めでたく娘が産まれた早１年。
おそらく現在世の中にある食べ物の中で最愛のバナナを
めいっぱい盛り込んだシフォンケーキ焼いてあげようと母立ち上がる。
・バナナ６０ｇ※いつもより１０ｇ多め
・みかん果汁２０ｇ
・バニラオイル６滴
※ここで早くもうっかりが・・・１５ｇの予定だったみかん果汁を
何を勘違いしたか倍量の３０ｇ注いでしまう・・・
ばしゃばしゃのバナナみかんジュースができあがり、
急遽１０ｇ分みかんジュースを取り除き、ひとまず２０ｇで続行。
１．卵黄生地を作る。
水を入れるタイミングで準備したつぶれたバナナを投入。
出来上がった生地。
実は、最初に出来上がった生地はもっと滑らかな
液体状の生地。さすがにどんなに固いメレンゲと混ぜても
これじゃ焼き上がりが水っぽくなってしまう・・・と
急遽米粉を１０ｇ豆乳。
そこでなんとか多少どろっとした生地に。
ところが、この適当な応急処置が、のちに悲劇を生む・・・（涙）
２．卵白に砂糖を混ぜ、ハンドミキサーで泡立てて、メレンゲを作る。
→基本の米粉シフォンの作業手順と一緒。
（泡締め前）
（泡締め後）
今回は、しっかりと泡立てようとぐるぐる混ぜていたら、
気づいたら５分越え。でも卵白の量が多かったためか、
分離せず、しっかりツノのったたいいメレンゲが完成。
３．卵黄と卵白を混ぜて、生地を完成させる。
→基本の米粉シフォンの作業手順と一緒。
３５回混ぜてみたけど、重みのあるしっかりとした生地が完成。
ところが・・・
４．シフォンケーキ型に流し入れ、菜箸で筒に沿ってぐるぐると
かき回し空気を抜いて、軽くゆすって表面をならす。
何が起きたのかと目を疑うほどの量に・・・
型から溢れんばかりの超ボリューミー。
苦肉の策で、よく巷のレシピ本でお見かけするように
ゴムベラでてっぺんを慣らしてみても、
全然落ち着きを見せないこの量・・・
５．１７０℃に予熱したオーブンで３０分焼く
ひとまず焼いてみたら・・・
・・・撃沈・・・もちろんお花なんて咲きません。
この悲惨さがよくわからないかもしれないので、もう２ショット。
娘よ、母は張り切りすぎたのだろうか・・・
もはや膨らむなんてレベルじゃなく、溢れてしまったシフォン・・・
今まで何度やっても膨らまなかったバナナの思い出なんて、
この瞬間に遥か彼方に消えてなくなりました・・・
娘よ、一生に一度しかない１歳の誕生日・・・
本当にごめんなさい。。。
ひとまず泣く泣く冷まして、いつも通り、冷蔵庫で一晩寝かすzzz
6/2
誕生日の昼下がり、恐怖の型外し。
昨今、まれに見る大失敗の図・・・
母、娘に平謝り・・・
■実食
◆見た目☆☆☆☆☆
・膨らみ・・・◎（溢れてます）
・弾力 ・・・△
→もうコメントのしようがありません。
娘よ、ごめん・・・来年の２歳の誕生日に、
びっくりするくらい美しいシフォンを焼いてあげるから！！！
◆味 ★★★☆☆
→見た目は惨敗ですが、味はそこそこ美味しい。
バナナのくせがちょっと取れていて、
甘みもほどよい。みかんとのコレボレーションは
成功だったかも！？
◆食感 ★☆☆☆☆
・ふわふわ・・・◎（しすぎて、すかすかな感じ・・・）
・もちもち・・・△
・しっとり・・・○
→バナナとみかんの水分でしっとり感はよくでていたが、
とにかく膨らみ過ぎて、生地の密度がうすく、
ぱさぱさというか、すかすかというか・・・
とにかく大失敗です。。。
■失敗と教訓
・肩の力を抜いて、一呼吸。
→贈答用だったり、来客用だったり、なにかイベントに向けて
作るとそのたびに、今までしたことのないような失敗を
してしまう・・・ちょっと意気込みすぎかもしれない。。。
ということで、ここぞというときこそ、あまり考えすぎず、
ゆったりとリラックスして準備できる余裕があると
いつも以上に上手にできるかも・・・
ひとまず、バナナ＋みかんの配合はもう一度考え直し。
ちなみに、見た目なんて微塵も気にしない天真爛漫な娘っこは、
ホールに手を突っ込み両手でむさぼり食べ続け、
仕舞いにはそれでは物足りなかったのか、
ホールに顔を突っ込んでむしゃむしゃと食べだす始末・・・（苦笑）
シフォン道を邁進する身の上としては今回は惨敗でしたが、
そんな娘の姿を見ていたら、むしろぐちゃぐちゃになりながら
好きなように食べられるそんな子供心を大いにくすぐるシフォンを作れて、
よかったのかも・・・とも思いました。
でも、今度はもっと素敵なシフォン、作ってあげるからね！
============================================================
→米粉シフォン作成手順はこちら
→これまでに研究したレシピ本の一覧はこちら