今回は月イチでお送りしております『もう一つの進撃の庶民』の総集編でございます。(『もう一つの進撃の庶民』は言論ポータルサイト「進撃の庶民」で毎週火曜日に連載中です。)
前回までの話はコチラ
もう一つの進撃の庶民 全話一覧
http://ameblo.jp/claemonstar/entry-12014531936.html
今回は多忙につき、イラスト付き人物紹介は割愛させていただきますm(_ _ )m
今回のパートではオーサカン都構想編を駆け足でお送りしました。(なんというか、旬が過ぎ去っている話題でありましたし(;^_^A)
ただ、現実社会に時間が追いついた場合に、話をどのように展開させていくかは悩みどころではあります。(今年の選挙に合わせて、アヴィンとの最終決戦でも描きますかな( ̄▽ ̄))
ネタに困った場合は、『もう一つの進撃の庶民』を休載して、別の連載を始めるという手もありますが、まぁ、現在考え中です。
というわけで、Episode 85~88まで4話続けて、どうぞ(^O^)/
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ナッシュ「さて、現状確認とこれからのことについて話そうか。」
アスキー「そうですね。」
タンツァ「この国をネオリベスから護る壁は全部で3つ。第1の壁はライオネル元国王たちが破壊したため、第2の壁の外側はネオリベスがウヨウヨしています。」
セルフィ「そして、今は第3の壁の内側もネオリベスだらけ…。」
Episode 85 「インターミッション」
アンジー「現状、無事なのは第2の壁と第3の壁の間のエリアのみ。」
シヴァ「壁は内側からの攻撃に弱いことを考えると、このエリアもアヴィンの掌の上と考えた方がよさそうだけど。」
ミツキ「でも、アヴィンの口ぶりだと少しは猶予がありそうかなと思ったけど。」
ナッシュ「確かに…それでも長くは待ってくれないだろうが…。」
アンジー「そして、もう一つのNボムはトールが持っている可能性が高い。」
カレン「Nボムをオーサカンで使われたら、この国に安全地帯はなくなるじゃねぇか。」
アンジー「さすがに、第2の壁と第3の壁の間のエリアすべてを試作型Nボム1発で全域汚染するのは難しいとは思うけど…まぁ、被害が大きいことは確かだね。」
ミリカ「兄貴、アタイたちはどうすればいい?」
シェイド「チームAPは全面的に協力するつもりだぞ。」
ナッシュ「とりあえず、チームAPには光のバリアを全員習得してもらおうか。ネオリベス化兵器への対策ができなければ、アヴィンたちとの戦闘は不可能だからな。」
アスキー「みっちりと特訓させますからね。」
タンツァ「あと、カレン君の力も色々と研究したいところだね。」
カレン「俺もこの前の力を使いこなせれば…。」
シヴァ「それから政府の動きやマスターの情報も集める必要がありますね。」
セルフィ「王都での調査ですか?」
ミツキ「私も一緒に行きます。」
アンジー「僕はオーサカンに行って、トールのNボム使用を阻止してきます。」
カッツ「アンジーさん、俺もついて行っていいっすか?オーサカンに知り合いがいるんですけど、きっと協力してくれると思います。」
マージ「俺もオーサカンへ行こう。」
今後の方針が決まった新・調査兵団とチームAP。これから反撃開始となるのか!?
(つづく)
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―オーサカン・とある飲食店
カッツ「オーサカン都構想!?」
オーザム「なんでも、ラッキーガスとやらを手に入れたらしくてな。そして、それを使ってほしければ自分をオーサカンの王にしろと要求しているらしい。」
カッツ「それがですね、あれはヤバい代物なんすよ。政府の流してる王都のニュースは全部嘘っぱちです。」
オーザム「やはりそうか…。で、それを使うとどうなるんだ?」
カッツ「ガスを吸った人はみんなネオリベスに…。」
Episode 86 「哲学者オーザム」
トールのNボム使用を阻止するためにオーサカンへやってきたアンジー、カッツ、マージの3人。アンジーとマージは情報収集に向かう一方で、カッツは知り合いの哲学者オーザムと落ち合うことにしていた。
オーザム「トールの野郎はそれを知っているのか?」
カッツ「さぁ、そこまでは…。」
カッツ「それにしても、テレビ…トールのCMばっかり流れてますね。」
オーザム「一新の会の会員から巻き上げた金がたくさんあるからな。それで、近々、トールを王にするかどうかの住民投票をオーサカンでやることになったらしい。」
カッツ「それって、N国の法律とか憲法とかに引っかからないんですかね…?」
オーザム「アヴィン政権があの調子だから、お咎めなしだろうよ。」
カッツ「頭痛くなってきたな…。」
オーザム「しかも、CMでトールが演説している内容だけど、引用しているデータもデタラメばっかりでな。まさに詐欺師と呼ぶにふさわしい。」
―オーサカン・市街地
マージ「自分を王にするための住民投票…しかもNボム爆発のおまけつきか。」
アンジー「でも、裏を返せば住民投票で反対が多ければ、トールの野望をくいとめることができるはずです。」
マージ「確かにな。」
アンジー「トールが市民に向けてアピールするために用意した資料をさっき見ましたけど、ざっと見ただけでも明らかに嘘の記述が数か所ありました。」
