こんにちは。千葉です。
今、ル・マン24時間耐久レースやってるんですよね、サルテ・サーキット。見たいなぁ、今年のマシンが走ってるところ・・・アウディの変態的な空力処理がね、実際のところどうなのか、凄く気になります。


テレビ放送がなくなって久しいル・マンですが、BSでもスカパーでも良いから復活してくれないかしら、ハイライトでもいいので。世界三大レースのうち二つまでも見られない現状、ちょっと困ります。インディ500は気づいたら終わっていましたからね、もう。

えっと、苛立ちついでに。今日はMotoGPもあるのですが、仕事の関係で125&250クラスはまたしても見られません(もうはじまってますよね、ちっくしょう・・・)。むむむむむ。

さて気を取り直して。昨日の公演の興奮も冷めぬまま、今度は今週末に向けた予習の開始であります。


◆セルゲイ・プロコフィエフ 交響曲第二番 二短調 op.40

以前に聴きこんだゲルギエフ&ロンドン響、ロストロポーヴィチ&フランス国立管、そしてラインスドルフ&ボストン響のディスクに先日購入したばかりのロジデーストヴェンスキィ&モスクワ放送響の全集からの一枚を取り出してみたりして。聴きなおしの感想はまたそのうちに。

実演でこの曲、というと昨年のゲルギエフ&ロンドン響のものが思い出されます。まぁ、あのときはこの強烈な作品が『前プロ』扱いという恐ろしい構成でしたが(笑)、今度の日本フィルでは堂々のメイン・プログラム。だからってわけじゃないですが、気合を入れて準備しなくてはね。(でもスコアまで購入するかどうかは微妙、というか未定)チャイコフスキィ(組曲)、モーツァルト(ヴァイオリン協奏曲)とこの作品が並ぶのは果たして如何なる感じで聴こえることか、大いに期待して待つといたしましょう。

最後に。あの、一月の公演の時、聴くことができた演奏の水準に対して来場者が少ないなって思ったのです。
率直に千葉の所見を申し上げます。ラザレフ率いる日本フィル、今聴くべき都内のオーケストラ公演の筆頭だと思います。スダーンの元、見事に鍛えられている東京交響楽団はもう確固たる定評を得ていると思いますが、ラザレフと日本フィルはそうではない、今まさに新たな何かになろうとしているところです。この時期を見ずしてドメスティックな音楽家を見守る楽しみなどありえますまい、いささかでも千葉の煽りが気になられた方はぜひ、彼らの演奏を聴いていただきたく。

プロコフィエフの音楽が録音ではピンとこない、なんてよくあることです、そういう方こそ是非実演で聴いてみられては如何でしょうか。目の前のパフォーマンスを見て、そしてその結果生み出される音響を受け止めること、それだけがコンサートに行くことの意味だと千葉は思います。今ひとたび申し上げておきます、ぜひ、と。

ではこれにて。ごきげんよう。

●公演情報: 第611回定期演奏会

2009年6月19日(金)午後7時開演
     20日(土)午後2時開演
会場:サントリーホール 大ホール

指揮:アレクサンドル・ラザレフ[日本フィル首席指揮者]
ヴァイオリン:ニコラ・ベネデッティ


<プロコフィエフ交響曲全曲演奏プロジェクトvol.2>
チャイコフスキー:組曲第4番《モーツァルティアーナ》
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番
プロコフィエフ:交響曲第2番