一般公開の3ヶ月前には映画を見るべし
さてさて、映画ライターってのは、実際どんな生活を送っているのか?
ほんでは、ワタクシの知っている雑誌業界における、映画ライターのお話からいきます。
まずは、劇場公開映画のレビューを書くばあいです。
DVDやブルーレイだと、これがちと違っていて、また書きます。
で、雑誌業界的には、出版不況なこともあり、映画記事を書いているのは、ほぼフリーの映画ライターだと思いますが、社員だろうとフリーランスだろうと、その仕事内容はあんま変わんないと思います。
まず、映画ライターは、とにもかくにも映画を見ないといけません。
だって、映画を見ないとなにも書けないっすからね。
すると、映画なんて、映画館で毎月何本も見てるし、ウチでも自慢のホームシアターでBlu-rayを見ているので、最低でも年間400本は見てるぞぉー。
……なんていうお方が必ずいるのですが、これでは雑誌の映画ライターにはなれません。
なぜなら、映画雑誌も含む月刊誌の原稿の締め切りは、早くて雑誌発売の2ヶ月前。
つまり、劇場公開の3ヶ月前~2ヶ月半前に映画を見てないと、ろくに原稿も書けないわけです。
てなわけで、映画配給会社では、マスコミ関係者向けに「マスコミ試写」なる試写会を、劇場一般公開の3ヶ月前~2ヶ月半前にやってます。
だから、映画評論家・映画ライターの多くはいまの時期、そろそろ2013年の正月映画を「マスコミ試写」で見ている頃ですかね。
誰よりも早く新作映画をタダで見られて、しかも原稿料をもらえるなんて、なんともウラヤマシイーーー。
なーーんて思うでしょ……。
ほんでは、次回は「マスコミ試写会」について、ちょこちょこお話しします。
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