会社を3年前に閉めてから、撮影関係でお世話になった方達にはお会いしていなかった。
あるカメラマンで有名だった方が、仕事が減ってきて最後、東京を去る時に一本の電話を頂いた。
その当時は、私が30代後半でまだ現役バリバリだが、仕事の量が減ってきかけた頃だった。
「スガチャン!何れ仕事を辞める時が来るんだよ。今からでも先の人生の準備しておいた方がいいよ!」と最後の電話口で、その彼からのアドバイスが心に深く突き刺さったのだった。
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年賀状だけのやり取りを続けていて、その彼は結局実家の写真館の後を引き継ぎ、茨城県土浦市でスチールカメラマンとして、今でも65歳の老体でも現役で活躍してる。
小学校の遠足や入学式に卒業式と、仕事は結構あるようだが生徒数が減少してるそうだ。
元々は、ムービー撮影のカメラマンなので、たまにビデオカメラでも撮影をすると言っていた。
昔は、資生堂やサントリー、ホンダ・プレリュード、トヨタ・マークⅡ・チェイサ―などのテレビCMでは有名なカメラマンだったが、写真館のお客さん達は彼の過去を全く知らないし話さないないそうだ。
ロケに一緒に行くと撮影助手などを連れて、深夜まで街の居酒屋で良く飲んだもんだ。
そこ頃、予算の無い仕事などは、土浦にある「阿見飛行場」の滑走路で撮影をする事が多かった。
クルマの撮影などは、日の出前に準備して、夕方まで長時間の撮影が要求される。
そこで、前日に土浦市内のホテルで一泊する事が多かった。
早めにホテルにチェックインして、夕方になれば街出て美味しい居酒屋を散策する訳だね。
地元のカメラマンだった彼から、一緒に連れて行って貰った店が「釜飯 高砂」だった。
お酒や料理の種類も豊富で、旬の食材を美味しく頂ける店として、当時から有名だった。
仕事を辞めて彼が、何度か都内に来た時は良く飲んだのだったが、土浦で飲んだ事は全くなかった。
久しく土浦には行く事が全くなくなってしまったのだが、暫くぶりに「高砂」に行きたくなった。
私も丁度、仕事を辞めてプラプラしてるので、1泊するつもりでメルセデスで土浦に向かった。
店で待ち合わせをする事になっていたので、クルマを店の駐車場に停めた。
帰りは「運転代行」に頼んで、ホテルまで送ってもらうつもりだ。
店の前で立ち昔の「釜飯」と書かれた暖簾は無く、「居酒屋 高砂」と書かれた看板に代わっていた。
暖簾を潜り店内を見渡すと十数年前の何も変わらない、昔の店内にタイムスリップしたのだった。
カウンターで先に待っていた彼に、久しぶりでお会いする事となった。
かなり多彩な料理メニューで、注文したいモノが沢山あり過ぎて訳が分からない!
ビールで乾杯して、ここは彼にお任せで旬の料理を注文して頂く事にした。
昔話で盛り上がり、現在のお互いの近況を報告し合った。
暫くして、注文した「ホタルイカ酢みそ600円」がカウンターに置かれた。
目玉は歯触りが悪いので、予め取り除いてあり、口に入れるとワタが飛び出しゲソと身が融合して、今が旬の味を満喫する事となった。
できれば生で食べたいのだが、ボイルする事で美味しさを封じ込め酢ミソで食べるのも良いですね!
次に登場した刺し身は「小磯盛り1600円」が、カウンターに運ばれてきた。
中々種類が沢山入った盛合わせで、サーモン、カンパチ、真ダイ、ホタテ、生タコ、イカ、エンガワ、トリ貝の豪快な組み合わせだった!
どれも非常に新鮮で、満足のいく刺し身だった。
次はこの店の定番商品「れんこんの挟み揚」で、昔に食べた記憶があり美味しかった事を覚えている。
れんこんが肉厚で大ぶりに分けられ、一口食すとコリコリシャキシャキ歯応えが良く、れんこんの間にはエビを忍ばせてあり風味が宜しいです!
口の中でれんこんとエビのハーモニーには、ただ無言になってしまうほど美味しい!
こちらは「穴子白焼き800円」ですが、小ぶりの穴子ですね!
炭火で焼かれて、程良くこんがりと焼き色が付いております。
ワサビと一緒に醤油に付けて食すと、ウナギとは異なり素焼きの香ばしさと香りが引き立ち、穴子独特の泥臭さも無く、美味しく頂く事が出来ました!
釜飯は出来上がるのに30分以上掛かるそうで、「うに釜めし1300円」を注文した。
次に登場した料理は、「あじ唐揚げ800円」だった。
アジフライでは無く、小麦粉をまぶして素揚げされて軽く塩をまぶしてある
では、頭から豪快に食してみたが、カリッと香ばしくサッパリした美味しさだった。
この時期三陸の旬の食材と言えば「ほや」である。
メニューに「ほやのこのわた800円」があったので、三陸産と聞いて迷わず注文をしてしまった!
一口食して見ましたが、チョッと塩がキツ過ぎますが、鮮度の良いホヤでしたね。
「このわた」とは腸の部分ですが、ナマコの「このわた」は日本3代珍味としても有名ですね!
最後の〆に登場したのは「うに釜めし」が堂々と登場した。
1人前の釜で炊きたてられていて、ウニが真ん中で鎮座しておられる。
ご飯をかき混ぜると下の方が少し焦げてますが、これもまた美味しさに加わります!
茶碗に分けて、早速頂くとしようではないか!
ご飯の一粒一粒が立っていて、非常に美味しく香りが素晴らしいです!
ダイエット中ですが、今日はご褒美と言う事にして豪快に食す事にしよう!
また明日から優雅だが、過酷なダイエット生活に戻る事にして、増えた体重を挽回すればいい。
たまには、炭水化物も美味しく頂く事も大事ですね。
今後は、ゴルフでも始めればいいのだが中々来る機会は無いだろう土浦ですね。
しかし、近くを訪れた際には、是非もう一度寄ってみたい居酒屋だった。
☆居酒屋 高砂
住所:茨城県土浦市大和町7-14
電話:029-821-1814
営業:17:30~21:30(L.O)
定休:日曜日
総合評価★★★★(★5つが最高です)
食事 ★★★★
価格 ★★★★
雰囲気 ★★★★
サービス★★★★
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