ちょこちょこ名言あり「幸せの教室」 その1 | 映画バー「銀幕酒場」オフィシャルブログ[バーの紹介とか、映画やDVDやドラマやアニメや演劇のハナシ]

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 幸せの教室[Larry Crowne]


製作・監督・脚本・出演:トム・ハンクス
編集:アラン・コディ

美術:ビクター・ケンプスター

音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード

製作国・制作年:アメリカ・2011年

http://disney-studio.jp/movies/shiawase/

 いいセリフがちょこちょこあり!


脚本のトム・ハンクス、グッジョブ!

DVD日本語字幕版で見たんで、字幕の栗原とみ子さん(?)が、グッジョブかな。

ホント、ちょこちょこいいセリフがあったり、と思えば「スタートレック」などの映画ネタもあって、なんだかんだと楽しいッス。

ミスター・カトー(ジョージ・タケイ)も出ていることだし「スタートレック」ファンなら、オススメ。

カット割りも一部おもろいところあり。

しかーーし!

この「幸せの教室」という日本版タイトルと、宣伝イメージ=プロモーションはなんか違うと思うわけだ。

なにしろ、雑誌などで紹介されている「幸せの教室」のストーリーって、こんな感じ。

リストラされたおっさんトム・ハンクスが学歴を求めて大学に入学、期待・やる気いっぱい。
その反対にやる気をなくした大学講師ジュリア・ロパーツ。

そのふたりが出逢うことによって、大学の教室が変わる……。

ぜんぜん、ちゃうやん。

タイトルイメージだと、リチャード・ドレイファス主演の「陽のあたる教室」。もしくは、ジャック・ブラック主演の「スクール・オブ・ロック」とか、大穴でロドニー・デンジャーフィールド、ロバート・ダウニー・Jr.出演の「バック・トゥ・スクール」と思いきや、いずれな雰囲気はまったくなし。

ドラマチックな展開や事件もなく、たんたんと描かれるのは、主人公ラリー・クラウン(トム・ハンクス)の日常。

だって、原題は「Larry Crowne(ラリー・クラウン)」だもん。事件なんて起こりそうもない……、それも当たり前。

感動しそうな「幸せの教室」なんつー大げさなタイトルのせいで、逆にイメージダウンしたんじゃないかなと。

海外のジャンルでは「コメディ」「ラブロマンス」だしね。

ちなみに、例によってシナリオ探したら、すぐに見つかって、ざっとセリフ検索したりしたけど「スタートレック」のくだりがない!

追加したシーンなんですかね?
英語分かるお方教えてくださいませ。

あと、ネットの映画批評で「平凡すぎる(そりゃあ、期待しすぎ)」は分かるとして。

登場人物の心の描き方が浅すぎるってのは、確かに共感はするけれど、そのあたりがだいぶカットされている印象。

それゆえに、この「幸せの教室」は、ラリー・クラウンがどういう展開でどんな風に変わっていったかを味わう映画=主人公に感情移入するタイプの映画ではなく、彼の生き方を通して、何を感じるかって映画なんだと思うデス。

それも含めて、なんだかんだと結構、語れる映画だなと思います。

吹き替え版(日本語版翻訳:いずみつかさ)で見ると、また違った雰囲気なので、ネタバレありの[その2]に、続きます。
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