こんにちは。千葉です。

今日は録画放送の所為で(おかげで)朝からMotoGPフランス・グランプリを見ました。ヤマハ、強すぎる…


それはさておき、読み終わった本の話です。先週がマンガばかりでしたから、反省も込めて(嘘)活字の本です。


原発・正力・CIA―機密文書で読む昭和裏面史 (新潮新書)/有馬 哲夫
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ちょっと前に読んだ「日本テレビとCIA」 の続き、と言ってしまってもいいのでしょう。正力松太郎氏がいかなる理由で原発の父になったか、ということをアメリカの公文書などから探る一冊です。


いやぁ、こんなに生臭い人だったのですね。千葉の世代だと、同じ巨人軍オーナーでも松太郎氏ではなく亨氏の方しか知らなかったりするものですから、まさかここまで権勢欲の人だとは。今では民間からいきなり総理大臣を目指そうとて議員になる人はあまりいませんからね…(最近の例が一人思い浮かんだけど、その人の話は今は避けます)


日本テレビが早い時期にテレビを導入し、アメリカの番組を放送したこと、松太郎氏がプロ野球の父とも称されること、なるほど、有馬氏の指摘どおりテレビも原発も、アメリカの意向もあって導入されていると考えれば筋は通りますね。そして現在に至るかの社の独裁的な体質というのも、なるほどです。


いけませんね、メディアのバイアスは受け取る側が明確に意識していないと、ヘタをすると結果として洗脳と変わらない効果をあげられてしまう。自分が見ている媒体での言説が「正」である、と無自覚に受け取ってしまうことのないよう気をつけよう、と今さら痛感しています。


まぁ、メディアへのツッコミはいくつか保留していたものがあるし、最近の朝日新聞にも耐え難い論調が目立つのでそういう話も少しはするかもしれません。ただ、それは過去の事実とは切り分けて考えたいと思っています。かつてこういうことがあった、しかしそれに対して正邪の判断はしない。そういうスタンスで新聞もテレビもネットも見ていかんといけませんかな、ほっほっほ…(誰だよ)


以上、ここ最近の「21世紀の逆コース」に非常に心を痛めつつ。

なお、本日のマーラーはギーレン指揮南西ドイツ放送響の交響曲第九番です。ではまた後ほど。