桜が綺麗な季節ですね。
私も先日、お花見をしました。
ちょうど桜が満開で
思わず見入ってしまいました。
今まで桜って
なんとなく幸せな
優しくてあたたかい
ものだと勝手に思い込んでいたんですが。
よくよく眺めていると
茶色の枝一面に広がる
薄紅色の桜の花って
何だか幻想的なものにも
感じられて。
うまく言えませんが
ちょっとこの世のものではないような。
儚いような。
切ないような。
この日見た桜からは
そんな印象を受けました。
同じものでも
見る人が違うと
印象が違ってくるのかもしれないし
同じ人が同じものを見ていたとしても
そのタイミングによって
別の印象になるのかな
と思うと何だか不思議な気がします。
でも、これって
桜じゃなくて
人間に置き換えても
言葉一つに置き換えても
同じことが言えるんですよね。
そう思うと不思議であると同時に
世の中って面白いなと思います。
そして
さまざまな物事についても
ある一定の事実はあるにしろ
その本質については
自分の受け取り方・感じ方次第で
全く別物として捉えられるし
これが正解ってものは
ないような気もします。
桜で言えば
「茶色の枝一面に広がる薄紅色の花」
ということは事実ですが
「優しい、幻想的、切ない」
といった
桜そのものに対するイメージや印象は
それを見る人次第、みたいな
感じですかね。
どちらも正しいのかもしれないし
どちらも正しくないのかもしれない。
どちらにせよ、
もし多くの物事に
さまざまな側面があるのだとしたら
その多面的な部分を捉えられる人に
なれたらいいな。
そんなことを考えさせられた
お花見でした。
ともあれ、
本当に綺麗な桜で。
毎年満開の桜を見るたびに
日本人で良かったな、
としみじみしちゃいます。