にあんちゃん「安本末子」 | 介護日記ちよさん認知症?はーい

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認知症の母と同居して認知症介護を在宅介護でのりきり看取りました。生前の最愛の母の要介護認定は、要介護3。車いす・介護ベッド・杖・歩行器などを介護保険でレンタル利用。デイサービス。ショートステイ。訪問介護も利用。毎日転倒や誤嚥性肺炎に気を使いながらの介護日記







息子(介護請負人)が、新聞広告を見て、初めておねだりした本が「にあんちゃん」







当時新しい本を購入するには、本屋さんに頼んで、配達してもらう時代。







毎日のように、



「母ちゃん、本屋さんいつ持ってきてくれるの?」







やっと届けてくれた本屋さんにお礼をいうのも忘れて、すぐに読んでいましたね。







一気に読んだらしく主人に、



「僕もこんなベストセラーを出して、父ちゃんに思いっきり、タバコかってあげるよ」







主人もうれしそうに「期待してるぞ!」







ある日、下の弟が、まだ二歳ぐらいだったのですが、その大事な本に、鉛筆で落書きしてしまいました。







一生懸命に、この本は大事だから、もう落書きしないようにと言っていましたが、いたずらは終わりませんでしたね。







とうとう、手を焼いて、どこか弟の目の届かないところに隠したのですが、あまりにあちこちに隠したものだから、隠し場所を忘れてしまって、その本はどこかにいってしまいました。







頭のいい子に育っていきましたが、そそっかしいのは、変わっていませんね。







いろんなものを買ってもらってもすぐに、なくすんですよ。







高校入学のお祝いの腕時計も、一日でどこかに置き忘れ、主人にかなり強烈に怒られていましたね。







今復刻版が出ているとかで、購入して、目の悪いちよちゃんのために、朗読してくれるそうです。







どんなことが書いてあったのか、思い出せるでしょうか。







不安よりも、楽しみのほうが多いです。