先日、柿のポテトサラダをご紹介した時に、
トッピングに使った炒り玄米。
炒り米といえば、
お塩が湿気ないように、卓上用のお塩の容器に入れてあるお米。
炒り玄米といえば、
玄米茶に入っている玄米。
それくらいの認識くらいしかなかったのですが、
炒り米・炒り玄米は、
昔から保存食・非常食として食べられてきたものだという事を、
最近知りました。
お米あるいは玄米を炒って、
瓶に入れて保存しておけば、
非常時には、そのままボリボリ食べることもできるし、
短時間で、雑炊やお粥にする事も出来て、
おこげのような香ばしい味と食感が、
たまらなく美味しいのです!
以前、大阪北浜の花外楼の姉妹店以心で懐石をいただいた時に、
(本店の花外楼は敷居が高すぎるので・・・)
椀ものでまず心奪われました。
一口飲んで、あ~美味しい!
塩が入っているか入ってないかの微妙な味加減で、
かつおと昆布のうまみが、
こんなに美味しいと感じられたのは、
本当に久方ぶりだったような気がします。
そして最後に、いろご飯や白ご飯ではなく、
とても香ばしい茶色いお米が膨らんだようなさらっとしたお粥が出てきて、
これがまたなんとも言えず美味しい!!
お料理でお腹いっぱいのはずなのに、
お代わりしたくなるほど美味しかった!!
最後の締めまで本当に気を抜いてないお料理だって思いました。
それが、この炒り米だったんだと思います・・・
サラダのトッピングや、クルトン代わりにスープに入れたりと、
簡単に作れて、
あると重宝しそうです。
今回は、うちにあった発芽玄米で作ってみました。(お米でも同じ)
①玄米を30分程水に漬け、ざるに上げ水を切って置きます。
②鉄のフライパンを弱火に熱し、①の玄米を入れ、焦げないように混ぜます。
③最初は粘り気がありますが、少し色づいて来た頃からさらっとしてきますので、ほど良い色加減になったら出来上がり。これで10分位。さらに5分炒ると深入りの濃い色合いになります。冷まして、瓶に入れて保存します。(弱火で根気よく)
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