小雨降る赤坂にやって参りました。
東京女子流 赤坂ブリッツ連続公演第4回
TGS Discography in October (4th Album「Killing Me Softly」より)
HARDBOILED NIGHT 第4夜「Farewell , My Lovely さらば愛しき女よ」
接近する台風19号への不安も交えつつ、待望のニューシングル「Say Long Goodbye」の先着予約特典であるハイタッチ会への参加、という未体験ゾーンへの誘惑もあり、
「べ、別にハイタッチ会とか興味ねーけど、やるって言うならついでに行ってみっかなー、って思っただけだから...」
というクールな心持ちで現地入りしましたら、まさかの先頭から4人目。
気合い入り過ぎだろ>私
無事にハイタッチ券を手に入れて、先月同様に虎猿ディさんと合流。ちょっと小雨が強くなって来たので地下の喫茶店に避難し、そこでまさかのサイン会が発生。
正確には、私の作品「in White #01」を気に入って下さった虎猿ディさんが、それをプリントアウトしてピクチャーフレームに飾って下さるとの事で、そこに作者の私にサインを入れて欲しいとのリクエストにお応えしたものです。
そこまで気に入って頂けるのは大変ありがたい事です。
今後の作品も、そのように感じて頂けるよう精進していこうと気を引き締めた次第です。
そして広場でしばしの談笑後、昼の部公演へ。260番台という事で、そこそこ中途半端な前方7列目くらい、いつものようにひーちゃんと未夢ちゃんの中間くらいのポジションへ
あれ?そう言えばなんでいっつもこの辺りなんだろう。原初体験である4月の松井病院以来、基本スタンディングはこの位置ですね。
4thアルバム「KILLING ME SOFTLY」からのラインナップ、やはりトピックとしては「十字架 ~アルバムバージョン~」の事実上初パフォーマンスですね。
映画バージョンとはイントロや間奏部分などの尺、テイストが異なる点を考慮した振り付けの変更も含め、個人的にはこの曲のいくつかのバージョンの中でも一番好きなアレンジですので、「渋公の生バンドはどんな風になるんだろう」と思いを馳せつつの鑑賞となりました。
アンコールはちょっと予想外の「チムチムチェリー」「ヒマワリと星屑 English Ver」という事で、実は秘かに期待していた「Partition Love 中国語Ver」が無く残念!って所はありますが、野音ライブの感動が蘇ってくる最新曲の数々を堪能しました。
余談ですが、「ヒマワリと星屑 English Ver」をやる時は、観客からのコールも
「ヒィーチュァーーンヌ!」
「ヨゥリィチュァーーンヌ!」
「アァーーーチュァンヌ!アァーーーチュァンヌ!」
と「ちょっと巻き舌」になったら面白いのに、と思ったりしています
さて、問題はここからです。
ライブが終わり、いよいよハイタッチ会の段取りへ。虎猿ディさん、rusticvillageさん、梅っちょさんと次々に合流し、
虎猿ディさんはひーちゃんTシャツ
rusticvillageさんは友梨ちゃんTシャツ
私は箱推しTシャツ
...という錚々たる陣営で進んで行きました。
※梅っちょさんのめいてぃんTシャツは、雨に濡れる事を避けて自宅待機。
ブリッツの2階に設定されたハイタッチポイントに向かうに連れて、「なんだか暗い場所だな」とは思ったのですが、女子流メンバーが見えてくるとそれは確信に繋がりました。
「なぜ、こんなに暗い場所でやってんの?」
そんな疑問も解明されぬまま、いよいよ我々と女子流メンバーの距離は接近してきます。
この辺りからですね。徐々に記憶しているものが少なくなっております。
あぁちゃん側からハイタッチがスタートした訳ですが、あぁちゃん、未夢ちゃんと流れて行きながら「夜の部も頑張って下さーい」的な事を言っていた気がします。
声が出ていたら、の話ですが。
そして、ひーちゃんに近付いた時に、私の一つ前の虎猿ディさんがご自分のTシャツをひーちゃんにアピールしながら私の方にパス回しをして下さった...ような気がしましたので...すかさずひーちゃんに向かって箱推しTシャツをPRした所、
「お!」
と目を見開いて反応してくれました...ような気がします。
その「お!」が何の「お!」なのかは知る由もありませんでしたが、なんかそのどさくさでひーちゃんとは2回ハイタッチをした...ような記憶があります。
その後の、友梨ちゃん、めいてぃんと続くハイタッチなんですが、...流れ的に当然やっている筈なのですが、...よく憶えていないんですね。
斯様に全体的に薄暗い所で行われた泡沫の出来事は瞬く間に過ぎて、気付けばブリッツの1階に戻って来ていました。
その時の状況を、私の記憶している範囲で表現してみたものが以下のイメージであります。
えー、私が病んでいる訳ではなく(笑)
本当に、ほぼこんな記憶なんですね
こういう感じのイベントに免疫がない人間が初めて触れる時なんて、こんなものではないでしょうか。
余りに記憶が無さ過ぎて、反省する点もありませんでした。
強いて言うならば「もっと憶えてろ」という反省でしょうか。
夜の部は60番台となかなかの良番だった事もあり、3列目、未夢ちゃんの正面あたりを陣取りました。
夜の部の目玉は、何と言っても新曲「Say Long Goodbye」でしょう。
ディレクター曰く今回のステージでの成功率40%台という定評の曲は、事前のユーストによる事前鑑賞も行われないままの初公開となります。
これまでにないバイオレンスな展開を見せるムービー部分も楽しめましたが、終盤に至っていよいよベールを脱いだこの曲、正直に言えば、初めて聴いた時は「おお、色々チャレンジしてるぞー」という程度の感想でした。
作曲のコモリタミノルはSMAPの「SHAKE」「ダイナマイト」「らいおんはーと」などの楽曲提供で一時代を築いたヒットメイカーですが、私にとってはそれを更にさかのぼる1990年当時に聴いた彼自身のアルバム「MAHAINA CHOO CHOO」で見せた「根っからの陽性なお気楽ポップアーティスト」という印象が強く、今回の楽曲も「バラードとは言え、彼ならではの湿っぽくないストレートな曲」と受け止めましたね。
公演中この曲は二回歌われましたが、二回目の方が遥かに力強さを増して、かつ全体が整っていた事も踏まえ、「伸びしろが余りまくっている曲」という認識を持ちました。
この曲が収録された現在のアナログ盤や12月発売のシングル盤は「プロトタイプ」と考えて差し支えないでしょう。年内の全てのライブを終了した後に、改めて収録し直して欲しい曲となりました。
まあ、その点は全ての「HARDBOILED NIGHT」関連楽曲について言える事ですが。
とは言え、メンバー全員が持ち味をしっかりと打ち出して、なおかつ全員参加のコーラスワークを聴かせる曲なんて、これまでにない新機軸である事には違いありません。
この曲でも、声の力強さと柔らかなビブラートを体得した未夢ちゃんの成長ぶりには、目を見張るものがあります。彼女のボーカリストとしての成長が、この曲の「全員野球の安心感」の一助となっている事は間違いないでしょう。
一週間の話を語るつもりで、初日が長過ぎますね。
一旦区切りまして、CMのあと、中編へ続きます。
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