幽霊2人が覗き込んで「会いたいㅠㅠ…って書きなよ」「アイシテルって…ハート付けてハート!」と話しかける。「ロマンチック〜」とグレーの幽霊。
「私にも一時はあったな…暖かい春の日。だけど黄泉の国を彷徨ってる今は、毎日深くて暗くて寒い冬の夜の中で生きてるだけよ…。あんたがアイツに一度だけでいいから会ってくれたら…気になることひとつだけ聞いてくれたらいいのに」と赤い革ジャンの幽霊。「気になることって?私のこと愛してはいたの?とかそういうこと?ロマンチック〜」とグレーの幽霊。
知らんぷりをしていたウンタクは振り返って2人を見た。「いいわ!その冬の夜…終わらせましょ!復讐しに行こう。どうすればいい?ソイツ」
赤ジャン幽霊の夫の会社の前に立つ三人。ポケットからライターを取り出したウンタクを見て「火事にするつもり?」とグレー幽霊。「備えあれば憂いなしよ…」ライターの火を確認して建物の中に入るウンタク。
残業中なのか、幽霊の夫以外は誰もいないオフィス。背後に気配を感じ振り返る男。「何の用ですか?」
「亡くなった奥さんのことでお話ししたいことがあるんですけど…イジョンファさん。お時間大丈夫ですよね?」
男について行った先は、建物の外階段の踊り場だった。「私の家内とはどのような…」「用件だけ簡単に申し上げます。イジョンファさんが伝えてほしいと言う話がありまして」「どうぞお話しください」
ウンタクは隣に立つイジョンファと同じように腕を組み、彼女が言う言葉をそのまま繰り返した。
「私にも一時はあったな…暖かい春の日。だけど黄泉の国を彷徨ってる今は、毎日深くて暗くて寒い冬の夜の中で生きてるだけよ…。あんたがアイツに一度だけでいいから会ってくれたら…気になることひとつだけ聞いてくれたらいいのに」と赤い革ジャンの幽霊。「気になることって?私のこと愛してはいたの?とかそういうこと?ロマンチック〜」とグレーの幽霊。
知らんぷりをしていたウンタクは振り返って2人を見た。「いいわ!その冬の夜…終わらせましょ!復讐しに行こう。どうすればいい?ソイツ」
赤ジャン幽霊の夫の会社の前に立つ三人。ポケットからライターを取り出したウンタクを見て「火事にするつもり?」とグレー幽霊。「備えあれば憂いなしよ…」ライターの火を確認して建物の中に入るウンタク。
残業中なのか、幽霊の夫以外は誰もいないオフィス。背後に気配を感じ振り返る男。「何の用ですか?」
「亡くなった奥さんのことでお話ししたいことがあるんですけど…イジョンファさん。お時間大丈夫ですよね?」
男について行った先は、建物の外階段の踊り場だった。「私の家内とはどのような…」「用件だけ簡単に申し上げます。イジョンファさんが伝えてほしいと言う話がありまして」「どうぞお話しください」
ウンタクは隣に立つイジョンファと同じように腕を組み、彼女が言う言葉をそのまま繰り返した。
「だからあの日、屋上で私を…」
『押したの?』「押し…」ウンタクはハッとして周りを見回した。
「こうやって対策もなしにやると私達みんな死んじゃうわよ」『私はもう死んでるもの!』「わ!自分勝手に…じゃあ私は?私は?」
「お前オカシイ女だな…さっきからどこ見て話してるんだよ」
「あなたの奥さん…あなたが殺した奥さんです」
「ああ…お前も死にたいわけか。若い女は不注意だからな…欄干をパッと登って行って…だろ?」そう言ってジリジリとウンタクに詰め寄る男。
「お前オカシイ女だな…さっきからどこ見て話してるんだよ」
「あなたの奥さん…あなたが殺した奥さんです」
「ああ…お前も死にたいわけか。若い女は不注意だからな…欄干をパッと登って行って…だろ?」そう言ってジリジリとウンタクに詰め寄る男。
ウンタクは下を見下ろして「ああ…墜落死…。ホント"彼氏チャンス"使わないと思ってたんだけど…。私の彼氏に知らせたらどれだけ怒るか心配だわ…」
それでも近づく男。ウンタクはポケットからライターを出して吹き消した。その途端、男の背後に青い閃光が走りそのまま男は階段を転げ落ちた。
青い剣を持ったシンだった。
シンが近寄るのをウンタクが間に入る。
「謝ってるじゃない…」「お前ホントに!今、死ぬところだったんだぞ!」「わかってます…ごめんなさい」
「お姉さんは早くいい場所に行ってください。私はちょっと叱られなきゃならないみたいだから…」とウンタク。『助けてくれてありがとう。聞いてくれてありがとう。元気でねウンタク…』そう言って幽霊たちは消えていった。
「謝ってるじゃない…」「お前ホントに!今、死ぬところだったんだぞ!」「わかってます…ごめんなさい」
「お姉さんは早くいい場所に行ってください。私はちょっと叱られなきゃならないみたいだから…」とウンタク。『助けてくれてありがとう。聞いてくれてありがとう。元気でねウンタク…』そう言って幽霊たちは消えていった。
「まだ怒ってる?怒ってるわよね…」振り返ったシンはため息をひとつついてからウンタクを抱きしめた。
「怒ってないよ。心配しただけだ」「だけどなんで怒られてるみたいなんだろ。胸がチクチクする…」
ウンタクは嬉しくてシンを思いっきり抱きしめた。
「怒ってないよ。心配しただけだ」「だけどなんで怒られてるみたいなんだろ。胸がチクチクする…」
「俺ほどじゃないだろ。1時間の間、地獄へ何度行き来したかわからない」「ほんと…私達かわいそう…」「そうじゃない」「まったく…じゃあ不幸なの?」「違うって…」
「じゃあ…私叱られるのは終わったの?」「いいや!」「大学生になったらコンパも行って、超ミニスカート履かなくちゃ」「ダメだ!!!」ウンタクは嬉しくてシンを思いっきり抱きしめた。
後輩死神から呼び出され、カウンターに並んで座る死神たち。「なんの話だ?」「先輩、まだ"その他の漏落者"の書類が2件あるじゃないですか。だけど、1件だけ上がって来たと。理由書を提出するようにとのことです。先輩社内メール全然確認なさらないから」
ため息を大きくつきながら「何かわかれば上げるさ…」と死神。「どういうことですか?」「20年になるかな…ある亡者に出会ったんだ。なんの情報もない亡者で…」「どんな亡者なんです?」
「この世をかなり長く彷徨っていて、怖れもないように見えた。
저승사자를 두려워하지 않는 망자는 처음봐서…희한했지. 물론 놓쳤고…
死神を怖れない亡者は初めてだった…珍しいよな。もちろん逃したよ。いたずらに書類を上げて心配ごとを背負ってしまったよ。その残った一名というのはその亡者の書類だ」
「ニューフェイスだよ。私が前に話した天界を長いこと彷徨うノウハウを持ってるっていう…」