安全な食肉ってなんだろう? | 名古屋の宅配仕出し弁当屋~現代の食を見直す弁当屋のブログ~

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おはようございます。
イケメンです。

先日のニュースにもありましたが、日本マクドナルド社が、中国・河南大用食品からの鶏肉の輸入を認めましたね。(関連記事

薬漬けの病気の鶏肉を輸入して加工、販売したというもの。
抗生物質量をはじめ、安全管理も中国側に丸投げ。過去には同じ国で冷凍毒入り餃子事件もありましたが、一向に学習していませんね。

ご存じのとおり、肉を使ったハンバーガーを安く食べさせてくれる会社なのですが、ボクから見ると何をいまさらと言った感じです。

世論としては、マクドナルド社が悪いような一方的な風潮があります。しかし、消費者は自分の意志でお金を払って食べているわけです。選ぶ自分にも責任はありますね。

『安さ』には必ず理由があります。
安さのためには大量生産が欠かせません。食べ物商売は仕入れが大きなウエイトをしめています。食材の仕入れ価格を安く抑えることが、安売りの第一歩ですから。


食肉といえば、一般に鶏肉の他、豚や牛といったところでしょうか?
現代の畜産業では、おおむね抗生物質や抗菌剤などを使った、薬漬けの飼育が主流です。
具体的な統計による数字は把握していませんが、95%以上はそういったものでしょう。中でも牛肉に関してはほぼ100%に近いはずです。

もっとも、「投薬量や期間などが決められているので、安心なんですよ」とは言っています。



しかしね…。

あなたは知っていますか?
病気になった肉も、食肉として出荷されていることを。

例えば豚。
肺炎や結核、豚赤痢や敗血症など、全身における感染症や特定の伝染病などになるものは、全量廃棄となります。
しかし、化膿性皮膚炎の患部、外傷の部分、腱または臓器の炎症部分など、病気の部分を取り除いて出荷できるのです、公的に。

驚くべきことに、上記の全量廃棄と部分廃棄の豚の総数は7割以上もあります。
言いかえるならば、健康な食肉用豚はたったの3割以下。
どこかの国の話ではなく、現代のわが日本の状況ですよ。



畜産も、やはりビジネス。
現代では、消費者が安さを最優先に求めます。
ですから、回転率をよくして生産性をアップさせる。しかし、方法が限られます。

 
①なるべく早い日数で、食肉として出荷する。
 →生きていれば餌を食べるので、コストがかかるため。

②できるだけたくさんの数を飼うことで、出荷量を増やす。
→畜舎自体の広さはそう簡単に広げられません。なので、畜舎にできるだけたくさん詰め込む。



つまり出荷サイクルを短くし、かつたくさん詰め込めば、売り上げが上がりますよね。
経営ですから、売り上げを上げることを目指すのは当たり前でしょうし。

大量生産において、コストダウンは至上命令。
でもね、こういった方法に行きつくと、家畜に負担がかかることになります。


そこで、各種の薬剤が登場します。

①少しでも早く成長させるために、ホルモン剤などを使います。
別名を肥育ホルモン剤と言って、本来の成長よりも早く体が大きくなります。
基準値が設けられていないので、食肉に残留してもおとがめなし。

最近の子どもたちは、第二次性徴が早くなる傾向がありますよね。初潮が早かったり、声変りが小学生から起こったり。これも食肉に残留しているホルモン剤が、食べた人間の体に作用して、より早く「大人化」するのを促進しているという見方があります。

②たくさんの家畜をすし詰めで飼うと、当然ストレスが発生します。動物は縄張りを持つものも多いですから、24時間他に密着するとか、体の回転もできないような狭いところに閉じ込められると精神や行動にも異常をきたします。

くちばしで他の鶏をつっついてけがをさせたりね。その傷が元で感染症などの病気が始まってしまうと、最悪、その厩舎が全頭処分になりますよね。つまり売り上げにならないので避けるべきこと。

だから、あらかじめ抗生物質や抗菌剤を餌などに混ぜて与えておくことで、病気の蔓延を防ぐわけです。
じゃあ、病気になった家畜だけ治療すればいいのにと思いますよね?
そうしたほうが、手間が増え、人件費も薬代も多くかかる。だから、こうした安上がりで画一的な方法が選ばれるのです。

たとえ話としては、人間が風邪をひきたくないがために、毎日風邪薬を飲み続けるようなもの。(↑これも間違った考え方なので念のため)

国としては抗生物質や合成抗菌剤は、食肉に残留してはいけないことになっています。
しかし、その検査方法も甘いですし、実際は残っているもののほうが多いと考えられます。

もっと厳格化、厳罰化すればいいのですが、食肉加工業、製薬会社、その他ものもろと困る業界が多いので、なかなか先に進んで行きません。食の世界でも官民がべったり癒着していますから。


こういった薬剤を飲ませ続けると、耐性菌が発生しやすい環境になります。
耐性菌が発生すると、抗生物質が効かないということになります。

あなたが不慮の交通事故で、救急車で運ばれ手術を受けるとします。
術後、感染症を防ぐ為に抗生物質を投与されても効かないということもあり得ます。
せっかく手術で命が助かっても、細菌による感染症が原因で敗血症などで亡くなるという、最悪のシナリオも考えられるのです。


こういった、人間の都合だけでかわいそうな一生を送る家畜が見ていられず、動物を食べないベジタリアンという選択をする人もいますよね。

情熱弁当では、鶏、豚、牛、卵、合鴨、魚に至るまで、薬品に頼らない飼育をしたものだけを選んで使っています。

『食べない』のではなく、『選んで食べる』。動物性食品には栄養的にも有用な部分も多くありますから。しかし、上記のように大量生産ができないので、薬に頼らない飼育は、価格もそれなりに高い。

そういった飼育方法の食肉を選択する人が増えていかないと、薬漬けの畜産が肯定されてしまうわけですね。



ちなみにこれは、薬品を一切使わず育った牛肉。
牛肉といえばサシが入っていますが、これはそういった飼育上の加工もされていません。
「ほんとうの健康的な食用牛」なんですね。


名古屋の小さな小さな弁当屋が、両足を踏ん張ってできる主張が、こういった食材のチョイスにつながっています。

1個1500円のお弁当は、とても高く感じるでしょう。
しかし、現代の食における問題点や闇をどうしても知ってほしい。

なぜなら、食を選ぶのは人任せではなく、自分自身であるべきだから。






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