6年ぶりに、夏期講習というものに行ってきました。
今回はピアノソロではなく、歌手とデュオを組んでふたりで参加する、フランス歌曲に特化した特殊アカデミーでした。
8月10日 大阪でお仕事の後、夜に関空発
8月11日 早朝パリ到着、パリ郊外のお城でリハーサル
8月12日 お城でコンサート(その後、セーヌ川の川べりでビールを飲む初体験)
8月13~15日 パリで絶望しながらアカデミーのための練習、トゥール(パリの少し南の街)へ移動
8月16~25日 プーランクアカデミー
8月27日 パリに戻ってピクニック×2
8月28日 帰国
パリのお城ではコンサートもさせていただき、そこで演奏したプログラムと全く違う曲をアカデミーには持って行ったため、講習が始まる前は絶望しかありませんでしたが、フランス歌曲が大好きな、オタク気質なメンバーに囲まれて、日常を忘れて本当に楽しかった10日間でした。
練習し放題だったので、すごく久しぶりに、練習ばかりできて幸せだった。。。
声楽家二人
ピアニスト二人
フランス語の先生二人
アレクサンダーテクニックの先生二人
8人の先生のレッスンを、まるで高校生のように毎日回っていくスタイルの講習会。
その間には、プーランクの唯一の直系の弟子、ガブリエル・タッキーノ氏による、プーランクのピアノソロのマスタークラス、出演するコンサートが二回、ラヴェルとルーセルについて、専門家を呼んでの全体講義が二回、みんなで映画鑑賞が一回。
ここで出会った仲間たち、学んだ全ての事が、宝物です。
全力で音楽を愛して、音楽を全力でやっている人に囲まれて、わたしも、もっと音楽やっていいんだ、音楽家であることに、もう少し誇りを持ってもいいのかな、と思いました。
もっともっと、愛すべきフランスの名歌曲たちが、日本でも広まっていきますように。