Adtech is dead. | マイクロアドの社長のアメブロ

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株式会社マイクロアド社長の渡辺健太郎のブログです。
広告プラットフォーム・アドテクノロジーの会社をやっています。


先日のマイクロアドの社員総会で今後の大きな方向性について
プレゼンテーションを行いました。

ここ半年位は大きな変わり目、潮目の変化を感じていたのですが、
新しい期が始まる10月より体制を大幅刷新しました。

今回一番重要なポイントは明確な自己否定です。
ある意味アドテクノロジーはディスプレイ純広告への
カウンターだったと思っています。
何年も前から言っていることですが、
インターネットのテクノロジーによって
証券取引やオークションなどのC2Cサービスは
取引の単位が最小化することによって
取引数が爆増し大きな変化が生まれました。


一方、ネット広告は市場は一番早く立ち上がったものの取引自体は、
旧来然としたスペースの売買でありネット媒体自体が新鮮であるという世界でした。
それを最初に変えたのがリスティング広告で、
次の変化がRTBをプロトコルにしたディスプレイ広告の変化だと思います。


しかしそれがネット広告の大半がプログラマティク取引に移行した今
アドテクノロジーはカウンターじゃ無くなったなと。
そもそも純広告なんてもうほとんど無いし。

なので

Adtech is dead.


実際今のマーケットの大半はリターゲティングで出来ているし
市場はレッドオーシャン化していて
粗悪品やコピー商品も増えて来たなあと思います。


マイクロアドはそれなりにこの市場のシェアをとってきたけど
もうテーマが変わったので次に行きたいと思います。
まじでアドテクとか言ってる場合じゃ無い。


テクノロジーなんて当たり前だと思う。
そもそもインターネットなんだから。
もっと凄いものを創らなくてはいけない。
本当にそんなもの出来るのだろうかという領域に
チャレンジしなくてはいけない。
そう考えるとやはり今あるものは残念ながら
しょぼいと言わざるを得ない。
こんなものでは無い。


そういう現状認識を元に次に行きたいと思います。

もっともっと大きな市場を創れるはずで
それを証明して行きたいと思います。