(再)『まともな日本再生会議』・その2 | くらえもんの気ままに独り言

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以下、2014年3月19日のエントリーの焼き直しです。

ところどころピンク文字で追記をしております。


オリジナル記事はこちら↓

『まともな日本再生会議』・その2

http://ameblo.jp/claemonstar/entry-11798256022.html


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 前回に引き続き『まともな日本再生会議』の感想でございますが。今回取り上げるパートは主に語公用化問題についての話になりますが、私の身の回りでも英語英語英語英語英語という声がうるさくて困っているところでございます(;^_^A

 最近では0歳児から英語を習わせたりしているとか・・・。

 アホかヽ(`Д´)ノ


 というわけで、感想です。


『施:教育改革というと、グローバル化、ボーダレス化の話ばかりになる。おまけに「グローバル化、ボーダレス化イコール英語」ということになる。本来であれば次世代の日本人をきちんと育てるというところを主眼に置かないといけないはずです。(p48)』


 小学校にも英語の授業が導入されたり、入試がTOEFLになったり(実際に既に一部ではTOEFL化しているようです・・・。)アカデミズムの世界においても日本の学会であるのにもかかわらず英語でプレゼンして、英語で質疑応答したり・・・。

 アホかヽ(`Д´)ノ

 今後は教育の質・研究の質よりも英語かどうかに重点が置かれていくことになるようです。完全に方向性が間違っております。料理で言えばおいしいかまずいかよりも、フランス料理か否かが重要視される的な話ってことでしょ。


『中野:言語や喋りが軽薄だと、その喋る人間性も軽薄になっていく。それが、今行われている語学教育の実態なのではないでしょうか。(p51)』


 日本語もロクにマスターしていない人が英語をしゃべろうとするとペラペラな内容しか話せないもんですからね。私も海外旅行に行ったときに現地の人とペラペラ喋ろうと思ったら、ハンドブックに載ってるまんまの文章を喋ってました(;^_^A いやーまったく、頭使いませんね。

 頭使ってひねり出せる英語・・・「Is this a pen?」

 すみませんm(_ _ )m

 まぁ、中野氏の言葉を借りれば英語ペラペラの日本人は頭の中身もペラペラかもってことです。そして、頭使って英語を話そうとすれば、日本語ほど大したことは喋れないということです。

 もしかすると、日本人の頭の中身をあえてペラペラにしたいと考えている人たちもいるかもしれませんがね( ̄▽ ̄)


『施:創造性、クリエイティビティを生み出すためには母語が大切です。ひらめき、あるいは何かについて感じた違和感などを手探りで言葉に落とし込んでいく。これが学問でもビジネスでも創造的な理論なり、製品なりを作り出していく第一歩だと思うのですね。(p52)』


 そういえば、英語を社内公用語化した某社では英語はしゃべれないけど有能な人が英語はしゃべれるけど無能な人に置き換わって、大変な目に遭っているみたいですね。英語公用化を進めていくと、より国力が落ちてしまうということですね。やはり、母語で何でもできるということはメリットであるということを政府は肝に銘じておくべきですね。外国語で何かを創造するなんて作業は非効率的すぎますからね(苦笑)。


『中野:(ニエレレ初代タンザニア大統領は英語教育をしないことについて)「どうして英語をやらないのですか?」と問われたときに、「自分の国の言葉でやるべきだと思うからだ。われわれにとって英語というのは奴隷なんだ。英語が使えるということは奴隷として使えるということにすぎない。だから嫌なんだ。」と答えたそうです。(p58)』


 聞いてますか?英語大好きな政治家のみなさん。

 英語を使えるということは奴隷ということですよ。

 そもそもインターナショナルな交流が大事ならば英語だけでなくドイツ語、フランス語、中国語などなど色々必要なんじゃないですかね?それなのにもかかわらず英語英語英語英語英語・・・。

 日本語は日本の文化で誇りだ!!!大切にしろ!!!

 一部の人間の間では奴隷であることを誇りに思っているとかいないとか…。もはや精神の髄まで奴隷ですな( ̄▽ ̄)


『施:日本で最近よく話題に上がる大学の国際ランキングも、英語中心主義的な見方に浸食されています。(p59)』


 安倍政権も日本の大学を国際ランキング100位以内に10校くらいと息巻いておりますが、これの上位に入るには英語の論文を書いたり、外国人教員を増やしたり、留学生を増やさなきゃいけないんだと。ランキング上位に入ることを目指すよりも、自国の学生にきちんとした専門教育を施すことを重視してほしいものですね。教育の質や研究の質とは関係のないランキングに踊らされる滑稽な日本の大学…。スーパーグローバル大学とかいうのもくだらない話です(苦笑)。


『中野:日本の高学歴の人たちは、欧米のグローバルなエリート・クラブのメンバーから「お前はマイフレンドだ」などといわれるとイチコロですよね。(p69)』


 いやぁ、おそらくそうなんでしょうね(苦笑)。日本人の悲しい性なのかもしれませんが、外国人と知り合いだというだけでも自慢したくなる方が多そうなイメージです。それがエリート級の外国人から褒められたら、もう洗脳完了ですよ。たとえそれが新自由主義教という邪教であったとしても・・・。

 もはやカルト宗教みたいなもんです。


『施:今、日本の教育が目指している英語教育や、グローバル人材、エリートの育成は、こういたグローバル・クラブに入ることが目標になってしまっている。(p75)』


 国民をいけにえとして差し出して、欧米のエリートにいい子いい子てもらいたい・・・ってか?

 そもそもグローバル人材って何??文科省さん気は確かですか??


 英語教育づけにして、日本人をよりバカにする教育改革に断固反対です!!!!!!!


あ、でも英語は読めた方がいいですよ(^_^;)

なんせ色んな情報を入手しようと思ったら、英語のサイトも読めた方がなにかと便利ですし。

ただし、日本語を十分使いこなせるようになるのが先ですが。

 重要性的にはreading>>>>>>>listening>>>writing>>speakingといったところでしょうかね。英語教育を推進するにしてもspeaking重視の今のやり方はおかしいんでないかな?


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