久しぶりの不動産セミナーだったが、新しい建築素材や外断熱材の最新情報も入手した。
やはり時代と共に頭の中も、古い情報から新しい情報に入替えないと行けませんね。
銀座でセミナー終了後に、それぞれタクシーに分乗して、都心の高級住宅地へと向かった。
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物件は、国道から離れた立地に建てられたメゾネット3戸の木造住宅だった。
外観は淡いクリーム色で施され、ガレージが各部屋に備わっていて、それぞれの玄関には大型のポストに大小別に入れられる宅配ボックス、リモコン玄関ドア、ＴＶモニターが装備されている。
玄関に入ると1階には、鏡が取り付けられた扉を開けると天井まである下駄箱スペースだった。
奥へ行くとバスルーム、洗面所＆洗濯機置場にトイレがあるスペースに床下収納も2か所ある。
浴槽も広々スペースで十分な空間があり、浴室乾燥機も備わっている。
これは後から取り付けられるが、新築の時に取り付けた方が安くなるので、今後は必需品ですね。
賃貸募集にも「追い炊き＋浴室乾燥付き」と謳える為に差別化できる訳だ。
驚いた事に電気のアンペア―は、60Aが取り付けられていた！
コンセントの数もさる事ながら、この容量の電気を使用する理由は2階にあるのだった。
床下収納を開けると理解できるのであるが、この地域は10ｍの高さ規制をクリアする為に、床下の高さがギリギリまで下げられている。
早速、2階に上がるとそこはダイニングルームになっている。
広い部屋に、対面カウンターキッチンがある普通の部屋なのだが、何と床暖房が張り巡らされており、床がポカポカと温かいのには驚いた。
賃貸で床暖房とは理想なのだが工事費を考えると躊躇するが、これも最新の床暖房で韓国製だが国産の値段の半分ほどで、そして最新式のシートタイプの「ヒートプラス」を使っている事だ。
施工も簡単な配線を這わす事で、床暖房になるのでリフォームでも使えますね。
私が今でも仙台の物件を持っていたら、リフォームの際には使用したいと思います。
仙台の賃貸で「床暖房」なんて募集の際に告知したら、5000円ほど家賃がアップ出来るかもね。
この地域の家賃相場が23万円なのでこの家賃を支払える方には、今後当たり前の設備になるだろう。
それに、この新築物件は「IFSEの外断熱工法」で作られている。
猪俣さんのブログでも紹介されているが、低価格で施工できる外断熱だと思いますね！
私は余りこの様なメゾネットタイプの部屋は、個人的には好きではありません。
温かい空気が上に行くので夏は熱く冬は寒く、屋根の照り返しで夏は熱くて眠れないと聞いていた。
この物件は元々、賃貸募集でも「楽器ＯＫ」で広告を出していたそうで、外断熱とペアガラスも施され隣との間には防音されており、見えない部分もにも音に気を使った物件なのだった。
私も住宅ローンはまだ使っていないので、賃貸併用住宅を考えているので参考になるアイデアだ。
2階で過ごす事が多いので、全てのコントロールがこの2階で全て操作できるのも良いですね。
ＴＶモニターでロックを解除するのも、イチイチ下に降りる必要がありませんね。
パジャマ姿でも宅配業者にボックスに入れる様に、指示も出来るので重宝されるだろう。
メゾネットのデメリットを極力無くしたこの物件は、普通の工法より高額になってしまうが長期に渡り物件の価値を維持していくだろう。
これから少子高齢化に向かうこの国で、賃貸経営を営んで行くには差別化が必要だ。
それゆえ競争力を維持していくには、人と同じ土俵で争うよりニッチな部分で独占した方がいい。
それには新しい工法や設備の勉強は必要だと感じた有意義な1日だった。
見学させて頂いたオーナーと主催者には感謝でした！
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