2011年5月23日の記事、
『「名目GDP」と「実質GDP」の違いをざっくり説明したいの巻』で参考にさせていただきました。
ノンフィクション・ライターで「プランニング・ファクトリー サイコ」代表でもある、中野明(なかの あきら)さんが書かれた本です。
ケインズの名前は知っていても、ケインズ経済学の理論はあまりよく知らない方も多いと思います。
全部で7章から構成されるこの本は、
第1章の「ケインズとは何者か?」というところから始まり、
第2~6章では「ケインズの一般理論」の有効性と限界、失業・不況のメカニズムなど、ケインズ経済学のエッセンスを解説、
第7章の「ケインズ経済学と日本の停滞感」では、日本の現状と、今後の日本がとるべき施策についての提言が示されています。
各章の項目は見開き2ページ(左ページ:文章、右ページ:図解)でコンパクトに解説されています。
むずかしい計算式などは登場せず、図解による説明がほとんどで、わかりやすい内容だと思います。
経済学部や商学部の学生さんだけでなく、政治・経済を勉強している高校生にもおすすめの一冊です。
2011年5月23日の記事へのリンク↓
http://ameblo.jp/chottonodoryoku/entry-10900137488.html