マージ「そうまでして、オーサカンの王になりたいのかよ。」
アンジー「投票日まで、あと100日あります。その間、トールの嘘を暴きまくってオーサカンの市民たちに広めるんです。」
マージ「よし、データ集めは任せろ。」
アンジー「100日言論戦、スタートです!!」
N国に残されたエリアの中でも最大の都市オーサカン。その存亡をかけた戦いが今始まった。
(つづく)
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―ミドルイースト地方・某所
アイシス「戦線の方はどうなっている?」
部下A「それが、突如として現れたドス黒い巨人たちに苦戦しておりまして。」
部下B「なんでも、N国が用意したネオリベス兵団とかいうものらしく…。」
アイシス「N国だと?奴らはやはりA帝国のイヌだったということか。」
部下A「いかがいたしましょうか?」
アイシス「今後はN国も敵とみなせ。N国人は見かけたら殺しても構わん!」
Episode 87 「決戦!オーサカン」
A帝国の要請でアヴィンは大量のネオリベス兵団をミドルイースト地方へ派遣した。しかし、結果としてN国民はアイシス率いる武装集団の標的となり、戦局は泥沼と化していった。
一方、その頃オーサカンではオーザムと合流したアンジーたちが、トールの野望を阻止しようと奮闘していたが、トールからの妨害工作はすさまじく、一進一退の攻防が続けられていた。
そして、ついに住民投票の日を明日に迎える。
カッツ「それにしても一新の会の連中のデマ工作はひどいっすね。」
アンジー「言論封殺はもちろん、僕らの方がデマを流していることにされちゃってる感じですしね…。」
オーザム「あんなのに権力を握らせたらいかんぞ、まったく。」
アンジー「アヴィンも含めて政府の人間がちょくちょくオーサカンに来て、トールを支援しているみたいですね。」
マージ「政府はオーサカンもつぶす気なのか?」
カッツ「オーサカンでもNボムが爆発したら、それこそヤバいっすよ。」
オーザム「トールにしてみれば、王にさえなれればN国やオーサカンがどうなろうと構わんのだろう。まぁ、Nボムの危険性を知らない可能性もあるが。」
アンジー「どうでしょうか。王都の封鎖も長くなってきましたし、政府のウソもだんだん苦しくなってきてる感じですから、少なくともラッキーガスなるものの存在については疑念を抱く人が徐々に出てきているみたいですよ。」
マージ「とにかく結果は明日の住民投票だな。」
翌日、トールを王にするか否か、通称「オーサカン都構想」についての住民投票が行われた。
結果は僅差で反対が賛成を上回った。
トール「僕がまちがってたってことになるんでしょうね…。」
そして、トールは政界から姿を消した。Nボムを残して。
―オーサカン・某所
カチッ
カチッ
カチッ
(つづく)
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カレン「アンジー、よくやったな!なんとかオーサカン都構想を阻止できたみたいで。」
アンジー「あぁ、ありがとうカレン。」
ナッシュ「どうした、あまり元気ないな。」
アンジー「それが、トールが所持していたはずのNボムなんですが、所在が分からなくて。」
ミツキ「それって…。」
マージ「まだNボムの脅威は残されているってことだ。」
アンジー「カッツ君と哲学者のオーザムさんが、オーサカンで引き続き調査してくれるらしいんだけど。」
Episode 88 「売国王アヴィン」
アンジー「僕たちがオーサカンに行ってる間、そっちはどうだった?」
カレン「ネオリベス化はだいぶ慣れてきたんだけどよ、ネオリベスを操る力ってのはまだよく分からなくて…。」
タンツァ「ネオリベスをなんとかできるなら、第1の壁と第2の壁の間のエリアを取り戻すことも十分可能なんだけどね。」
アンジー「チームAPのみなさんの方は?」
ミリカ「短時間なら光のバリア張れるようになったよ。」
シェイド「まだ、王都みたいにネオリベス化ガスがあるところには行けないけどな。」
マージ「それでも3か月ちょっとで大したもんだ。」
ミリカ「ナッシュの兄貴のシゴキのおかげかな(笑)。」
アンジー「ミツキたちの方は?」
ミツキ「まだ、マスターの動きはあまりつかめていないんだけど。」
シヴァ「マスター以前に、アヴィンにこの国は滅ぼされそうな勢いだよ。」
ミツキ「最近ではC国人やK国人の移民をどんどん進めているみたいで、もともと住んでいたN国民との間で結構トラブルが発生しているみたいだし。」
シヴァ「あとは、K国に対して過去に強制労働させていたとか、性奴隷にしていたとか外国で触れ回っているらしくて。」
ミツキ「もちろん、そのような事実は確認されていないわ。それにもかかわらず、アヴィンは…。」
アスキー「TPP交渉の方も譲歩に次ぐ譲歩でして。」
ナッシュ「国益なんかそっちのけで、もはやTPPを結ぶのが目的になっちまってる感じだな。」
アヴィン政権が次々と繰り出す売国政策により、N国を取り巻く環境をどんどん悪化していく。カレンたちの反撃は間に合うのか?
(つづく)
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