みなさまお久しぶりです!看護学部齊藤です。

10月に入り大学も後期の授業が始まりました(ノ´▽`)ノ

履修登録は本日までですが取りこぼしはないですか?(笑)


長いようであっという間の夏休み、

ぬいぐるみ病院では8月27日に保育所での実施があり、

9月に入ってからは11月に亥鼻キャンパスで行われる亥鼻祭に向けた準備を開始しました!

保育所での実施に関しては、担当者からのちほど報告の記事をアップしますのでお楽しみに(^O^)/


さて、今日はお昼休みに看護学部棟リフレ215にてワークショップを行いましたのでその様子をお伝えします≧(´▽`)≦


今日のテーマは「コミュニケーション」。

「コミュニケーション」から連想される言葉を模造紙に書き入れてマインドマップを作成し、

その言葉の中からぬいぐるみ病院の活動と関連するものをピックアップしながら、

これから私たちは何を学んで行ったらよいのか、どのようにその知識を生かしていけばよいのか、といったことを考えました。


文章で説明すると堅苦しいことをしているように見えますが、実際はお昼ご飯を食べながらゆったりと行っています(笑)





はじめに緑や青のペンで「コミュニケーション」と聞いて思い浮かんだ言葉をどんどん書き入れ、さらにそこから連想ゲームのように広げていきます。


「はなす」「話し方」「声のトーン、大きさ」「表情」「思い」「一対一」

「きく」「きく態度」

「かく」「絵、イメージ」

「会話」「キャッチボール」

「受け取る」「伝える」「意思疎通」

「相手の人」

「知る」

「たのしむ」「遊び」「スポーツ」


一部をピックアップしてみましたが、「コミュニケーション」というのはただ誰かと会話することだけをいうのではないということがわかりますね。


そして次に、この言葉たちから、今後の活動に生かしていけそうなことを赤やピンクのペンで書き入れて、話し合いをしました。


その中の一部をご紹介します。


「はなす」

・ゆっくり丁寧に話す

・子どもの好きな声や大きさ、話し方を心がける、声のトーンを上げる

・成長(発達)段階に合わせた話し方をする

・表情をつける、顔の筋肉を使う

・専門用語を使わない、わかりやすい言葉を使う

・相手の言ったことを繰り返して理解を示す


→ぬいぐるみ病院では、いろいろな年齢の子どもたちと接する機会があります。幼稚園であっても年少さんと年長さんでは2歳ほどしか離れていませんが、やはり全体的に見て年長さんのほうがいろいろなことを理解できます。また亥鼻祭では小学生とも接する機会があるので、幼児との言葉づかいとはまた変わってきます。声のトーンや大きさ、スピードや言葉遣いなどは、子どもに合わせて変えていく、ということを意識しておきましょう(^O^)


 話し方についてはほかに、子どもと一対一で話すときと、対複数で話すときにも心がけるべきことに違いがあるのではないか?といった意見もありました。ぬいぐるみ病院の活動の中で言えば、模擬診察(一対一)と保健教育の劇(対複数)が例でしょうか。どんなことを心がけるべきか、みんなで考えていきたいです。


 また「専門用語を使わない」というのは、子どもだけでなく、将来医療従事者になるうえで大切なことです。わかりやすく伝えること、そして相手のことを理解して物事を進めていくことを心がけていきましょう!


 ちなみに、看護学部では1年生の後期に、「人間学」という講義の中でコミュニケーションについて学ぶ機会がありますが、そのなかで、「相手の言ったことを要約して繰り返す」という手法を学びます。こうすることで相手に「理解してもらえた」という安心感を持ってもらったり、もし間違えた理解をしているときにその理解のズレを修正できます。この講義の中では、ほかにも「人と話すときに一番落ち着いて話せる位置はどこか?」といったことを実践を通して学びますので、こういったこともぬいぐるみ病院での活動に生かしていけるといいですね!



「知る」

・子どもの発達段階について知る

・子どもの興味・流行りを知る

・保護者の方が子育てで大切にしていることを知る

・自分のコミュニケーションの取り方を客観的に知る


→先ほど「はなす」の中でも「成長(発達)段階に合わせた話し方をする」とありましたが、そのためには子どもの発達段階にとについて知ることが大切です。また、同じ目線に立って話せるように、子どもの興味についてや、今子どもたちのなかでどんなことが流行っているのかについても知っているといいですね。


 また、幼稚園で実施をする際には、色々な配慮が必要になります。幼稚園というのは「学ぶ場」であり、学校と同じです。活動はその貴重な教育時間を使わせていただきますので、「正しい知識」を教えることはもちろんですが、先生方がどんなことに気を付けて子どもたちと接しているかや、保護者の方々がどんなことを子どもたちに教えたいのかについて知ることも必要なのではないかと思います。




 「知る」に関連して、幼児の発達段階について知りたい!というひとのために、医学部3年の神田さんが本を二冊紹介してくださいましたので、こちらでもおしらせします♪





(左)『3歳から6歳 保育・子育てと発達研究をむすぶ 幼児編』 神田英雄著⇒詳細はこちら

(右)『育ちのきほん 0歳から6歳(初めての子育て)』 神田英雄著⇒詳細はこちら

エピソードなどを踏まえてわかりやすく書いてあるので興味のある方は是非読んでみてください、とのことです(^-^)/



ワークショップをしていろいろな人の考えを聞くと、新たな発見やもっと知ってみたいことに気づかされます。

今回参加できなかった方も、ぜひぜひ今後のワークショップや勉強会に、気軽に参加してみてくださいね≧(´▽`)≦♪