで、当初はカラフルに色が揃っていたようです。

 

・初期のSwatchっぽい

 

デザインは初期のSwatchっぽいデザインです。最も、ケースの厚みは1.5倍くらいあります。ベルトの汎用性はこちらの方が高いですね。取り付け部が18mm幅のベルトなら交換可能です。文字盤も見やすく、カジュアルなファッションに合わせやすい作りです。

 

・透明な裏蓋

 

デジタル式だと100均腕時計でも金属の裏蓋を使っていますが、こちらは透明の樹脂性です。ギア関係はジュラコン製の様ですが、れっきとしたクオーツムーブメントです。

使用する電池がLR41もしくはSR41なので、Swatchよりも電池交換はラクですね。一部Swatchの電池はホムセンでも売ってないのでSwatchを扱っている時計店に行くか、通販で割高なのを買うしかありません。なので、クオーツ式のSwatchを2本持っていますが、どちらも電池切れで放置状態になっています(´・ω・`)

 

コレなんかはLR1130とか使えるんでしょうけどね。

 

 

 

ちなみに、私のSwatchの電池は以下の電池。

 

 

ところで、このCanDoのアナログウォッチは元から100均で売るように作られたのでは無いかもしれません。と言うのは、ケースに使っていない下穴が開いているためです。

 

・裏蓋用ネジ穴?

 

ケース裏側の四隅に小さな下穴が開いています。これは、おそらく金属の裏蓋をネジ止めするための物と思われます。つまり、この時計のケース自体が1000円くらいで売られると思われる時計で使われている可能性があります。もちろん、そっちはムーブメントも違うんでしょうし、少なくとも日常生活防水くらいにはなっていると思いますけど...。

 

という訳で、せっかく2本入手出来たので1本はカスタムすることにしました。実は、ネット検索するとカスタムしている方が結構いるようなんですね。「痛腕時計」なるものを作っている人も居るようですが、私はそっち系は昔に「コミックアフタヌーン」だったかの「500円で全員プレゼント(って売ってるんだよね、コレって)」のキャラ物腕時計で懲りてるところがあるのでやりませんw

 

・分解

 

分解する時、ムーブメントを外すのに障害となるのは「竜頭」です。竜頭を抜かないと外れないのですが、以下のサイトを参考に外しました。

 

参考リンク

安価で作れる痛腕時計

 

ムーブメントが外せたら、針を曲げないように注意しながら外します。文字盤は、盤面が光沢有る厚紙で、インクジェット光沢はがきみたいな感じの物が両面テープで貼り付けてあります。文字盤を外して直径を図ると30mmでした。

 

せっかくカスタムするのですし、普通に12時の位置をそのまま戻したのでは面白くありません。なので自転車に乗っている時に視線を時計に向けた時に12時が正対する角度に組み直そうと思います。もちろん、文字盤をそのまま使うのもつまらないので自作します。

 

・OHPシートで作成

 

当初、光沢はがきで作ろうと思っていたのですが、元の文字盤を剥がしてみたらムーブメントのメカなところが見えるので、それを活かそうと予定変更。

インクジェットプリンターで印字可能なOHPシートの手持ちが有ったのでそれを文字盤にすることにしました。文字盤データはネットからの拾い物ですw

 

それを加工してサイズを調整。プリントした時に口径が30mmになるのを確認してからOHPシートに印刷します。

切り抜いて、中央に穴を開けて、ムーブメントに載せてから針を取付け。針を取り付ける時も曲げないように注意が必要です。先細のラジオペンチがあると作業がラクです。本来は専用工具が有るらしいですけれど...。

 

・完成ヽ(´▽`)ノ

 

赤文字の透明文字盤にしたせいかちょっと見づらいですが、12時を元の2時の位置に動かしてあります。透明なので、両面テープは使わず単に挟み込んでいるだけです。

 

昔、2000年頃にシチズンが「マイクリエーション(マイクリ)」と言う1本からオリジナル腕時計を作れるサービスをやっていたのですけど、それで「12時を2時11分11秒の位置で作成」した方がいました。その方はライダーで、バイクの運転中にハンドルから手を離さずに時間確認できるようにとの理由で作成したようです。当初はそういうトリッキーな方法でしか頼めないデザインでしたが、サービス末期には2時の位置に12時と言うのも出来るようになっていました。まぁ、それを真似たという訳ですね。

 

クオーツでもムーブメントが見えるのは意外と良い感じです。特にステッピングモーターやコイルが良い味出してます。ムーブメントがクリアパーツを多用しているのも幸いした感じです。

 

・マイクリと並べてみる

 

マイクリの時計は複数作成しました。写真のは自分で撮影した月面を文字盤にしたもので、他に青と黄色を作っています。ただ、青のはどこに置いたか忘れてしまった(´・ω・`) ベルトがヤワなのが難点なんですよね、マイクリ。因みに、マイクリの文字盤はラミネート加工された紙らしい。

 

CanDoの時計はもう1本あるのでそちらも何らかのカスタムしようとは思っているんですが、方向性がまだ定まっていません。もしあと何本か買えれば思い切ってカスタム出来るんですけどね。白と黒だけでも良いから再入荷しないもんですかねぇ。